あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

コンサル企業立ち上げのお手伝い

2008-08-13 19:55:09 | プロジェクト
夏休み真っ盛りという感じの日差しの中、六本木にある某大手コンサル企業の採用担当ディレクターT氏を訪問しました。

お盆の真っ最中ですが、採用活動にお盆はないのかも知れません。

ちなみにこの会社は、日本で知らない人はいない某有名大手グループが半分ほど出資し、残りは外資系企業が出資してできた会社です。

T氏が語ってくれた、ある言葉がとても印象的でした。

「ポジションやお給料から入る人材に、興味はありません。自分が今まで何をしてきて、その流れを汲んでこの会社で何をやりたいのか。それが語れる人材は、以前の報酬より上げてでも採用したくなりますね」

情報誌の完成打ち上げ

2008-08-11 23:25:29 | プロジェクト
本日は、情報誌の完全データ入稿日。

印刷会社さんにデータをお渡しした後は、納品を待つだけです。

この前の土日も制作作業で遅くまで一緒に働いていた仲間と、神田の江戸っ子寿司に打ち上げに行ってきました。

写真は、その時食べた豪華4点盛りです。

この他にも、新サンマの刺身、かんぱちのかぶと焼き、穴子の白焼きなど、美味しい魚を堪能しました。

「頑張ったら、必ず報われる」―それは、非常に大事だと思います。

外資系証券での打ち合わせ

2008-01-17 10:31:28 | プロジェクト
サブプライム問題の余波が続く昨今。日経平均株価の下落がどこまで続くのか、底なしの様相を呈しています。

そんな中、本日は六本木にある外資系証券のアポへ。

投資部門のディレクターと営業部長さんとで、今後の仕掛けについて意見交換をしました。

日本のメガバンクの営業は旧大蔵省による護送船団方式指導のもと“貸付残高至上主義”が長らく続き、国際的なサービス競争力という点では大きく立ち遅れています。

どんな立派なビルを構えようと、ついこの間まではMOF担で接待の上手な人が出世したような組織でした。それは、決算書の収益力の低さに見事に露呈しています。

全国の資産家や中小企業のオーナーといった富裕層は、そういった世界レベルとは大きくかけ離れた低いレベルのサービスに甘んじているのが実態です。

先日テレビ東京のワールドビジネスサテライトの中で放送された「富裕層マーケティング特集」では、億単位の資産を築いた40代の富裕層の生々しい声が放送されていました。

「大手銀行の担当者は、話していても我々と感覚が全く違う。彼らには、資産運用は期待していない」

ここに、大きなチャンスがあると考えています。

長崎に根付く中国文化

2007-12-12 23:14:27 | プロジェクト
出島しかなかった当時、長崎は世界文化を吸収できる唯一の街でした。

鎖国状態だった日本で貿易を許された長崎には、当然貿易に長けた中国人も大勢来日しました。

長崎にはその時の子孫が今でも住み、華僑社会のようなコミュニティを形成しているそうです。

面白いのはスペイン人やポルトガル人も大勢来日し、その子孫もいるとのことでしたが、現在に到るまで同じ民族同士で結束しているのは中国の人達だけだそうです。

特に毎年行われるお祭りは一種独特の雰囲気らしく、この写真のような道具も使われ盛大に行われるとのこと。

長崎の街には至るところに西洋式の建物があり、異国情緒に溢れています。郊外の画一的な住宅街で育った自分としては、こういった環境で育つとまた違った感性が育まれ、別の人生を歩んでいたかも知れないと感じました。

長崎出張/グラバー邸にて

2007-12-11 23:53:44 | プロジェクト
長崎に行ってきました。日帰りです(笑)。

目的は某有力会計事務所の所長への取材依頼と、某外資系証券ディレクターの紹介です。

この所長は業界では非常に有名な方で、先進的な経営手法を次々に実施し、成功させてきたことでも知られています。

“ミスターTKC”と称され、まだインターネットが普及する前に阪大の基礎工学部出身の人間を採用、IT課長に任命し、事務所のIT化を促進したという強烈なエピソードをお持ちの方です。

次回の情報誌への出演依頼もOKを頂き、また世界的にも先進的な金融商品を前向きに取り組んで頂くこともご了承頂きました。

帰りの飛行機の時間まで余裕があったので、長崎の名所グラバー邸へ。ここは中学の修学旅行時以来なので、ほとんど初めてのようなものです。洋館の美しいフォルムと綺麗に咲いた花の組み合わせが、まるで絵葉書の写真のようでした。

