最近高校の部活顧問が生徒を殴る等の暴力問題がメディアを踊っています。
殴らなければ生徒に理解させることができないのは、やっぱり三流
三流だからカリスマ性もなく暴力で生徒を威圧する
これが体育会ならしょうがないとしてきた世間一般も悪い
街中で、突然出会い頭に殴ったり蹴ったりしたら、暴行罪で逮捕されます。
それが学校という教育現場の隠れ蓑の中では、なんの罪悪感もなく行われているということは、とても残念なことです。
それは、ウリちゃんが中学校や高校の現場を知らないからと言う声も聞こえそうですが、実は教諭としてではなく、数年出入りがあって、現場を見てますからよく分かるんです。
殴る側の思惑としては、精神的鍛錬とか、こいつは今、俺が殴ってでも矯正させないと人生の落ちこぼれになるとか、部全体の引き締めとか、全く勝手な理由によって殴る
しかもそんな理屈は後付けに他なりませんしね。
スポーツ特待とか推薦で、部活そのものを止められない生徒だっていますし、大学の推薦にも関わってくることから、殴られてもじっと我慢ってこともあります。
スポ根漫画のように、殴られて涙をこぼして「あぁ俺が間違ってました・・・・この頬の痛みが俺を明日に・・・・」なんてことは現実にはありませんし、今時の高校生はそんな単純なのはいませんから・・・
運動部顧問ってのは、部員にとって絶対的存在で、逆らうなんて考えられないことでしょうし、バカにされるような顧問では、全国大会出場なんてことはできません。
でも、子供だと言っても15~17歳
言って聞かせれば分かりますし、言って聞かせて納得させてその内容をプレーの中で実践させることができなければ、一流とは言えません。
考えさせることと精神的に追い詰めることは違います。
ある日の部活で、どうしても俺が言わんとしてることを分かってもらえず、部員60人の前で泣いてみせたんです。
やや上向き目線で大粒の涙を2粒ほどねw
男女ともにいる吹奏楽部で、一瞬生徒が凍り付くのが分かりましたけど、ここでひるんでは元も子もありませんから、指揮棒をそっと譜面台にい置いてうつむき加減にその場を去りました。
案の定、生徒達は1時間ばかり彼らだけでミーティンをしたらしく、ある答えをもって数名の3年生が俺の控え室にやってきました。
まあ、当たらずしも遠からずの答えでしたけど
こうして生徒達は、成長し技術を上げて行くのです。
もちろん子供相手の猿芝居ですし、ウリちゃんの作戦勝ちだった訳ですが、このように生徒を動かすことができるのは、やっぱりカリスマ性以外の何者でもないのです。
教師である吹奏楽部顧問がどんなに力んで棒を振っても思うように鳴らせなかったバンドを一瞬にして全く違う響きを作ることができるから、生徒一人一人の目の輝きを変えることができるから、3年間でしたが大分昔に高校吹奏楽部をトレーナーとして指導してきました。
先生が言ったとおりにやったらなんかできちゃった、早く走れた、遠くまで飛べた、2回半しか回れなかったのが3回になった!
こうなれば、生徒は殴らずとも必ず付いてきますから・・・
やっぱり殴るのは三流のすること。
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