ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

Mrスポックじゃありません

2012-01-31 03:16:52 | 日記

クリスチャン・パスクァートというユーヴェの選手が、トリノに移籍したと報じられました。

それが?

はい、別にイタリア代表に選出されるような有名な選手ではありませんので、淡々と移籍交渉が行われ、本人もクラブ間も了承して明日から白黒のユニフォームから、濃い赤色を着ることになります。

さて、何でこんな話しから始めたのかと申しますと

CSKAの本田がセリエAラッツィオに移籍、明日にもメディカルチェックという報道が日本でありました。
実は、イタリアでは全然誰も知らないことで、比較的サッカー選手の移籍市場に近い立場にいるウリちゃんも、へ?なにこのニュース??とちょっと驚いていました。

移籍金が10億を超える日本人選手をラッツィオが買える訳ないよねと言うのが関係者の意見です。(まったく同感)
そしてまた、10億円プレーヤーに値しないという意見も多いのです(まったく同感)

間もなく移籍市場が幕を下ろしますので、本田選手の移籍は、先ずありえないでしょう。

まあ、先に書いたようにクリスチャン・パスクァート選手のような有名じゃないけど、育て方によっては、有望視される種(たね)を買うというのがラッツィオやトリノのようなチームにとっては、現実的な話しなのです。

さて、セリエAでは、ノバーラ(昨日まで森本が在籍)に新監督というニュースが流れました。
就任するのは、エミリアーノ・モンドーニコ監督
中田(英)がフィオレンティーナにいたときの監督なので、覚えてらっしゃる方も多いことでしょう。

実は、ここ1年間甲状腺ガンと闘って、今日晴れてセリエAノバーラの監督就任という報道がありました。
昨日までは、地元のセリエBアルビーノ・レッフェの監督で、若い頃からサッカー界に籍を置いて、今日はパレルモ、明日はローマ、そして海外遠征と自宅で落ち着いて過ごすと言うことがあまりなく、最後はのんびり地元のチームや幼なじみ、なによりも奥さんと過ごしたいと言っており、何度かのセリエAからのオファーも断っていたのに、今回は、どんな心境の変化なのか、セリエAカムバックということになりました。

次回会ったら、是非尋ねてみようと思います。



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爆破された橋 イタリア シチリア

2012-01-30 00:13:20 | 日記

先ずは、画像

パパパパパァーン

ドドドドドドドーン

ドカーン!!

シュワワーワー


日本では、こういう現場に出くわすことはあまりありません。
何故かと言うと、地震国日本ですから、きっちり耐震設計された土木構造物(ビルも同じく)は、少量の火薬で吹き飛ばすことができないからなのです。

アメリカやヨーロッパでは、構築と同じように爆破による破壊手法を学ぶ機会があります。聞くところによると(事実かどうか確認していないので)アメリカでの高層ビル建築に当たっては、将来爆破によって破壊されるであろうことを考えて、ダイナマイトを仕込む位置や穴さえも設計されているのだそうです。

最後の画像を見てお分かりかと思いますが、半分(奥の方)は温存されています。
全部どばーっと吹き飛ばすのなら簡単なのですが、このように橋脚と車線の半分を残して、いらないところだけ爆破させるというのは、なかなか難しいのでしょう

あまり好ましくない例えで恐縮ですが、原爆ドームだって爆風に曝されながらも、骨組みだけは残されているように、頑丈な日本の構造物は、そう簡単には壊れないのですね。

イタリア高速道路整備公団による爆破作業
国道640号線の拡幅計画で、老朽化した橋桁を掛け替えるための作業
いつもは、とても静寂なアグリジェントの丘に爆音が響き渡り一瞬にして破壊されたロッカ・ダニエレ橋

 

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現金大好きなワン子 ラブラドールのタンゴ君

2012-01-29 00:28:46 | 日記

空港でチェックアウトの際や乗り換えでの途中降機の現場で活躍する麻薬犬
ウリちゃんも時々クンクンされますが、もちろん犬が匂いに反応したことは、ありません。
(って、もし反応してワン!なんて吠えられたら、大変なことになりますけど)

麻薬犬が空港等で活躍している姿は、時々テレビ等で放映されて、皆さんお馴染みですね。

実は、麻薬犬ならぬキャッシュドッグ(現金犬)というのがいまして、先日マルペンサ国際空港で不正に現金を持ち出そうとしたスリランカ人を発見したそうです。

イタリアの場合、法律が変わっていなければ(最近改正が多いので)一人の旅行者が申告なしで海外に持ち出せる現金は、1万2千ユーロ日本円で120万円くらいです。
日本の場合は、もっと多かったような記憶がありますが、、、、、、
発見されたのは、42万4千ユーロ日本円で4千2百万円ほど

申告せずに大金をキャッシュで国外に持ち出そうとするってことは、表に出せないお金なのでしょうね。
脱税による不正利益や、マフィアの資金と言うことも充分考えられます。

