矢車草の咲く道を。

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【ブラティスラヴァ世界絵本原画展】BIB50周年

2016-07-16 21:44:46 | 美術館へ行こう!
約1年ぶりの

ブラティスラヴァ世界絵本原画展
絵本の50年 これまでとこれから


うらわ美術館 に行って参りました。



今回は、創設50周年の節目という展覧会で、第1部・戦後日本の歴史を振り返る
第2部・世界の絵本の最新動向に触れる
という構成になってます



日本の作家の原画がたくさんあって、
見応えありますね



チケットの裏に『リピーター割引』のスタンプが押されていて、これは?と質問したら…1年以内、1名、1回限りで団体料金で観覧できるそうです! これは嬉しいですね また来よう〜♪って気分になります

展示方法もわかりやすく、
使用した画材が表記されてる
出版された時期の社会の出来事も併記されている
原画のそばに、その絵本があり手に取って見れる(椅子もあります)

原画から立ち上がってくる、画家の想いや繊細で丁寧な仕事に、深く感激しました。絵を見ただけで、本が読みたくなるのです すごい。泣ける。

嬉しかったのは、家にある絵本の原画に出会えたこと。



『スーホの白い馬』赤羽末吉 画 /福音館書店

この絵本は、17年前に購入し、長女と長男に読み聞かせをしていたなぁ、なんて思い出したりして…


このページの原画がありました。この絵、大好き。私、午年だから馬にも惹かれるのかなぁ

そして、夫婦揃って好きな画家大竹伸朗が描いた絵本も!


『ジャリおじさん』 えとぶん おおたけしんろう /福音館書店

この絵本は22年前かな? 読み聞かせしたりしているうちに、知らないうちに
まだ赤ちゃんだった子どもたちに落書き(塗り絵?コラージュ?)されていた!



表紙の裏が…



うーむ、シールが貼られているぞ…

文も面白くて、ジャリおじさんの挨拶
ジャリジャリ!って読むたびに、子どもはケタケタ笑って、読んでる私も一緒になって笑ってた

ページをめくると当時の情景が浮かんでくるから不思議です。子どもと触れ合う時間の中に、いつも絵本があった

だから、絵本は宝物だ。 長男が中学生になり反抗期&思春期で、私が絶望のどん底に落ちてしまった時に、俯いた私の前にたくさんの絵本が目に飛び込んできてこの絵本を読んで聞かせてあげたんだから大丈夫!と、なぜか不思議とそう思えた。 絵本に励まされ、そして支えてもらった
大丈夫だ、と信じ続けることができた。

今回の作品の中で良かったのは、

ローラ・カーリン 『あなたがつくる世界』イギリス 2015BIBグランプリ受賞

松本大洋 『かないくん』 BIB2015ノミネート

他にも好きな原画がたくさんあって…
絵本を探しに本屋さんへ行きたくなります

絵本好きな人にさらにおすすめな展覧会があります!



こちらは板橋区立美術館で、8月14日まで開催中❗️
講演会やワークショップなどもあり、
夏休み中楽しめそうですね

お母さんが好きな絵本を、まずは自分のために読んで、子どもが興味を示したら読んであげるのも良いかもしれません


絵本はあったかい