矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

変化を感じる1年でした。

2016-12-31 08:02:45 | アート活動への想い。
大晦日です。

今年を振り返ると、本当にいろんな事があり、
今こうして生きていることが奇跡のように思えます。




美術活動を始めてからも、やっぱり日々
試行錯誤・葛藤・ジレンマの連続です。


仕事・家庭のバランスでいったら完全に家庭に重心を置いた生活にシフトチェンジしていきました。



私の中ではまだまだ母親という役割がかなりの部分を占めていて、仕事や学校に行く子ども達を送り出し健康な生活を維持する為には食事も考えたり住環境を整えたり車の送迎をしたり、と家族の心身の健康を第一に思い優先した1年になりました。


本当に家庭の仕事はバランス感覚が大事ですね! 子育ても含め1つの社会を形成している大事業だと思います

家庭が社会だから
いろんな分野が混在してます、しかも流動的に 。だからフレキシブルに考えないと息苦しくなって身が持たないんだ、きっと。




ママ友と家族の話をしている時に、「家族は
運命共同体だからね…」と言った言葉が忘れられず残りました。
たしかに、自分の家庭や世の中の出来事を知り考えた時に、自分以外の人の状態で、自分の気持ちや感情が変化せざるおえない状態になるんですよね。しかもだいたいが想定外の連続だったりしますもの。 良いことなら明るくなれるけど悪いことは相当なストレスになるし…。



一緒に乗り越えていくしかない腹をくくりながらだんだんと肝っ魂母さんになってゆくのですね

子どもや夫に言われて気づくことも沢山あります。 私の素の部分をみてストレートに言ってきますから いろんな意味で家族って鍛えられる存在なんだなぁ


半世紀も生きてると体の変化にも敏感になり、踏ん張りがきかなくなったり、読み間違えしてびっくりしたり、足腰が心配になってきたりと変化があります。続けられること続かないことを考えながら、力を抜いて気分良く生活していきたいです



人や花や猫に癒され支えられ、美しい物を見たり聞いたりし、体や頭を柔らかく五感を使って耕しながら、新しいものを生み育てる心でし続けたい

それがどんな表現になるのか未知なる世界



自分に素直になる、って意外と難しい…。でも、
少しずつ自分で自分を縛っているものから解放されたい

思いを形にしていこう



今年もブログを読んで下さり、ありがとうございました!
それでは、良いお年を〜

今年観た映画 ♪

2016-12-29 09:55:18 | 映画館へ行こう!
映画が好き 。

だいたい1人で観る。レディースデーやサービスデーに。

または次男と。好みが一致した時は…

今年に入って、ようやく観たい映画を観たい時に観られるようになってきた


私の中で今年のベスト5は、


リリーのすべて



ニーゼと光のアトリエ



クリムゾンピーク



Kバレエ 白鳥の湖



スポットライト 世紀のスクープ


です

リリーとニーゼに共通するのは、実在のモデルがいる絵を描く人何かしらの障がいを持っている人達物語ということなんですね

とても深く、自分の中でどこまでも潜っていける映画

その人にとっての、本当の幸せってなに?って考えさせてくれるから。そして、画家だからこそ幸せになれたのよ‼️と、絵を描く人への喜びと応援に満ちているから

クリムゾンは、とにかく映像がラファエル前派のようで美しい そして、について考える。 ゴーストになっても守ってくれるのが、究極の愛⁉︎かもしれない。 自分を犠牲にしても相手を生かすのが
音楽も素敵で酔いしれる 。

白鳥の湖は、映像だけど細部とか見れて良かった。プリマの中村祥子さんにこころ奪われました 古典芸術は、やっぱり素晴らしい‼︎

スポットライトも実話。 アメリカの教会による性暴力がテーマですが、記者達の信念を持った行動に胸を打たれます。

その他に観たのは…
・残穢 ・暗殺教室 ・ルーム
・64ロクヨン 前後編 ・クリーピー偽りの隣人
・貞子vs伽倻子 ・インデペンデンスデイ
・淵に立つ ・ファンタスティックビースト
・バイオハザード ザ ファイナル

うーん、やはりホラーものサスペンス系が多いような気がする…

ホラーにもセラピー効果はあると言うし…
小学生で観た『ハウス』が私の原点だからなぁ。 ホラー、オカルト、推理、サスペンスが大好きなのが次男に遺伝したかな?

