ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

最近ちょっと寒いと思いませんか?

2012-06-14 00:02:32 | 日記

最近自宅警備隊となって、ほとんど家とその周辺にしかいないウリちゃん
なので、世界的に寒いのかどうかは、判断できないのですが、上のような画像が定点観測カメラからという報道があると、ちょっと考えてしまいます。
画像は、リヴィーニョというイタリア最北端の町早朝の様子
ミラノから北北東の方向、直線距離で150kmです
オーストリアとスイスの国境に挟まれた谷間の町で、サンモリッツの東方直下ですから、寒いっちゃ寒いですけど、6月でこれはねぇ

確かに今年の4、5月と寒かったミラノ
雹が降ったり、曇り空で鬱陶しい日々が多くありました。
日本各地は、どうなのでしょうか?

数年前から気象学者の一部から地球は、温暖化ではなく、小氷期に向かっているという説が発表され、マウンダー極小期という聞き慣れない言葉も時々目にするようになりました。

Wikiによると

マウンダー極小期(Maunder Minimum)とはおおよそ1645年から1715年の太陽黒点数が著しく減少した期間の名称で、太陽天文学の研究者で黒点現象の消失について過去の記録を研究したエドワード・マウンダーの名前に因む。
 この時期のヨーロッパ、北米大陸、その他の温帯地域において冬は著しい酷寒に震え、暦の上では夏至であっても夏らしさが訪れない年が続いた。以下のグラフは、過去400年間の黒点数の変化を示す。

大ローマ帝国の崩壊や、ゲルマン民族の大移動も小氷期との因果関係があるとも言われ、ヨーロッパにおけるペストの大流行も同様に語られることがあります。
気象学的には、度々繰り返されるこの小氷期の始まりと終わり、地域的な影響の範囲を確定できずにいるらしいのですが、世情が大きく変動した時期と小氷期の因果関係は無視できないことでもあるように思います。
日本では、江戸時代が始まる1600年あたりから影響が出始め、何々飢饉と言われる米の不作は、やはり小氷期が原因という説が主流です。

国立天文台(日本)も本年5月31日付けで、「野辺山電波ヘリオグラフが明らかにした太陽のグローバルな活動状況」という文書の中で、この20年間で太陽全体の活動が次第に低下してきていることが明らかになりました。と記載しています。

詳しくご覧になりたい方は
http://www.nao.ac.jp/ このサイトの最近ニュース欄にトピックがあります。

CO2による地球温暖化とか、京都議定書によるCO2削減と日本政府民主党が声高に叫んできたいたのは、いったいなんだったんだろ?

寒くなるのが分かってるなら、暖めておきゃいいのにね(笑)

でも、寒いのは悪いことばかりではなく、木の年輪の幅は、夏の方が冬よりも大きくなるのが普通なのですが、小氷期においては、その差があまりなく、マウンダー極小期に成長した木を使ったからストラディバリがヴァイオリンの銘記を世に出すことができたとも言われています。
(オンラインの科学ジャーナル『Public Library of Science ONE』(PLoS ONE)誌に掲載された「古典的名器と現代のバイオリンにおける木材密度の比較」と題する研究報告)

いいこともちょっとはありそうだけど、寒いのイヤ~
と、言いつつ、今日のお昼は、冷たいガスパチョ風スパゲッティ(極細麺)を食べました。

 

 

 

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