アナタが今までで、心に一番残るキャッチコピーって何ですか?
そう聞かれれれば、僕は迷わずこのキャッチコピーを紹介します。
求む男児。
至難の旅、わずかな報酬、暗黒の長い昼…
生還の保証なし。
成功の暁には、名誉と賞賛。
これは1900年、南極の探検家として知られるアーネスト・シャクルトンが、当時の新聞紙上に発表した南極隊員公募のコピーです。
この広告が掲載された後、南極探検隊への応募者が殺到したそうです。
とてもわかる気がします(笑)。
このキャッチコピーを、広告論的にちょっと分解してみましょう。
◆ターゲット/「求む男児」
→男性ですが、男児と表現しているところに青年にさらに絞り込んでいます
◆仕事内容・条件/「至難の旅」、「暗黒の長い昼」、「生還の保証なし」
→南極探検の厳しさを極めて短い単語で、かつ明確に伝えています
→命の保証がないことを伝えることで、これを見た人間に覚悟を求め、セグメントしています
◆仕事のヤリガイ/「成功の暁には名誉と賞賛」
→人間の欲望の一番高い次元は、“名誉欲”です。そこに強烈に訴えています。
仕事の条件は最悪で、命を落とすかも知れない。
しかし、成功した者には他では決して得られないモノが与えられる。
この広告は、人間のプライドに訴えた最高の作品ではないかと思います。
そして、独特のロマンを感じさせてくれます。
余談ですが、アーネスト・シャクルトンは応募で集めた隊員と南極に向かいましたが、南極の氷に閉じ込められて船は大破。
しかし、隊員は救命ボートで脱出し、全員が生還したそうです。
ある意味、この作品は“究極の求人広告”です。
アーネストは究極のクリエイティブで、ベストな人材を集め、ベストなチーム(組織)を作ったメディアプロデューサーでもあったのです。
そう聞かれれれば、僕は迷わずこのキャッチコピーを紹介します。
求む男児。
至難の旅、わずかな報酬、暗黒の長い昼…
生還の保証なし。
成功の暁には、名誉と賞賛。
これは1900年、南極の探検家として知られるアーネスト・シャクルトンが、当時の新聞紙上に発表した南極隊員公募のコピーです。
この広告が掲載された後、南極探検隊への応募者が殺到したそうです。
とてもわかる気がします(笑)。
このキャッチコピーを、広告論的にちょっと分解してみましょう。
◆ターゲット/「求む男児」
→男性ですが、男児と表現しているところに青年にさらに絞り込んでいます
◆仕事内容・条件/「至難の旅」、「暗黒の長い昼」、「生還の保証なし」
→南極探検の厳しさを極めて短い単語で、かつ明確に伝えています
→命の保証がないことを伝えることで、これを見た人間に覚悟を求め、セグメントしています
◆仕事のヤリガイ/「成功の暁には名誉と賞賛」
→人間の欲望の一番高い次元は、“名誉欲”です。そこに強烈に訴えています。
仕事の条件は最悪で、命を落とすかも知れない。
しかし、成功した者には他では決して得られないモノが与えられる。
この広告は、人間のプライドに訴えた最高の作品ではないかと思います。
そして、独特のロマンを感じさせてくれます。
余談ですが、アーネスト・シャクルトンは応募で集めた隊員と南極に向かいましたが、南極の氷に閉じ込められて船は大破。
しかし、隊員は救命ボートで脱出し、全員が生還したそうです。
ある意味、この作品は“究極の求人広告”です。
アーネストは究極のクリエイティブで、ベストな人材を集め、ベストなチーム(組織)を作ったメディアプロデューサーでもあったのです。