矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

次男、駅伝に参加する!

2017-01-28 21:15:41 | 庭と小鳥と雑草と…
特別支援学校に通う18歳の次男が、埼玉県障害者駅伝大会に参加しました




会場は熊谷スポーツ文化公園陸上競技場です。

息子は、駅伝:知的男子(高校生・一般の部の3区に出場




年末の校内持久走大会の記録が良かったようで、先生からお声をかけて頂き、
本人が出たい‼️と強く希望したので参加できる事になりました





ひとり1キロ半くらいかなぁ? 伴走が必要な生徒には介助者の方が一緒に走ってくれていました。 みんな全力で走り切って完走してました

息子もゴール間近では、脇腹を抱えフラフラしていましたが、応援でエネルギーを送りなんとか持ちこたえてゴールすることができました。

朝、送り出す時に…

ゴールしたら倒れてもいいくらい、全力を出し切ってね‼️ と声かけした私。

年末年始の練習も頑張っていた息子。先生からも様子を伺っていたので、本番で力を発揮できたらもうそれで十分だな、と思ってました。


本人のやる気を尊重し、後押しできて良かった

高校生最後のチャレンジした思い出にもなっただろうし、何より自信にも繋がったんじゃないかな…

やる気を引き出して下さった先生がたにも感謝しています
ありがとうございました ‼️





公園の中には ホトケノザが咲いていました
あぁ、春はもうそこまできている






私もきょうは母として頑張ったぞ。 早朝の弁当作りに学校・競技場への送迎で100キロ以上走ったなぁ
体力的にキツイ年頃になってきてるから、夕飯は手抜きになっちゃったけど


でも… 疲れて帰宅したら仕事休みの娘がお菓子を作っててビスコッティを食べられた



さらに、職場で貰ったから〜と、ブラジルのビールを出してきてくれて…



ダークチョコレートとコーヒーの香りの黒ビールで乾杯です 🍻

あぁ、子ども達も母も頑張っているぞ〜 お疲れ様‼️な夕食にになりました



うん、家族に感謝 ですね


障がい児とフェリシモアート〜脳がめざめるお絵かきプログラム〜

2017-01-26 09:54:44 | みんなの美術
今月2回目の障害児デイサービスでの美術教室は、

フェリシモさんの
脳がめざめるお絵かきプログラム
リフレッシュ編から

『つながるわごむのわ』

にチャレンジです




これは作品完成した後の自由お絵かきしている2人ですね

輪ゴム 1個を使っても、けっこうおもしろい絵ができるのです〜

何描けばいいのぉ?
わからなーい!
って時には
プログラムとっかかりを作ってくれるのにうってつけ







黒画用紙にゴールド白画用紙にカラーのパターンで簡単な本仕立てにしてみました。



この作品のhさんは、終わったらず〜っと私に抱きついたり肩車したり踊ったりしてましたね 私も半分指導員のようになってましたが…




mさんは輪ゴムを少しだけ使い、あとは大好きなモチーフをたくさん描きました




いつもおしゃべりしながら楽しそうに描くS君。
元気よく出来たー‼️ おうち持ってかえるよ‼️と完成して大満足


あっという間に抽象画ができちゃう





R君は、ちょっと不満気だったね。 それを発散するようにこの日はをいっぱい使ったよ





手にも塗るんだー! の勢い

真っ黒になった掌を、最後は紙に押し付けてっと… はぁー、スッキリした! のR君。


このプログラムは、15分のリフレッシュ編の1つで、どちらかというと大人向けです。 自分で制作した時に紙が小さいな〜、もっといっぱい描きたいなぁという気分になったので、
今回は子ども向けに提案してみました


とっかかり・きっかけを与えられると動き出せるし、そこから自由にやりたいという気持ちも湧いてきます

私だったらこうしたいからこうしてみる の発想が生まれ、縛りから解放され、肯定されて安心感が生まれる、のだと思います。




だから、子どもの気持ちになって見守る姿勢が大切なんだと思うのです
やれ、キャップすぐしめて! これはもういらないね? これしなさい!
座る! ダメ!
なんて言葉を隣で浴びせられたら 、私だって うるさい! もういい!やらない!ってひっくり返って癇癪おこしますもん。



力や言葉で抑えようとしたりコントロールしようとすれば、必ず反発のエネルギーが湧きます。 萎縮するか、抑圧されて爆発するかの方向にエネルギーが向かってしまう


療育の現場では難しいのかもしれませんが、可能で許される範囲の中で、その子の1つの一面を出してあげたいな、と
密かに熱く思うのです

伝え続けるのも大切



アトリエ ル ブルエ
www.bleuetart.com










【Nexus 18 展】〜川口・工房集〜

2017-01-23 10:51:47 | 美術館へ行こう!
今年最初の展覧会は、川口の工房集で21日まで開かれていた

【Nexus 18
アトリエ輪のメンバー18名による作品展】


でした。

人間の成長の変化を観て感じる事のできる内容です。



今回は最終日のアーティストトークも聴けてとても充実した中身の濃い時間を過ごせました


アトリエ輪さんは
5年前に「浦和太陽の家」から変わった生活介護の福祉事業所です。以前は紙漉きや牛乳パック紙作りをしていたそうですが、表現活動へと大きく転換されたのです



入り口を入るとすぐに声をかけてくれたアーティストの高谷さん。最新作?の刺繍の作品を前に「ほら、ここにシマウマがいるの!」と話してくれました よく見るとたくさんの動物達がいるのです
糸を重ねて縫い込んでいるようで、見ていて飽きないし、ほんと楽しい気分になりました






圧倒的な存在感




カフェの壁面にも個性溢れる作品が!