高台から見える長崎港の眺望は、絶景でした。当時の長崎は上海への密航ルートだったらしく、グラバー邸の中には青年時代の大隈重信や板垣退助が密航前に隠れていた隠し部屋もありました。

当然、密航は重罪です。当時革新に燃えていた若者は、命の危険を冒してまで世界の最先端の情報を取りに行っていたと思うと、隠世の感があります。ただ、いくらインターネットが発達しようと、一番重要な情報は人に属しています。

実はそのことを一番実感したのが、今回の出張でした。

盛大なる懇親会

2007-12-10 23:24:26 | プロジェクト
本日は西新宿にある某有名ホテルのパーティー会場で、私が関わっている企業の盛大な懇親会に出席しました。

グループ企業合わせて総勢150名近くの人々が総結集し、乾杯の音頭は元さくら銀行の副頭取という豪華な顔ぶれです。

関連企業の役員の方々を次々と御紹介頂き、名詞交換と話に夢中になるあまり、豪華な料理に全く手をつけることができなかったのが非常に心残りです(笑)。

思えばリクルートに入社した時、入社式は武道館でした。インカムをつけた社員の規律正しい見事な動き、大スクリーンに映し出された数々の映像…。その時の躍動感は、今でも鮮烈に覚えています。

事業を創るということは、一緒に目標を共有できる仲間作りでもあると思います。

勢いのある大勢の社員のパワーを目の当たりにして、そのことを実感しました。

情報誌がついに納品!

2007-12-07 23:47:00 | プロジェクト
ついに納品しました、渾身の作が(笑)。

まずは、第一弾の1,500部です。全体で15,000部ですから、まだ1割です。半年で3倍にはもっていきたいと考えています。

インターンシップの大学生に事前にお願いしていた女子大生封入部隊が、早速会議室で手際良く封入していきます。

今回は透明なビニールの袋で、かつ宛先シールもA4で44枚貼りの最小シールを貼るので、クリエイティブのインパクトを最大限アピールする体裁になっています。

こういったディティール(細部)が、実は非常に重要なのです。

ターゲットにどういった状態で届くのか、それを受け取ったターゲットはどういう気持ちになるか、いつ、どこでどんなスタイルで読むのか、保存するかどうかといったことをイメージしながら作るのと作らないのでは大きな差が生まれます。

本日発送した分は、おそらく月曜日には届くでしょう。反響がとても楽しみです。

企画書作成とロープレ

2007-12-04 23:31:23 | プロジェクト
本日は営業チームで企画書の作成の訓練と、営業のロールプレイングを行いました。

企画書作成は、ベースになるパワーポイントの資料を共有し、その上で自分流にカスタマイズしたものを作成するというものです。

各自が作成した企画書を見れば、それぞれがサービスをどの様に捉えているか、その認識度が鮮明に把握できます。

この手法は、サービスへの思い入れを醸成させることができ、かつ各人の状況も把握できるのでオススメです。

人間は文字化できないものは、言葉で話せません。本好きな人間に論理的思考ができる人間が多いのは、そのためです。

営業トークは、大きく以下の構成で考えました。

◆自社紹介→安心感を持ってもらえる事実を明示
◆先方ヒアリング→まずは相手を知り、共感性の高い事例を提供
◆本日お伺いした目的→全体イメージの共有
◆具体的プランの明示→成功イメージの共有
◆価格体系の明示→相場観、出稿実績、競合のヒアリング
◆次回への課題の共有→参画ニーズのジャッジ

実際やってみると、「自分が思っていたよりも、全然話せなかった」という声が結構ありました。

だから、訓練は重要です。人は効果的なトレーニングを実施すれば、そこそこのレベルには必ず到達します。

強力な組織を作る―そこに辿りつくには、良い人材を採用すると同時に、効率的に育成するというのも大きな経営テーマだと最近実感しています。

入稿直前の文字校正作業

2007-12-03 20:08:52 | プロジェクト
いよいよ、入稿直前の文字校正作業へ。

ほぼ1ヶ月ほどでオールカラー24Pの情報誌を作成することは、後にも先にももうないでしょう(笑)。

デザイナーさんから上がってきた見開きのpdfファイルをA3サイズでプリントアウトし、台割順に机の上に並べていきます。

メンバー全員で全ての原稿に目を通し、用語や言い回し、漢字の打ち間違いなどをチェックし、赤を入れていきます。

最後の文字校正では、必ず間違いが見つかります。これを修正すると同時に、修正指示通り直っているかどうかの確認も、同じ位重要です。

そうやってだんだんOKマークの付いたページが増えてくると、何とも言えない充実感が全身に充ちてきます。

これこそが、仕事の面白さなのかも知れません。

昔、大成建設の企業広告の名キャッチコピーに「地図の上に残る仕事。」というのがありましたが、「人々の記憶に残る仕事」を目指して頑張れるのが、メディアビジネスの醍醐味の一つです。