サスペリア1.2・悪魔の手毬唄は永遠に好き

怖さでは、悪魔のいけにえだな。

映画の話は尽きません…。 でも母であり主婦であり妻でもある私にとっては映画は受け身で身近に非現実を味わえる最高のストレス発散ツールなんです






【中津川浩章展】 〜京橋〜

2016-12-26 09:56:37 | 美術館へ行こう!
タイトルにドキッ

『愛は森に隠れている』


今月28日まで開かれている
中津川浩章展 です。場所は
東京都中央区京橋のGalleryK




渋谷映画『ニーゼと光のアトリエ』を観たその足でギャラリーに向かったのですが、私の中ではまだ映画の中をさまよっている感覚がありました。


頭の中を、鳥のさえずりや木々のざわめきが鳴り響いている…

だから、作品の前に立った瞬間、森の中を散歩しているような気分になりました

なんだろう 妙に心地よくて、目には見えない精霊や妖精が飛びかっているようでした。




うまく言えないのですが、

疑似体験したような身体感覚


画家の感じていることを、体で感じて共感するような… 言語ではないものが空間を伝わって体に響いてくる感覚。


とても疲れた時に、ピアノの音をきいて癒されるように、この作品に囲まれていると癒されるように体の中の詰まりがどんどん流れていくようでした


そして何より嬉しかったのは、中津川さんご本人にお会いできてお話しを聴けたこと


会話にも引き込まれる素敵な時間を過ごせました


言葉にならなくても、大きなキャンバスを全身で感じればただそれだけでなんだか気持ちいい



作品展は28日までです‼︎

障がい児デイサービスでのアート活動〜リベラシオン!〜

2016-12-24 06:44:25 | みんなの美術
障害児通所支援事業所で、今年最後の美術教室がありました。


この日は、絵の具・粘土・マーカー・オイルパステル・木材などを並べて、子ども達に自由に使ってもらいました。

自由創作というと、なんか硬くなってしまうようなので、画材で遊ぼう!みたいなノリで並べていきます



なんていうか、もう子どもの中では何をしたいか決まってるみたいな状態なんですね

最初は粘土を触っていたR君も、マーカーを見つけると画用紙を自分で取りに来て一心不乱に絵を描き始めます



キャップなんていちいち閉めないさ‼️ の勢い







うん、R君は確実に絵に対する熱量が増えている‼️ と感じます

アクリル絵の具とか油絵なんてやってみるのはどうかなぁ



A君は木板を使いきれいな立方体を作ったら、絵の具のを塗り完成に満足

なんでも自分でやる!
自分の気持ちや考えを伝えてくれます。




S君はいろんなものに興味津々
これ何? といっぱい質問しながら、どんどんやってみます。







指で描いたり…



いろんな使い方をしたり…



わぁっ! 手のあとだ!とびっくりしたり…



描いてみよ〜



あっ。僕ハート描けるよって…



おいてみよ〜



素敵





久しぶりのK君。くっつけるのが好き



ラップにくるんで大事そうにおうちに持って帰るから!と見せてくれました。


新聞紙をビリビリ破いては袋につめ、テープを貼り付けていくT君。
片付けを率先してやってくれます


スタッフの方も、時な一緒に絵を描いたり粘土をいじったりしています。 フィンガーペイントの絵の具にパールが入ってて、手にパールキラキラが残っているのを見て、あー、キラキラしてる。普段こんな事ない〜!と楽しそうに見えた男性スタッフさん。 クリスマス🎄だし、ね


施設でのアート活動は、ある程度の制限や施設側の意向、時間、安全面など考慮しなければいけないこともありますが、その中でどれだけ子ども一人一人が楽しめるかに焦点を当てて内容を毎回考えるようにしています。

障がい児のデイサービスという場所は福祉サービスの施設という位置づけになるので、ある方のお話しでは
療育をしないといけない所のようです。


学童保育とは違うようですね。 障がいの内容も一人一人違うし、年齢も幼児から高校生までと幅広く、保護者の仕事の有る無しに関わらず家庭の事情や親御さんの考えなどで
放課後や休日に預けることができます。 自宅までま送迎してもらえる、というサービス付きです。


施設も家庭も、いろんな考えがありますね。これが正解、という問題ではないけれど…


私が美術活動をするのは、そこ学校や家庭以外で安心して過ごせる居場所になってくれたらいいなぁ、と強く思うからなんです。


安心できるって、そこ信頼できる大人1人でもいる環境かな

お互いに心を開けるか なんじゃないのかな


人と人が心を開いて互いに信頼できるようになるには、それなりに時間が必要なんだ

成長には時間も忍耐も努力も必要だ、と、子育てと同じなんだと思う


そんな中で、心を解放する時間をうまく日常生活の中に取り入れたい

それは美術だけじゃなくてもいい。 好きな事ならスッと入れる。ダンス、音楽、映画、本…、たくさんあるね。


リベラシオン 解放

魂が喜ぶ ことを
たくさんして生きていきたいなぁ

障がい児と立体作品〜ダンボール工作〜

2016-12-16 12:50:11 | みんなの美術
さあ、クリスマスも近づいて来ましたね!

今月の出張アトリエ
美術教室は、

ダンボールクラフト工作で、

『クリスマスツリー』

を制作です



再生段ボールのクラフトキットなので、ハサミやのりを使わずに作れます。





くり抜いたり、色を塗ったりするだけでも楽しいですね





台座をつけると、また世界が広がっていきます



お家に持ち帰ってから、好きなようにデコレーションしても
楽しい



完成すると、子どもはみんな大喜び

ママにプレゼントするんだあ〜 と嬉しそうに話すS君は、ハート を頑張って描いて一緒に渡すみたい


ボンドを使えば飾りは取れづらくなります

段ボールのやわらかさと温かさに、懐かしい気持ちになるのです。
子どもの頃から段ボールを身近に感じていたからでしょう



雪、降らせたいな〜