トスカーナやウンブリア（中央イタリア）で学年末の今頃になるとよく見られる光景
就職を心配する必要がない年代は、思いっきり見邪気で楽しそうですね。
日本でも就職難と言われて久しいのでしょうが、イタリアは、恐らく日本よりひどい状況だと思われます。
仕事というパイの大きさが年々縮小していますから、奪い合う数が多ければ、それだけ困難になるのは、当然です。
これは、アメリカも同じで、その活路をTPPに求めているのですから、日本が参加すればアメリカの思惑どおり、数千億円の仕事と雇用がアメリカに奪われてしまうことになります。
イタリアの場合は、職がないことと低賃金が問題になっていて、雇用する側が大きく搾取している訳でもなく、雇用はしたいけど、賃金を少ししか払えないという状況が続いています。
例えば、高校を卒業してコックさんの見習いでレストランに就職する場合
一月の給与っていくらだと思いますか？
１，０００という数字を提示されればしめたもので、８００ユーロ程度が相場
大卒でエンジニアで採用されても、初任給１，２００なんてのは珍しくありません。
この数字では、田舎からミラノに出てきて一人暮らしなんて、ほとんど無理
日本でブログをご覧いただいている方のために、参考までに書きますと、１ユーロが１００円と考えていただいてよろしいかと思います。
つまりコックさん見習いは、月額８万円、大卒エンジニアで月額１２万円という感覚でよろしいでしょう。
物価は、どうかと言うと、ミラノで東京よりやや安いくらいですから、この賃金では、週末に遊びに出るとか貯金なんてほとんど無理なのですね。
これでも職が見つかればの話ですから、就職浪人なんてしてしまったら、大変なことになってしまいます。
親の世代でも高物価、低賃金は、同じことだからです。
イタリアの場合徒弟制度のようなものが未だに多く残っていて、親方に一人前にしてもらうというのもあるのですが、仮に一人前になったとしても、よほど運がよくなければスキルはアップしても、給料のアップに結びつかないことが多いのが現状
ウリちゃんの会社もミラノのローカルテレビ局との契約更新が最近あって、２０１２と１３年度は、前年に比べて契約金額がややダウンということになってしまいました。
税金と物価は上がって、報酬が減るのですから、かなり大変なことになります。
はてさてどうなることやら（笑）
無邪気な年代に戻って、大声で笑いながら水かけ遊びができたらな～
で、ブログとは全然関係ないのですが、今年も桃の季節がやってきましたので、モモジュレとヨーグルトムースのデセールを作ってみました。
レシピはこちら
http://blog.goo.ne.jp/buffetcrampon/e/188aa678b55f21572593b3eb6fcdfa6d?fm=rss
縦にするとコントラストが綺麗～
これね、超美味しい（笑）
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