ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

海外ブランドは、現地で買おう 円高メリット

2012-06-01 00:00:05 | 日記

先日このブログで自分で指摘しておきながら、ユーロが100円を割り込んで97円まで下がってしまい、ちょっとびっくり。

円高不況と言われて久しいのですが、ここまで円高が進むと日本企業の国際競争力や収益力が低下しますから、輸出企業やその下請けなど関連企業が打撃を受けることになります。
一方、輸入品は相対的に割安になるため国内生産の競合品より競争力が増し、国内生産を行っている企業の業績が悪化します。
あまりいいことはありませんね。
結果どういうことになるかと言うと
GDPは下がり、あまりの円高に嫌気がさした企業の海外流出ということに発展し、日本経済の打撃は相当大きくなってしまいます。
まあ、こんなことが経済の基本なのですが、少し懐に余裕がある方は、この円高を思いっ切り利用して、直接海外でお買い物という美味しい話もありです。

約5年前にウリちゃんが1,000ユーロのお小遣いを持って日本に帰国すると約160,000円ほど日本円がもらえましたが、今日か明日に帰国して同じことをやったら、90,000円とちょっとしかもらえないことになります。
じゃ、逆に10万円お小遣いを持って日本を出発したら、5年前なら625ユーロでしかありませんでしたが、今なら約1,000ユーロに両替できます。

それでは、ここで何かお買い物をすることを考えて見ましょう。
ヨーロッパの著名ブランド、例えばイタリアならボッテガとかグッチ
もちろん内外価格差がありますから、日本ではイタリア定価の最低でも1.3倍
しかもメーカーは、お客様の利益よりも自分の利益を追求しますから、円高になってもすぐに日本の国内定価を下げません。
(逆の場合は、あっという間に定価を上げるんですけどね。)
1つの例を考えてみましょう
1,000ユーロのバッグは、内外価格差を1.3として、為替は、97円で計算なんてしていませんから、恐らく120円くらい(推測)
じゃ、かけ算します
1,000ユーロ×1.3倍×120円×1.05(消費税)=163.800円
(これがだいたいどこのブランドも同じような日本での価格の決め方、1.3という係数はまだ良心的な方で1.5とか2.0なんてのもあります)

では、これを直接現地で買い付ける場合
1,000ユーロ×100円=100,000円  (両替手数料を考えて1ユーロ100円で計算)
さらに免税扱いになりますので、約16,000円戻してもらえるので、最終的には85,000円前後となり約半額です。

時計や靴やバッグ等まとめたら、恐ろしく大きな差になってしまいますね。
それ以外でも例えば、トム・フォードのサングラス
単価は、安いですから価格ということから見るとたいしたことはありませんが、日本で発売していないモデルが結構な数ありますので、お買い物に1つ加えるのもよさそう。

明日から6月になりますので、結婚式といより新婚旅行を間近にしてらっしゃるカップルもおられることでしょう。
女性からの結納返しは、高級腕時計なんてのが多いのだそうですが、新婚旅行をヨーロッパに予定しているのなら、目録だけにしておいて、こっちでロレックス等を買うというのも賢い選択かも知れませんね。

あるいは、ウリちゃんのようにヨーロッパ在住のお友達がいたら、買い物をお願いして、国際宅配便で送ってもらうとか(この場合は免税扱いはできません)
送料払ってもかなり安いと思います。

冒頭でGDPが下がると言いつつも、個人での消費は、やはり円高メリットを目一杯利用したいところです。

あ!でも次の帰国を考えると、お小遣いがちょびっとになってしまうなぁ  ガーーーン!(笑)

 

 

ランキング参加中です
ぽちっとクリックをお願いしま~す。


にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ

にほんブログ村