ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

イタリアのトイレ事情

2012-06-16 00:01:39 | 日記

トイレ文化というのがあるのなら、恐らくそのレベルが世界一高いのは、日本でしょう。
仕事で世界中あちこち動き回るウリちゃんが痛切に感じるのは、外国でのトイレ事情の悪さ。
ミラノはミラノというブログなので、世界各国を比較してもしょうがないので、イタリアと日本を比べてみましょう。

(上の画像は、4☆以上のホテルの一般的なバストイレスタイル)

イタリア一般家庭の場合
一般的には、バスとトイレが一室で、広さは日本よりも広め
でも、洗浄便器(いわゆるウォッシュレット)は、ほぼ100%ありません
イタリアではビデが一般的ですので、便器が2コ並んでいるように見えます
ホテルも概ね同じ配列で、最新の高級ホテルと言えども、様式は昔と同じで、洗浄便座は、ありません。

中流クラスの家庭用バストイレは、こんな感じかな

公衆トイレ
公園や公共施設には、トイレが設置されていて、密度は、日本より少なめ
イタリアの法律では、街中に必ずある(ほぼ必ずある)バールには、トイレを設置することが義務づけられており、バールで飲食をしない人にもトイレを開放しなければならないという規定があります。

バールや公衆トイレで、こんなのに出くわすとびっくりしますが、これ意外と多いイタリア(はぁ~)

相対的に言えることは、日本の場合、メーカーの宣伝もあって、例えば百貨店や家電量販店のトイレは、最新の設備で暖房便座やスーパーイオン脱臭なんてのも珍しくありませんし、お客様の来店動悸にトイレのスペースや清潔さ等も無視できない数値をカウントしていますので、特に女性用トイレの充実ぶりは、世界一と言っても過言ではありません。

日本人の男性で、ちょっと気が利いている方は、デートコースを選ぶ際に必ず女性が使うであろうトイレを慮り(おもんぱかり)、アメニティやスペースに配慮した喫茶店等をコースに必ず入れるというのも珍しくありません。
お相手の女性がそれに気がついてくれるといいのですが、、、、、、

イタリアの場合は、日本と全く事情が異なり、トイレは文字どおり用を足せればそれでOKという具合ですから、旅行やお仕事でこちらにいらっしゃる方は、洗浄便座等を期待してはいけません。
昔このブログでも一度書いたことがあったと思いますが、どうしても洗浄が必要で、ビデは嫌いと仰る方は、携帯用のセットをお持ちになることをお勧めします。
その気になれば飛行機の中でも使用できますしね。

左がペットボトルのキャップの部分に取り付ける簡易型で500円~700円くらい。
右がTOTO製携帯用ウォッシュレット(電池が入るタイプ)で、かなり普通のに近い感じ 7,000円前後


身繕いしたり、お化粧直しをしたり、赤ちゃんが一緒だったり、考え事や気分転換の場所でもあり、時には人に見せられない涙を流したりと、人の一生の中で、一番多く開くドアは、恐らくトイレのドアでしょう。
イタリアも早くこんなことに気がついてくれるといいんだけどな。

 

 

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