ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

だからダメなのねアリタリア航空

2011-07-30 00:25:28 | 日記

放漫経営体質が抜けないアリタリア航空(正確には、アリタリア・イタリア航空というらしい)
パレルモに滞在していることは、ブログをいつも見てくださってる方なら既にご承知のことと思います。
話は、ミラノ・リナーテ空港の出発の時に遡ります
この話は、ブログにしようかどうか迷って、思い出すのも胸くそ悪いから、止めようと思っていたのですが、やっぱり書いちゃおっと

ヨーロッパでは、国内線国際線を問わず、飛行機に搭乗する際には、身分証明書(国際線はもちろんパスポート)の提示が義務づけられます。
日本の場合は、国内線であれば搭乗券だけですね

いつものように、出発時刻遅延の放送が声高に流れ、やれやれ又か
日本ならよっぽどのことがなければ、国内線が遅れたりしないよな、福島での事故が国際的な批判を浴びても、我が国日本は、正直で時間に正確、他人には迷惑をかけないようにという道徳教育が行き届いて、こんなイタリアなんかより、よっぽどマシだぜ!等々、うつらうつら考えていたら、約30分遅れで搭乗開始のサイン

イタリア国内線は、圧倒的にイタリア人(ヨーロッパ圏の人々)が多く搭乗するので、一見イタリア人に見える乗客のチェックは、無きに等しく、ほとんどがスルー

片手に搭乗券と身分証明書を持っていても、「はいはいど~ぞ~お急ぎください」のように通過させます。

さて、ウリちゃんがゲート前に来ると、チェックのおばさん
「身分証明書」と一声
ほらよ!と搭乗券と一緒に差し出すと
ここに置けというジェスチャーを消しゴム付きの鉛筆でカウンターを軽くたたきながらやっています

この時点でかなりムーっときてるウリちゃん
次にこのおばさん何をやらかしてくれたかと言いますと
消しゴム付き鉛筆の消しゴムの方で、搭乗券を除けて、さらにその消しゴムでウリちゃんのパスポートをめくり始めました
いや~ここまでやられたら、この大人しい温厚なウリちゃんでも
「よ~し!こいつ いびったれ!」と思うわけで

あの~ 感じ悪いね
何で顧客のパスポートを消しゴムなんかでめくってるんだ?
こう言ってやっても聞こえないふり
聞こえてたら返事しろよとさらに言ったら
聞こえてるわよと、ぶっきらぼうに言ってるし
そうくるのねと思い

テクノロジーでは日本の右に出る国がないってこと知ってるよね?
このメガネ(ウリちゃんのメガネフレームはセルでちょっと大きい)
ここんとこに超小型カメラが入ってて、音声も画像も同時に録画できるの知ってる?
今のあんたのその悪態は、すべて録音録画したので、後でDVDにしてアリタリア航空の重役宛に送ってやるし、その胸に付いてるプレートも顔も全て録画済みだから楽しみに待ってなと言って、(もちろん流暢なイタリア語で)パスポートと搭乗券をぶんどり飛行機に乗り込みました

そう言ってやった瞬間おばさん顔色が変わりましたけど、そんなのは自業自得
今頃、何時、そのあるはずのないDVDが重役に送りつけられるのかドキドキハラハラしてるんだろうな

ケケケ!ざま~みろ!


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9 コメント

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bravissimo!!! (にこりん)
2011-07-30 07:31:09
なんて感動的なお話なんでしょう。こっちまでスッとしました。ウリさんはえらい。私も人ごとではなくてそういいう場面にしょうっちゅう出くわします。スーパーで、お店で、レストランで、駅で、お客であるのに、お客様は神様なのに。きっとイタリアに住んでる日本人の方は皆さんは多かれ少なかれ理不尽な相手の態度に怒ったり怖がったりした経験があるんではないでしょうか。私も目に余るときは言ってやりたいんですが、残念ながら私のイタリア語のレベルがまだそれに達していないので言い返されたら負けます。今は自分が頑張るとき、その後きっと近所のエッセルンガのレジのおばさんをかわきりに説教してやる!それにしてもウリさんの小型カメラ内蔵の眼鏡の作り話が最高です。よくとっさにおもいつきましたね。凄いです。でもそのおばさんも顔色が変わるのがまるわかりなところが感情垂れ流しのイタリア人っぽくて憎めない感じもします。日本人ならまず顔色を読めませんもの。腹立つこともたくさんありますが、イタリア人って友達とか家族とかの関係になるととてもかわいらしい人々ですからね。でもやっぱりもう少し全体的に仕事に対して真摯になって欲しいなと思うのです。。。
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にこりん さん (Ulisse)
2011-07-30 07:59:10
ウリちゃんも最初は、いっぱい腹立てて怒ってましたが、慣れてきました。
犬や猿に算数教えてもわかんないよねって思うことにしたら、あまり腹立たなくなりました。

