アカバナ科のコマツヨイグサです。
北アメリカ原産の多年草、明治時代に日本へやった来たそうです。
海岸から少し陸側に入った砂地や空き地で見られます。
株から茎が枝分かれして地をはってひろがり、立ち上がります。
根出し葉には長い葉柄がありスプーン状で大きく、茎につく葉はで小さいです。
葉の付け根側は裂ける場合がありギザギザになります。
葉の付け根から花柄がのびて黄色の花がさきます。
花弁は中央がへこみ4枚、雌しべの先の柱頭は4本に分かれます。雄しべは8本。
花は午後になってさくので「待つ宵草」、「オオマツヨイグサ」より小型なので「コマツヨイグサ」とよばれます。
夕方に黄色の花がさいて、翌朝にはしおれて紅色になっています。
竹久夢二は「宵待草」の歌をつくり、太宰治は「富士には月見草がよく似合う」と書いたので名前が混乱しています。
月見草は「オオマツヨイグサ」です。