なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
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ハエドクソウ

2022年07月29日 11時19分31秒 | 野草

クマツヅラ科のハエドクソウです。

 北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、林の縁や土手の下など半日陰の場所で見られます。

 高さは30センチから60センチ、株側に葉が集まり花枝が立ち上がります。

 葉は対生、次の段の葉は90度ずれるので、上から見ると十文字になります。

 葉は細長い卵形で先がとがり周りには粗い鋸歯があります。

 花枝の先に花が対生してつきます。

 花は白色からうすい紫色、筒状で上下に先が開きます。

 上側は短い2枚が立ち上がり、下側は3枚に分かれて前方に長くのびます。雄しべは4本あります。

 花は下側から順に数個づつさきます、花が終わると下側を向き、「イノコヅチ」に似た果実がつきます。

 果実は先にトゲが有り、動物に付いて遠くに運ばれて繁殖します。

 下の写真では花枝の上側がつぼみ、花が2個さいて、下側はイノコヅチのような果実になっています。

 ハエドクソウの根を煮出して紙に塗り、この紙を細長く切って吊るし「ハエ」を取ったことから「蠅毒草」の名前がついたそうです。



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