フキ科のフキです。
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、湿気のある半日陰の場所で見られます。
地下茎から長い葉柄をのばし、円形の葉を広げます、葉の一部は切れ込んでいます。
葉はザラザラした毛を持ち周りには鋸歯があります。
春先に「フキノトウ」とよばれる花の蕾があらわれます。
蕾は何重にも苞に包まれています、苞の中には筒状花が集まった花がさらに数十個球形に集まっています。
フキノトウには雄花と雌花があります、花茎が立ち上がり花がさきます。
花のあとは、雄花はそのまま枯れます、雌花はさらに花茎をのばし、タンポポのように毛のついた種子を飛ばします。
「フキ」は、葉の茎を食用にしますが、春先の花の蕾「フキノトウ」もてんぷらやフキ味噌にして食べます。