エッセルンガのレジのおばはんも実は、ちょっとトラブルがあって

責任者呼んでこい!って怒鳴ったことがあります。
昔ブログで書いたような、、、、、

こういうとき(エッセルンガのレジ)には

にっこり GRAZIE に続けて「くそばばあ 地獄に堕ちろ」って日本語で言ってやるとスッキリしますよ~

でもね、そういう人達って、日本に比べたらホント可哀想なくらい低賃金で働いてることを考えると、なんだかねぇ
ミラノの物価高の中で暮らすのも大変なんだろうなとか思っちゃうと、あまり酷いこと言えないな




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Unknown (ぷー)
2011-07-30 18:27:33
まるで我が身に起こったかの様に思えてしまいました。
あーあ、最近アリタリア、気持ち悪い程愛想いいと思ってたのに、やっぱり基本は変わってないんですね。

私もこんな感じの人々、多すぎるので一々怒ってられんと、心に蓋をしてやり過ごすことが多いですが、たまにガヴァーっと痛めつけてやりたい気持ちに襲われることがあり、そういう時は、ニコニコしながら、ぶっすんぶっすん言葉で攻撃してやることも(喋りは得意。作文は…。)
ちゃんとした人もいるけど、手のつけられない馬鹿が多すぎる国だと思ってます(イタリアは好きだけど、盲目的な愛情は無いです)。
あ、こんなトコで吐き出しちゃダメですね。
あーあ~。
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Unknown (くるみ)
2011-07-30 21:25:06
こんばんは!そしてはじめまして!
はじめてコメントさせていただきますが、ウリちゃんブログの隠れファンです!^^

いや~ウリちゃんの機転とユーモアにとんだ言い返しに爆笑してしまいました(笑)
やっぱ日本人はなめられてるのだな~とムカムカしながら読んでましたが、実に胸がスカッとしましたよ!

ウリさんの今回の功労のおかげで、きっと今後、そのおばちゃんは日本人への待遇が格段に良くなると思いますよ!(笑)

これからもブログの更新楽しみにしています☆
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ぷーさん (Ulisse)
2011-07-31 16:12:54
昔々、シャルル・ドゴール空港では、同じ光景が繰り広げられていて、こういうことではダメだとフランスは、教育改革に乗り出しました。
約20年が経過し、心の底では何を思っているのかわからないフランス人、顧客サービスということに関しては、国際標準というところまでステップアップしたようです。
イタリアは、さらに20年必要なのかもしれませんね~
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くるみ さん (Ulisse)
2011-07-31 16:17:53
あ!隠れファンだなんてぇ~(笑)

隠れてないで、出てきてくださいね~

日本人って海外では大人しいふりをしてるので、ちょっとなめられてるかもですね

文句を言いたいときは、思い切り大声で日本語で言ってやると効果ありなんですけどね
特に空港なんて、効果絶大

いつもブログをお訪ねくださって、ありがとうございます。
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拍手! (ユキンコ)
2011-08-08 01:49:16
通りすがりの、ミラノ在住者です。

イタリア人の仕事ぶりに泣かされた経験のある者として、ウリさんの行動に、拍手です!

ただ、読みながら、きっとうちのマネージャー(イタリア人女性、喧嘩大好き、お客との喧嘩も厭わない!)なら、なに~私のことを勝手に写してた~? プライバシーの侵害だ~ときっと喧嘩買ってただろうな~と。

空港内は撮影禁止(でしたよね?)だっと思いますし、それこそガードマン呼ばれて、搭乗できない可能性もあったのでは…

次回は別の手で抗戦してくださいね!

