モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

散歩

2015-04-18 | Beeta(ラブ、ミックス)

暖かな、いや少し暑い位の日なので散歩に・・・・・タンポポと踊子草が真っ盛り。

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通らない道

2015-04-18 | 愚行、妄言録

誰にでも通りたくない道がある、はずだ。

と書いて、本当にそうなのだろうかとも思うのだが、自分には二つほどある。

その内一つを今日(4月1日)克服した。

克服、大げさか。

しかし、1年2か月の間その道を通らなかった。

思えば昨年の2月。

70センチも積もったあの大雪の後のこと。

雪かきや仕事の調整などてんやわんやがひと段落して、犬の散歩でも、と出かけた。

未だ雪深い状態だが、轍を伝い山へと入ってゆく。

畑へと入る道に一台の車が止まっていた。

大雪で乗り捨てられたと思ったが、ふと車内をみると人の手足と思しきものが・・・・見えた。

車の周囲には轍がなく、足跡もなく。

頭の中で計算した。大雪から二日経っている、ということは・・・・!

遺体だった。

瞬時に自分の周りの空気が変わったと感じた。

 

今、近世、中世日本史関連の書籍を続けて読んでいる。

網野善彦等は「境界」について論じているが、里山も「境界」であろう。

「異界」との「境界」

 

私の住まいから少し歩くと里山に入ることができる。

榛名山の麓には噴火堆積物によってぐるっと段丘が作られている。

私の住まいは段丘が平野に落ち込もうとする末端に位置する。

その段丘は、私にとって犬の散歩や山菜採り、シクロのトレーニングなどとても身近な、私の側に位置する里山なのである。

決して奥山ではない。大好きな場所なのだ。

ところが一瞬にして愛すべき里山が、境界領域への入り口、と意識されるようになってしまった。

向こう側は異界。もちろん死の世界。

以来通れなくなってしまった。

でもいつまでも、と意を決して車で通りすぎてみた。

現場では車中から手を合わせた。

もういいよね・・・・・

 

 

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