ヒルガオ科のハマヒルガオです。
北海道から本州、四国、九州の砂浜で見られる多年草です。
乾燥した砂の中に深く根をのばして水分を得ています、茎はつる状で砂浜にのびて広がります。
葉は互生、葉柄をもち、先のまるいハート形の葉が付きます。葉の縁はなめらかで厚みと光沢があります。
砂浜は風で地盤が変わります、砂に埋もれても葉柄をのばして葉を日に当てます。
茎がつる状なのも、地形の変わりやすい砂の上で生存するための知恵のようです。
葉脇から花柄を出して花がさきます、薄い紅色の漏斗型です。
中央に雌しべが1本のび、花柱の先が2本に分かれます、雄しべが5本雌しべを囲みます。