メディアを立ち上げ、ブランドを作っていく。このブログでは、そのプロセスをできるだけ詳しくお伝えしていければと思います。

いよいよ情報誌完成間近!

2007-12-01 15:01:54 | プロジェクト
ここ1ヶ月間、土日も休まずに作ってきた情報誌が、いよいよ大詰めを迎えています。

この業界で見る情報誌とは全く一線を画した、かなり斬新なクリエイティブを実現できたと確信しています。

表紙は私がニコンの一眼レフで撮影し、24P分のデザインフォーマットも一から作成し、コピーもほぼ全文作成しました。

今までの人生でこんな短時間でこれだけの量を制作したのは初めてですが、今回はこのメディアを軸に今後いろんなビジネス展開を予定しているので、そのモチベーションが一番のパワーの源でした。

“イケるイメージを共有すること”の重要性を、今回の情報誌の制作で自分自身も強く実感しました。

青山で経営MTG

2007-11-11 23:44:26 | プロジェクト
本日は14時から青山で経営MTG。

クリエイティブだけでなく、今後の組織構成、予算配分、コース戦略、集客シミュレーションによる受け入れ態勢について話し合いました。

強く感じたのは、以前よりもだんだんムードが良くなってきているということ。

人間誰しも、イメージを持ちます。それぞれのイメージが共通化してくると、チームとしての概念に昇華していきます。

サッカーに例えるならば、勝つためのスカウトと人員配置は戦略で、フォーメーションは戦術です。ただ、これだけでは勝てません。フォーメーションに従って動き、GOALを決めるという成功体験を積んで、初めて加速がつきます。

ただGOALを決めるまでいかなくても、惜しいシーンが幾度と重なると全員に“イケる”という実感が涌いてきます。この“イケる”という実感が、非常に重要なのです。

その根拠は、必ず些細な現象の中にあります。以前よりも重要なDATAに注目するようになったり、インタビューのコメントの中に欲しかった言葉があったり、仮説が実証されたり…。

結果が出る前の共通の前兆経験を積むと、確信を持って仕事を進めることができるような気がします。

二度目の札幌出張

2007-11-08 22:41:46 | プロジェクト
また札幌にやって来ました。

今回は前回お邪魔したS会計事務所のS先生にお会いして、情報誌の巻頭特集のためのインタビューと撮影を行うためです。

S先生は大学時代体育会スキー部に所属し、4年間で400日スキーで山にこもっていたとのこと。スキー準指導員になるほどの腕前だったそうです。

そして大学卒業後は東京に出て2年半御茶ノ水にある大原簿記専門学校に通い、その後は講師を務め、監査法人に勤務し、北海道に戻って会計事務所を開設、今は弁護士、行政書士などと組んで大活躍されています。

一番心に残ったのは、先生の「公認会計士の職業人としてのあるべき姿を追求したい」というお言葉。

理念を持ちながら生きてきた人のオーラをすごく感じたインタビューでした。

大手会計事務所を率いながらも全然偉そぶる風でもなく、謙虚で人望も厚いS先生。ドラッガーの大ファンでもあるS先生は、ドラッガーの勉強会も開催されています。

その人脈も凄く、人生を満喫されているその様子は正直羨ましい気がしました。巻頭特集は次回も連載でいきますので、次のインタビューが今からとても楽しみです。

強力な武器が登場!

