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and スズキ美容室・訪問サービス.com (長野県飯田市)
2018.3.29 飯田の桜。 「エドヒガン」
桜の幹を観て、その品種名を聞いただけで、それがいかに歴史を重ねてきたものなのか、イメージがふくらみます。
ここは、飯田市美術博物館。
飯田城址にある、主に、地元にゆかりの美術品や、作家の作品をあつかう美術館。
その敷地の奥にあるのは、柳田國男館。
日本の民俗学のパイオニアとして、高名である柳田國男と飯田との関係は、
ご本人が養子縁組をした義理の父親の故郷が、この飯田市だった、というだけの、
客観的に観れば、薄い縁に映ります。
それでも、氏の没後、
東京の成城から、同氏が遺した邸宅をわざわざ移築してまで、
その偉業を伝える飯田美博の学芸員の方々の尽力に、感動します。
さて、東京の成城と言えば、こちらにも桜並木の名所があります。
例年、東京の桜から、約一週間程度のタイムラグで、
飯田では桜の開花が始まるというのが、経験則でした。
しかし、歴史的にも早咲きだった今年の東京の桜の開花ペースに対して、
当初、飯田の桜の開花は、一週間程度の遅れでは追い付かないほどの、つぼみの固さを見せていました。
が、飯田の桜の開花へのスピードが一気に加速したのが三月の最終週でした。
ところで、
気象予報士さんでもないのに、なぜそこまで桜の開花時期が気になっていたかというと、
3月30日に、東京からわざわざお客様がご来店下さることになっっていたからです。
2018.3.30 飯田の桜。
8分咲きからほぼ満開。
来年の成人式の前撮りのために、
この日、わざわざ東京から、ご来店くださいました宮川栞奈様。
現在、
東京の美容室で、和髪のアップスタイルを結ってくださる美容室がなかなか見当たらない、ということから、
飯田の当店まで足を延ばしてくださいました。
とはいっても、
それだけではないご縁もあっての、この日のご来店でした。
スズキ美容室代表の鈴木文子と、宮川様のお婆さまは、飯田から北に20キロほど先の松川町の出身。
同郷のご縁、そして何より親友として永くお付き合いさせていただき、
スズキ美容室にも、永年にわたって、ご来店くださいましたお婆さま。
この日は、そのお婆さまからプレゼントとされ、いまでは、形見となってしまった振袖をお召しになっての撮影でした。
◆このスケジュールで、前撮りのご予約をいただき、
ご本人さまのご希望が、ロケーション撮影。
そして、桜がなによりお好き。
と、おうかがいした時から、気をもみました。
飯田の桜がなかなか開かないことに…
しかし、
何かに導かれるように、この日このタイミングで、
絶好の桜の開花が訪れました。
撮影の後、
ご本人さまには、「なによりも、飯田の桜に感動した」とおっしゃっていただきました。(撮影の感想ではなかった…)
東京の彼女が通うキャンパス、そしてその周辺の有栖川公園、明治通り界隈には桜並木の名所が数多くあるはずです。
そんな中で、飯田にある「一本桜」に、あらたな桜の魅力を感じていただけたことをうれしく思いました。
◆ お疲れ様でした・・・の記念撮影。
この日、撮影の介添えを担当させていただきました、グレープスの伊藤明美。
実は、彼女もかつて、こちらにいらっしゃるお母様のご結婚式の際には、スズキ美容室の東京への出張チームの一員として、
お母様の花嫁仕度のお手伝いをさせていただいた、そんなご縁もあるんです。
ホント、みなさまにお世話になっています。