★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ビートルズ来日記念日

2019年06月29日 14時56分10秒 | 音楽
 1966年の今日6月29日にビートルズの4人は羽田空港に降り立った。
 最初で最後の来日コンサートのためだ。

 当時九州の辺境の町の小学6年生だった私は、ビートルズの名前こそ知ってはいたが、なんの興味も抱いていなかった。
 当然、武道館コンサートやそれにまつわる狂騒のことも記憶にない。
 その影響の下、日本の音楽シーンを席巻するグループサウンズもまだ世に出てはいなかった。

 私の音楽的興味は、エレキの若大将で一世を風靡した加山雄三だった。アルバムこそ買えなかったが、シングル盤は出るたびに買っていた。

 そんな私がビートルズを意識したのは、グループサウンズを経て、洋楽、特にロックに目覚めた中学3年の終わり頃だった。
 初めて買ったシングルが「ゲットバック」だった。
 それも数あるロックバンドの中のひとつという位置づけだった。

 高校1年になってすぐにポールのビートルズ脱退宣言を聞き、世間の注目度の高さに改めてビートルズの歴史を振り返った時に、これはとんでもないグループだったと認識した次第だ。
 少ない小遣いを貯めて「アビイロード」を買い、そのハズレのない完璧な音楽性に衝撃を受けた。
 友達から過去のアルバムを借りて聴きまくり、楽譜を買い、ギターで弾き語りしたものだ。

 映画「レット・イット・ビー」では、伝説のバンドの崩壊の過程を目の当たりにしてショックを受けた。
 豪華写真集付きのサウンドトラックアルバムも買った。
 大学生になってからは一時期バンドを組んでビートルズナンバーも演奏した。

 その後、今に至るまですべての洋楽はビートルズというフィルターを通して聴いている。
 解散してからもジョージやポールの来日コンサートには行ったが、それはもはやビートルズではなかった。
 老齢年金フル支給の65歳を目前にした現在でも、ユーチューブで聴くのはお約束だ。

 そんなビートルズの来日コンサートにインスパイアされて短編小説を書いてみた。
 


 

拙著三十年後のビートルズ ただいまAmazon Kindle Storeにて絶賛発売中。

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