2007-11-07 23:57:08 | プロジェクト
明日の札幌出張を控え、強力な武器が支給されました。

SONYの最新のVAIOです。

これで、いつでもどこでも仕事ができます。

今回新宿西口のヨドバシカメラに行った時は、パナソニックのLets noteを購入する予定でしたが、DVDマルチレコーダーバージョンが売り切れ状態だったため、VAIOに変更しました。

このtypeGは明らかにLets noteを意識して作られたモデルで、Lets noteの機能にSonyの洗練されたデザインが足されたイメージです。

ただ大きな問題が発覚!WindowsのXPの次のバージョンVistaの立ち上がり速度が異常に遅く、全く仕事にならないことです(泣)。

以前からその評判の悪さは噂に聞いてはいましたが、これは想像以上でした。

受注生産のオーナーメイドという制度でXPバージョンの仕様も買えるらしいので、そちらを検討したいと考えています。

Vistaはかなり評判が悪く、XPバージョンの延期も決定し、今あるXP仕様は売り切れ状態らしいです。

プレステと同じく、技術者の発想で全部作ると大コケするという良いマーケティング事例に、まさか自分がぶつかるとは思いませんでした(笑)。

有名カメラマンと打ち合わせ

2007-11-05 13:05:40 | プロジェクト
今、会計士ネットワーク企業の情報誌の全面リニューアルを手掛けています。

具体的な改変ポイントを、以下に列挙します。

◆雑誌のコンセプト
◆台割構成
◆クリエイティブ全般(表紙、フォーマットデザイン、トーン&マナー)
◆流通ルートの整備
◆制作&印刷コストの交渉
◆記事広告営業、純広告営業

その目玉の一つが、表紙の全面改変です。

雑誌にとって、表紙は命です。表紙は、全てを物語ります。どんなコンセプトなのか、どんな人に読んで欲しいのか、どんな情報が詰まっているのか…。

今回は六本木に事務所を構えるプロのフォトグラファーTさんに、お仕事をお願いしました。本日は、今回デザインをお願いしているデザイナーさんを交えての、一回目の打ち合わせです。

「この雑誌は、ニューズウィークやタイム、フォーブスのようなコンテンツにしたいんですよ。自社の宣伝は極力抑え、編集部の中立的な視点で会計事務所経営に役立つ情報や事例を伝えていきたいんです。でも、表紙は流行通信のようにスタイリッシュで、中身はGQのように洗練された感じにしたいんです」

「確かに、この業界で今までそんな雑誌はないよね。かなりインパクトはあると思うね」

「例えば今回アメリカ会計事務所事情という特集を組むんですが、エンロンの崩壊からアンダーセンの崩壊、最新のアメリカの会計事務所経営スタイルまでを伝える予定です。そういった、経済ジャーナリスティックな視点も大事にしたいと考えているんです」

「かなり面白そうだね。そういう意味では、今回の表紙は大事だね」

「そうなんです。今回の表紙モデルは、国立大学に国費留学で来ている外国人留学生ですが、“インテリジェンス&エレガンス”をコンセプトに、連続シリーズを企画しています。彼女の紹介で、今後もヨーロッパから国費留学で来ている大学生に出てもらう予定です」

「いいね。かなり斬新な企画だと思うよ。彼女の場合は目が特徴だから、そこにグッと焦点を合わせるといいと思うよ。ちょっとビジネスチックなトーンを演出するなら、フィナンシャルタイムズを持たせるとかね。ストライプのシャツで新宿の高層ビルをバックに、抜けた感じで撮るとかね」

こんな感じで打ち合わせはトントン拍子で進み、来週水曜日早朝の撮影が決定しました。

プロのクリエイティブの迫力に触れる瞬間を、今から楽しみにしています。

インタビューで本音を探る

2007-11-03 12:16:08 | プロジェクト
本日は青山のカフェで、太鼓教室の会員の方々にインタビューを実施しました。

年齢、住所、職業、入会動機、所属コースから、現在通い続ける理由、身体効果、不満、価格への見解などを細かくヒアリングしていきます。

インタビューのコツは、“いかに相手の世界観に近づけるか”です。そこが、紙のアンケートと決定的に異なります。

リアルタイムでインタビュー対象の反応を見ながら、“感情の導線”を見極め、相手の世界観に共感し、キーワードを引き出していく。

それを何人か繰り返していくと、次第にそのビジネスフレームの本来あるべき姿が浮き上がってきます。

“顧客を創造したいなら、顧客の声に耳を傾けろ”ということです。

今回のインタビューでは、計4人の会員の方に様々な項目について聞かせて頂いたのですが、このビジネスの重要な生命線が浮かび上がってきました。

それは事前のイメージには全くなかった貴重な事実であり、それを元に募集戦略、経営戦略を立て直すことになると思います。