やっぱり実物を見て欲しい‼️



人物の絵、好きだなぁ 。



木工大好きだそうです。 ペンキやポスカを塗るスタイル。



でも気分によって微妙な変化が…



飛行機、なんかカッコイイ


工房内では、商品も買えるのです



厚い和紙に色が映える!



カフェでコーヒーとチーズケーキをいただきながら、ゆっくりと鑑賞



アーティストトークでは、
8名の方が前に出て作品や今の気持ちなどを語りました。

皆さん、表情がとても柔らかで笑顔が輝いてました
言葉の話せない人もマイクを握りしめ思いを声にして発表している姿から熱いものが伝わってきました

施設長さんからは福祉的な視点からのお話しが。発達保障としての表情活動であるけれども仕事として捉えることで様子を見ながらある程度の負荷をかけつつ見守りコミュニケーションをはかっていく姿勢が素晴らしいなぁ、と感じました。

キュレーターの中津川さんからは、アートの視点から。印象的な言葉が包括的に捉えていくこと。アート作品としての価値、個人の幸せなどを障害という言葉で括らないで、もっと人間の本質に関わる所で成長を見ていく、そうして外を取り込んでいくことが必要なんだと感じました。


クッキープロジェクトのスタッフの方も来てました。


今回特に印象的だったのは、アーティストの誰もが今がとても充実してる!
幸せです! 楽しい! もっと絵を描きたい!
と心から喜んでいるように見えたこと。そして何人かのお母さまがコメントされてましたが、自分の子どもを誇らしく感じていらっしゃるような笑顔に溢れていた事です

アーティスト本人の言葉
力強いです!

あゝ、なんて豊かな時間を過ごしているんだろう 。何物にも代え難い生の時間。アートの力は底無しに深いのだ、きっと。

言葉では言い尽くせないほど、深くインパクトを受けた展覧会



次は3ヶ所同時開催です!



地元川越もあります

好きなアーティストに出会える事を今から楽しみにしてます


曽根岡 舞子

障がい児デイサービスでアート活動〜ダンボール工作〜

2017-01-12 14:52:40 | みんなの美術
新年最初の障がい児デイサービスでのアート活動は、

ダンボール工作

福笑招きねこ

スタートです‼️



ダンボールのパーツに、好きな色を塗って…



貼り付けたり…

福笑いの遊びまでは出来ませんでしたが…





ダンボールに描くという素材の面白さ味わっているようでした




職員さんオリジナルのキャラクターが動きだして
子ども達大喜び



白が好きなAくん、



次は画用紙にみどりで描きだしたよ!



どんどん膨らんでいったね!



出来たー



Sくんはとにかくおしゃべりしながら、どんどんイメージを膨らませていきます。Sくんは、会話を楽しみながら創作するんですね 私もSくんの世界に入っていき楽しみます



どう!できたよ!

誇らしげなSくん



久しぶりのmさんは、猫が完成するとマイワークを始めます





彼女の世界は色が豊かですね



マリオゲームを浮かべながら…



私に抱きついてきたり、ダンスの身振りを一緒にやってにこやかなhさん



カメラに興味津々、テレビのキャラクターをかいたSくん


お話したり、歩き回ったり、抱っこして貰ったり、ごっこ遊びをしたり…


その子が、どんな気持ちでアートの時間を過ごしているのか大切


言葉ではなく、表情や声のトーンに耳を澄ませ、行動を静かに見守ること


それぞれの子どもに、内なる世界が広がっていく瞬間を邪魔しないこと

これからも大切にしていきたいこと。

なんといっても子どもの笑顔は最高です

今年もみんなにたくさんの嬉しい!が訪れますように




俺が幸せを運んできてやるさ、母さん

うん、いつもありがとう


《プライベートあとりえ》〜aさん描き初め〜

2017-01-11 11:38:03 | みんなの美術
新年が始まり、新鮮な気持ちで美術活動のスタートです

《プライベートあとりえ》は、
ひとりで思うまま自由に創作するスタイル

自閉症を持つaさんは画材を手に取り思いきりよく創作していきます。



あ、メディチが仲間入りしました


集中している彼女の後ろで、そっと見守っているよ


絵の具から始まり、オイルパステル、ハサミ、のり、折り紙へと移っていく途切れなく。



絵の具にパールが入ってたから、ちょっとメタリックな手に!


手あり、カップあり、スプーンありで感じながら描いてくよ







おー、なんか油絵タッチ




最初にスズキのアリーナを描き、どんどんイメージが続いていくaさん。


描いた順番もしっかり覚えている!



プラスチックの野菜も、作品の一部になってるなぁ〜







一通り終わると、最後は折り紙の紙吹雪へ…





気分軽やかかな〜


aさんの制作の足跡









色彩が美しくて、しばし見とれてました



とてもパワフルなaさん。 言葉がわからない時に聞き返すと紙に書いて教えてくれます。


いろんな物に興味があって、どんどん体が動いてく。 いつしか私もaさんの世界に引き込まれ、空間がひとつになり…とても温かい気持ちになる。


終わったあとは、いつもお風呂上がりのようなさっぱり!スッキリ感に包まれて…


障がいという概念取り払われる瞬間なのだと思います。

人間対人間 だもの。

いろんなものから解放される喜びを‼️