なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

イタドリ

2022年10月10日 09時34分30秒 | 野草

タデ科のイタドリです。

 北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、草地や土手などで見られます。

 高さは1メートルから2メートル、株から多数の茎が立ち上がり群生します。

 種子のほかに地下茎をのばして繁殖します。茎は花の重さで下向きになります。

 葉は互生、少し大きな卵形で先はとがり縁は波打ちます。

 雌雄異株、雌花のさく株と雄花のさく株が有ります。

 葉脇から花枝がのびて多数の花がさき、花穂となります。

 花枝から短い花柄をのばして花がさきます。花弁は無く、白い萼は筒形で先が5枚に分かれて開きます。

 下の写真2枚は雌花で、最後が雄花です。

 雄花は開いた萼から雄しべ8本が萼の外に出ます。雄しべが見えるのが雌雄の見分け方です。

 雌花は短い柱頭が3本のびて先が細かく裂けます。花が終わると子房部分の萼がふくらみ、3枚の板状になった翼ができます。

 下の写真では、花枝の先端に花が数個さいていますが、下側はすでに3枚の翼になっています。

 翼の中央に果実ができると、翼が風を受けて飛んでゆきます。

 春先の新芽は山菜として食べられます。

 擦り傷などに若葉を揉んでつけると止血作用が有るので「痛みを取る」から「イタミトリ」、「イタドリ」とよばれるそうです。

 



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