矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

お知らせ☆

2017-03-13 14:53:07 | アートセラピー

昨年末で、障がい者施設での
色彩アートセラピーの活動が終了しました。

これに伴いまして、

子どもアート療法士・チャイルドアートカウンセラーとしての活動も終了致します。

さいたま市のN施設様には大変お世話になりました。ありがとうございました❤️




今後は、より幅広く自由な創作ができて心も解放される場作りを目指して精進していきたいと思います。

臨床美術士・子どもアートセラピーインストラクターとして、すべての子ども達、女性、障がい者児、心の病を抱えた人、認知症の方など、アートを通して繋がっていき、みんなが心豊かに平和に暮らせることを願い、を持って活動していきますね



どうぞよろしくお願いいたします

アトリエ ル・ブルエ主宰
曽根岡 舞子

重度障害の若者とARTを楽しむ♪

2016-11-08 18:54:40 | アートセラピー
2週間ぶりの障がい者施設でのART活動がありました


季節の変わり目で、体調を崩すメンバーが多くお休みしている人もいましたが、ここにきて少し回復してきたようです


20代から30代の若い6人のメンバーがみなそろい、スタッフの方の見守りの中、
穏やかで平和な時間が流れます






昼間は生活介護の作業所で、野菜の生産に関わる作業に携わり、月曜日の夕方、送迎車に乗って
公共施設に来てART活動をしながら夕飯まで過ごします


なんというか… 、彼らの笑顔を見ただけで、充分にコミュニケーションできている❗️ と感じるのです


折り紙をひたすらチョキチョキ切ってるひと

関心を持ってる人をじっくり観察しながら鉛筆で描いてる人

クレヨンを持って、ニコニコしている人

画材を用意し、クレヨン・ローラー・荷物を全部持ったまま機嫌よくしている人

粘土片手に片方の手でワンワンを描いてる人

描くことよりもスタッフの方と触れあって安心している人


みんなそれぞれの心地良い空気の中で安心し、楽しい気持ちで過ごしているのを感じます。


1年というスパンの中で、確実に変化していることが見えてきます。


前は使わなかった画材をよく使うようになった、とか。

顔の表現に変化が見られる、とか。





作業所や家庭では、きっといろんな事があって、辛さや悩みを言葉にして伝えられなかったりともどかしさを感じているかもしれないけれど、せめてART活動の時間だけは嫌な事を忘れて非日常心から味わって感じて 欲しいなぁ〜って強く思います


彼らの創作現場に関わって、私がイメージをもらったり一緒に楽しんだりして、フラットな関係でギブアンドテイクできるんだなぁと改めて気づかされる今日この頃、です

障害者アートクラブの作品展♪

2016-09-19 11:44:47 | アートセラピー
障害者施設の余暇活動として、週1回行っている
アートクラブ作品展がありました



スタッフの方が、まごころ込めて制作した紹介壁飾りです

まわりに貼ってある絵は、スタッフの方が描いたキャラクターですね

メンバーの6名の顔写真がありますが、みんな笑顔でとっても楽しそう


メンバーの日ごろの
自由創作による作品がたくさんありました


お見せできないのが残念です


気持ちを言葉でなかなか表せない人達ですが、その分感受性が豊かで、気持ちをにのせて伝えることができるのだと思います


うんうん、そうかぁ。

こんな気持ちなのかなぁ〜?

そうなんだ。 わかったよ

言葉にならない心の声を聴くように寄り添う。

溜まったものを吐き出すように…

あえて自分を元気づけるために…

イメージを伝えたい!


は、どんな状態の人にも、それが救いとなるものなんだと思うのです


自分にとって、支えになり得るもの


そして、ご家族と共有できる喜びにもなりますね

日頃の介助に付かれるスタッフの方には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます‼️


曽根岡 舞子



夏休み明け、アートクラブ始まる。

2016-09-13 18:07:38 | アートセラピー
いつもの障がい者施設で、夏休み明けのアートクラブが今月からスタートしました。


今週末の日曜日に施設のイベントが控えていて、利用者さんは手話ダンスの練習などもされているそうです

イベントの会場では、昨年と同様にアートクラブの作品展も開催されるので、
スタッフの方は準備で大忙しのようですね


昼間は畑仕事をしてきた利用者さんたち。残暑で夏バテしてるかな? との心配も無用でした 若者は体力ありますね!



いつもは折り紙や雑誌をちぎっているYさんが、この日は席に着くなりカランダッシュ水性クレヨンを手にとり、画用紙に描き始めました


しかもケースの蓋裏側のマークを、じーっと見つめています。まるで模写をしているような真剣な表情です

今まで見たことのないYさんの創作姿に
思わず見惚れてしまいました





ほとんど言葉を話さない重度の知的障害のある人達だけれど、アートを通して関わり続けると
、その人の内的な成長を感じる瞬間に出会います

それは私にとっても大きな喜びになるのですが、ご本人にとっても作品が証となり、ご家族の方にも作品を通して別の視点からの成長を感じていただけるのではないでしょうか

その伝えることアート療法士としての役目なのでしょう。




障がいのある人も、昼間は一生懸命に仕事をし、そうして趣味も楽しむ 畑仕事をし、休みの日は絵を描いて過ごす…
人生を積極的にエンジョイすることは
命を大切にすることになるのだと思うのです

楽しいことばかりじゃないけれど、
生き続けていれば人生は生きるに値すると思える出来事に出会えます


やっぱり人と触れ合うのがいちばん


障がい者施設で、才能ある無しに関係なく、どんな人でも気軽に楽しくアートを楽しめるようになれば良いなぁ


子どもアート療法士 曽根岡 舞子

障がい者のアートセラピー

2016-07-12 10:31:25 | アートセラピー
夏休み前の、最後のアートクラブに
行って参りました。

メンバーの若者は夏バテしてる様子もなく、元気に楽しそうに絵を描いたり、粘土を触ったりしてましたね



アート活動というと
、とかく「絵を描かせなくては!」とか
「何か作品にしなくては」と、介助につく人の方が気負ってしまいがちになりますが…



このアートセラピーは、好きな画材を好きなように使って、自由な表現を楽しむことを大切にしているので、
何もしたくない、という人に無理強いしたりしません



知的に重度の障がいがあり、言葉がはなせなくても、自分の意思で画材を選ぶことはできるのです

自分の好きな画材やキャラクターも
ちゃ〜んとあって、それを選んで描いたりしている時の表情は、ほんと、幸せそうなキラキラした目になってます



昨日はノリに乗ってたiさん、画用紙で6枚くらい描いた直後に、
できた‼️と、思わず口走ってしまったような大きな声が出て私もびっくりしました いつもは、「あー」とか「うー」という声しか聞いていなかったので、なんだか私まで嬉しくなりました



たくさんの画材を自由に選べる環境を整えてあげさえすれば、あとは本人自らが選び動き出す

形にならなくてもいい

どんな気持ちでいるのか に寄り添うアートセラピー

でも私も彼らの笑顔に、いつも癒されてる

9月の作品展が楽しみです

写真はすべてイメージです・アトリエ私物