返信する
ユキンコ さん (Ulisse)
2011-08-08 06:42:00
はじめまして~

ははは、実際録画してませんので大丈夫です(笑)


アリタリアのマネージャーが出てきて、大喧嘩になれば、もっと面白かったと思いますよ~

こういうことで、日本人を搭乗拒否したら、それこそ国際問題になりますから、最後はアリタリア下手にでますし、メディア関連の仕事をしていますから、会社名を聞いたら「やばい!」と思って(こんな経緯が電波に乗ったら大変ですからね)アリタリアが折れます

まあ、すべて織り込み済みでやってますので、頭にはきたけど、面白かったです。

次も何か「ぎゃふん!」作戦を考えておきますね~





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わかる〜 (ぽんぽん)
2019-01-20 07:20:30
冬場のサルデーニャ島には、パリからの直行便がなく、ローマ経由で行きました。
アイタリアで航空券を購入しましたが、ローマ〜サルデーニャ間は提携会社のブルーエアーでした。提携しているとはいえ、会社が違うため、全行程の発券が出発地のパリでできず、
ローマ空港のトランジットデスクで次の便の航空券を発行してください、とのこと。
しかしトランジットの時間はわずか一時間。しかも、パリーローマ感が30分も遅れたため、気がきではありませんでした。ローマ空港に着くと、慌ててトランジットデスクを探しました。聞けば、直接次の便のゲートに行って搭乗券を発券してもらうように、とのこと。ゲートはかなり離れていて、しかも夫は75際の老齢。なんとかたどり着いた頃にはほぼ搭乗が終わりかけ、長距離しかも急ぎの歩きおまけに右往左往時間もないこのナーバスな状況に夫は疲れ果てておりましたが、この便の出発が遅れたためなんとか、搭乗券もゲートで発券してもらうことができ搭乗に間に合いました。
さて、こんなことを踏まえての帰り道、またローマで大変なことになるだろうが、今回は、一度経験しているから、まあ、心構えができておりました。
出発前に、確認したことは、どこで次の便の搭乗券を発券してもらえるか、もう前回のようなパニック状態はごめんです。2回確認しましたが、搭乗ゲートで直発行とのこと、
前回の工程と同じです。長距離ウオークだとわかっていたので、手荷物は減らしたし、夫も心構えができていたようで、スムーズに次のゲートまでたどり着きました。トランジットは45分間で、またしても、搭乗開始ギリギリでした。
ところが、ここで、不幸としか言いようのない出会いが待っていました。対応したつっけんどんな女性アイタリア職員「ここは搭乗口ですよ。券を持ってきて搭乗するところです。わかります?発券できるわけないでしょう、発券したいなら、トランジットデスクへ行くべきですよ」。ものすごく上からの偉そうな態度。頭にきましたが、仕方がありません、何回も確認したんですよ、搭乗口で発券してもらえると、と言いましたが、取りつく島もなし。すでに疲れ果てていた夫をまた連れて戻るわけにも行きません。一人で慌ててトランジットデスクまで戻りました。トランジットデスクで状況を説明すると、「ゲートで発券してもらえずに、うちの職員がお客様をここまで送り返したのですか?」と呆れ顔。とにかく急いでくださいとのこと。大慌てでなんとか発券してもらい、搭乗口に戻りました。ゲートからバスに乗り込むようでした。その順番待ちをしていると、またしても例の女性職員が立ちふさがりました。夫は搭乗口からバスの待合に通すのに、私は引き止めるのです。先に行った人は私の夫です、通してください、というと、ゲートを塞いで「私は今別の職員と話をしているのです、邪魔しないように」とのたまい、別の職員と談笑しています。私の夫は老齢なので一人にしたくないのです、通してください、といいました。バスの待合はまだまだいっぱいではありません。私一人が入ったところでどうにかなるようなものでもありません。「今私は同僚と話をしているんです。」というから思わず、はあっ?っと聞き返すと、向こうが今度は突っかかってきました。「今なのはなんです?」そこから口論になりました。「あんた礼儀正しくしたらどうなんです、私は仕事をしてるんですよ」ですって。しばらく言い合いが続きました。
本当に意味のない無駄な時間。私が黄色人種だから意地悪をしたかったのだとしか思えません。ちなみに夫はフランス人で、騒ぎを聞きつけ戻ってきて、この人は私の妻ですが、何か?というと別の職員が出てきて、私を通してくれました。意味がわかりません。
こんなバカな差別主義な人間はどこにでもいますが、とにかく、これは一例です。
前回はスーツケースを紛失されたし、提携会社との連絡はなってないから、情報が錯綜して、カオスだし、めちゃくちゃです。二度と、この会社の飛行機には乗りません。うんざりです。








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