あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

営業部隊の構築2/GOAL

2007-10-14 11:42:02 | プロジェクト
採用活動を一任された時、昨日書いた項目のチェックは終わり、社の置かれている状況はほぼ把握していました。

その後、会社の目指す方向性についてトップと何回も打ち合わせをし、新しい事業戦略を組み立てました。

後は、どこの部署にどんな人をはめ込むかです。

しかし、その前に重要なポイントがあります。それはマンパワーの補充だけでなく、採用活動を通じて目に見えない付加価値を狙い、会社の企業価値を高めるということです。

◆会社の利益になる、その人の業界知識を収集する
◆会社の利益になる、その人の人脈を把握し吸収する
◆志望動機を語ってもらい、視点の多様性を意識しながら採用する

特に、志望動機は重要です。中途採用の場合、新卒採用とは異なり志望動機の向こう側には過去の成功体験や熱烈な欲求があるケースが多いからです。

志望動機は、入社後の本人の仕事に対するモチベーションと、他の人間とのシナジー効果を持たせるための人事組み合わせに欠かせない重要な要素なのです。

ハーバードビジネスレビューで、倒産の危機にあったIBMを立て直したルイス・ガースナーは「硬直したIBMの組織中に市場性を持ち込むため、人事政策では多様性を重視した」と語っています。女性社員、身体障害者、同性愛者の実力登用と国際幹部メンバー中での大幅なシェア拡大は活力を生み、その後の業績躍進の原動力になりました。

成功するためには、成功事例を徹底的に研究・実践し、自分独自の勝ちパターンを確立することが重要だと思います。

今回の営業部隊の構築は私にとって、リクルートでの採用ノウハウと人事マネジメント、その後の様々な経験によるノウハウを全て注ぎ込む活動にしたいという想いが日々強くなってきています。

つづく

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