六波羅蜜
仏教では、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という六つの修行を説いています。
人間性を高める為の六つの教えです。
- 「布施(ふせ)」 人を助け世のために尽くすこと
- 「持戒(じかい)」 人としてやってはいけない事はやらない
- 「精進(しょうじん)」 一生懸命努力を続けること
- 「忍辱(にんにく)」 困難に耐えること
- 「禅定(ぜんじょう)」 心静かに自分を見つめること
- 「智慧(ちえ)」 原理原則を理解しそれに従うこと
迷い、挫折し、先行きが見えないと思った時、今の自分はどうすれば良いか。
こういう教えが力を貸してくれます。
利他
成功を収めている企業人に必ず共通しているのは、「利他(りた)」の心をいつも内に秘めていることです。
「利他」の心とは、人を思いやる心。自分だけの利益を考えるのではなく、自己犠牲を払ってでも相手に尽くそうという、人間として最も尊く美しい心です。わが社にとってどうすれば利益になるとか、私個人にとって何が良いかということではありません。それは、一つの企業とか個人の利害得失を超えて、もっと広く高く、人間にとって、世の中にとって何が良いことなのかを考える生き方です。
慈悲
仏教には慈悲という愛があります。
慈悲は、神や仏の我々に対する愛、また、昔は親の子供に対する愛をさしました。神や仏は目で見ることができません。これら目に見えないものの大いなる愛を慈悲、または慈愛と呼んでいます。慈悲は与えるばかりで、お返しを求めません。あげっ放しの無償の愛です。目に見えない大いなるものの愛は、慈悲を与えたことで、相手が少しでも苦しみから逃れ、心が癒されればいいと思うばかりなのです。これはボランティアの精神にも通じるもので、ボランティアは奉仕するだけで、その奉仕に対する報酬や賞賛を相手から求めません。
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