昨日、一昨日は、なんだかマニアックな話題になってしまったので、今日は、最近のミラノのトピックを。
年明けのミラノでは、皆様お待ちかねの冬のバーゲンセールがスタートします。
コムーネ(自治体)毎に開始日が条例で制定され、ミラノは新年6日からスタート
モンテナポレオーネ界隈の混雑や人気ショップの行列は毎度お馴染みですね。
バーゲンの開始日を条例で規制しているのは、街中の混雑等を事前に予測し、交通整理や警官の配置等の都市機能コントロールを容易にするためと、過当競争の緩和ということも考えられます。
しかし、ここのところファールが相次いで、昨日の大衆紙コッリエーレ(インターネット版)には、クリスマス商戦の売り上げ不振から、多くの個人商店では、ファールとも言うべき冬のバーゲンを開始という記事がありました。
画像は、同コッリエーレ・インターネット版から
イタリア語で書かれている内容は、「在庫一掃決算セール」30%~50%OFF
家庭用品店のようです。
不景気風が吹いているのは、日本もイタリアも同じなのでしょうか、クリスマス前の売り上げが伸びずに在庫を年内に現金化しないと、年越しがしんどいのかも知れません。
片や、ミラノ市では、市長の肝いりで「ミラノ」というブランド名でオフィシャルショップがお目見え。
それも、超一等地であるドゥオーモの真ん前
コンテナを改造したショップには、クリスマス時期だけで3万人が押し寄せ、店内は溢れんばかりの人だかりが連日見受けられたそうです。
商品は、コンテナに描かれたものと同じデザインが施されたマグカップにライター、冬物のコートやマフラーに、パネットーネと呼ばれる北イタリア独特のクリスマスケーキ等々
コムーネ(市役所)が超一等地でこんなゲリラ的な商戦で商品を売り出したら、一般商店の売り上げは益々落ち込むことでしょうに。
ファールを侵して、罰金を払ってまで先行バーゲンをしなければならない個人商店主のことを、市長は、どのように考えているのでしょうね。
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