不正持ち出し犯人を見つけたのは、ラブラドールのタンゴ君
キャッシュ特有の匂いに反応するように訓練されたワン子
可愛らしいけど、賢そうな面構えです。

拘束されたスリランカ人は、42歳で約20年間イタリアに滞在しており、お金の出所を国税当局に説明できずに、現金は全て押収され、イタリア側からアンマンの司法当局に通報されました。

普通の日本人旅行者がキャッシュで100万円以上持ってるってことは、恐らくないと思うのですが、必要な場合は、申告したり事前に国際送金処理を忘れないようにしましょう。

 

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魔法の箱には、父さんの夢が詰まってる

2012-01-28 00:01:09 | 日記

ウリちゃんは1959年昭和34年に生まれました。
そして、この箱もほぼ同じ1960年から63年頃に製造されました。

ラファイエットというあまり聞いたことがないメーカーが製造したステレオ用アンプ

アメリカのメーカーで、日本に製品を外注して、主に通販で流通していたアンプです。
当時日本は、人件費が安かったので、アメリカで国内生産するよりもコストダウンが図れたことで、かなりの数のオーディオが日本で製造され、アメリカに輸出されました。

今の日本が、マレーシアや中国に製造をさせ、自社ブランドのソニーやケンウッドの名前で世界中に売りさばいているのと同じようなことです。

昭和三十年代と言えば、集団就職真っ盛りの頃で、農村から来る中卒者は、金の卵と言われてもてはやされた時期

アンプの蓋を開けてみると、基盤にハンダ付けされた抵抗やコンデンサーが見えます。
中学校を卒業したばかりのいがぐり頭の子や、近郊のパートタイムの主婦が、ベルトコンベアで流れてくる基盤に手作業で部品を組み込んでいた様子が想像できます。

恐らく東京オリンピックの開催が決まっていたことでしょうし、東海道新幹線も着工され、日本のテクノロジーが世界中から注目される前夜のような時期です。

いがぐり頭の子は、農村に住む両親に仕送りをしていたかも知れませんし、パートの主婦達は、子供の学資のために働いていたのかも知れません。

みんなが今の満足より明日の幸せを願って、一生懸命働き、明るい未来を夢見ていた時期でもあります。

さて、このアンプは、先日オークションで落札しました。
他にも候補がいくつかあって、もちろん新品やアウトレットのものを買うこともできたのですが、このアンプを見たら、どうしても欲しくなって買ってしまいました。

製造から半世紀が過ぎて、明日尽きるとも知れない命ですし、あまり詳しくない人が落札して、壊れたから粗大ゴミにというのも悲しすぎるので救助してあげようと思いました。

e-Bay Italia での落札で値段は、日本円で3,500円(笑) 
オランダからの発送なので国際送料の方が高かったりして、、、、、、、

お父さんの夢が詰まった箱からは、どんな音がするのでしょう?
低音の伸びが悪くとも、ノイズが多少乗っていようとも、わたくしは、その夢とともにこの箱で音楽を聴こうと思います。

あ!ちゃんと音も出ます(笑) ↓ こちらをクリックしていただくと YOUTUBE で見られます。

http://www.youtube.com/user/marchinocecco#p/searche/0/u2m9pY8gQ10

 

 

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ニューイヤーコンサートはやっぱり憧れなのです

2012-01-27 03:09:47 | 日記

毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。
クラシック音楽の中でも最も有名で、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界70カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。
ただし、高額のチケットは世界一入手困難と言われていますので、一生に一回でも生で聴くことができれば、超ラッキーですね。

もちろんウリちゃんは、どう頑張っても生には行けそうもないので、先週リリースされたCDを購入しました。
日本でも既に発売されていますし、CDもいいのですがBDでの素晴らしい映像を楽しむのがよろしいでしょう。

今年の指揮はラトヴィア出身の巨匠マリス・ヤンソンス。
2006年に初めてニュー・イヤー・コンサートを指揮して好評を博しており、今年は2度目のニューイヤー

演奏曲目は、定番の「トリッチ・トラッチ・ポルカ」「ピツィカート・ポルカ」「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、チャイコフスキー「眠りの森の美女」のワルツとパノラマなど、ニュー・イヤー・コンサート史上初登場作品が6曲含まれています。

2002年には、史上初となる日本人指揮者の小澤征爾が棒を振ったのを覚えておられる方も多いことでしょう。

わたくしは、この2002年の小澤さんの方がより好きです。
ちょっと悔しいことに、ニューイヤーだけは、ウィーン・フィルの音というのか、音楽解釈というのか、オーケストラの鳴り方(鳴らし方)は、誰が棒を振ってもぶれることがないのですね。

ワルツは、基本的に三拍子でズン・チャッ・チャの繰り返し
本来なら、それぞれの音が3等分であるはずですが、実は、チャッチャのチャッが少し長めで、後のチャが短いことに気づいてる方もいらっしゃると思います。
ズン・チャッ--・チャ・ズン こんな感じ
これは、女性がワルツを踊るときに着ているドレスの裾が足の動きよりも遅く見える(視覚上)ことから音楽(リズム)もそれに合わせて演奏されるためと言われています。

 

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