矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

【スイス プチ・パレ美術館展】〜SOMPO美術館〜

2022-08-15 12:26:00 | 美術館へ行こう!
ほぼ、2年ぶり?の美術館訪問

大人な夏休みを満喫すべく、
これまた2年ぶり?の電車に乗って…


新宿のSOMPO美術館で開催中の、




 大好きなモーリス・ドニを観たくて
 電車に飛び乗り、夏休み気分とワクワク
 が溢れてきたよ。




私がドニと出会ったのも、ここだった

やっぱり、思いがけず好きな作品とたくさん出会えた✨

自分の家に飾るとしたら?

絵を描く参考にするなら?

という視点で選んだら…


新印象派から

 ・アンリ=エドモン・クロス
   「糸杉のノクチューン」

 ・アシール・ロージェ「窓辺」

 ・テオ・ファン・レイセルベルへ
    「ファンデフェルデ夫人と
     子どもたち」
 ・ニコラス・アレクサンドロヴィッチ・
   タルコフ「ダンス」「木陰」

ナビ派とポンタヴァン派から

 ・モーリス・ドニ
     「休暇中の宿題」

ポスト印象派とエコール・ド・パリから

 ・モイズ・キスリング
     「サン=トロペのシエスタ」

の8点❣️

 主題とか、構成、色彩…

 深堀してたら何日もかかりそう✨

こうしてスイスの美術館(現在は閉館中)の絵画を、日本で対面できるなんて(しかも30年ぶりに)奇跡だと思う

これも、オスカー・ゲーズ氏がコレクションをし美術館を建て守られてきたお陰。

何人もの人達の想いと苦労の積み重ねがあり、こうして1枚の絵と向き合える奇跡。





 静かな空間で、絵と向き合い対話する
 喜び。

 キャンバスに向かっている画家と
 同化する瞬間。


 自分が今この瞬間に感じたものを、
 残したい。

 写真では、そこを表現できないのだ、
 私は。


 あゝ、私も定年したら、絵を描きたい
 

 描きたい!から描く!

 そう、シンプルな理由で…





久しぶりの都会は、新鮮だった。

股関節の痛みも和らぎ、だいぶ歩けるようになったと実感。

ここ数年は、痛みと次男のことで心の余裕もなくなって、もう電車に乗って美術館には行けないのかなぁ…と、半ば諦めかけていたけど、





最近ようやく気持ちにゆとりも出てきて、
自分の人生、自分で楽しむ努力をしなきゃって、前向きに考えられるようになってきた。


大切にしたい人がいる限り、自分も大切にしなきゃね

ひとりでは生きていけないから、
私の周りにあるものを大切にしたい


好きなものを、好きだ!
ときっちり言い切りたい。


カッコいい生き方してる人生の先輩を、
見習いたい。

亡くなってしまっても、その人が残したものに触れることはできるし、知ることもできるのが、芸術家やデザイナー、ミュージシャン…、そして身近でたいせつな人達。

だから、音楽や美術の作品、お店の料理も
そこに行かないと味わえないものって、
やっぱり私にとっては価値あるもの。


コロナ禍で分かったことは、人生の優先順位がはっきりした事かなぁ。
つまり、時間の使い方をものすごく意識するようになったってことね

どんな時でも、

人生を楽しむ努力をしよう









アートに触れて

2020-10-04 19:24:00 | 美術館へ行こう!
 先日、久しぶりに美術館に足を運びました。


 以前お世話になった職場の施設長さんからお誘いがあり、これは行かなくては!と嬉しくなって






懐かしい仲間たちの作品に出会えました✨

(きょうされんに入っている事業所では、利用者のことを仲間と呼ぶのです)






嬉しいことに、会場にアート担当職員のKさんがいらして、久しぶりということもあり話が弾みました❣️






Kさんの、仲間を語る時の愛と優しい眼差しに溢れた寄り添いに、私はいつも心が温かくなるのです。

障害を抱えながら生きる中で、絵を描いたり、景色を眺めたり、職員さん達と話したりすることは、生きる喜びにも通じる日常の些細なことなのだと思うから。






作品は、その人が生きた証でもある。





今度、新しい作業所を作るそうで、さっそく寄付させていただきました。


誰かの役に立ちたい、助けになりたい、っていう気持ちが自然と湧き上がる今日このごろ。





近所のお気に入りのパン屋さんで、パンを買って食べるのだって、そういうことだもの。

そうして幸せな気分になる私。






いやな事があっても、アートに触れれば
たちまち私だけの世界に入って、魂は解放され自由になれる


作品展を観に行ったその夜、これまたご無沙汰していた人からメールを頂いた。

障害児のデイサービスで美術活動しませんか?

こんなに嬉しい依頼は他にありません

また、子ども達と一緒にアート活動ができるなんて夢のようです


どんなことしようかな❣️

今からワクワクです❣️




『テレジン収容所の幼い画家たち展』ー川越ー

2019-08-01 18:57:51 | 美術館へ行こう!

最終日に観てきました。





第二次世界大戦時、アウシュヴィッツ収容所への中継所という役割で作られたテレジン収容所


ここに、チェコに住んでいたユダヤ人の子ども達が送り込まれたという…



そこで描かれた子ども達の絵の前に立ち、わずか
10歳〜15歳で命を絶たれた事に衝撃を受け、悲しみに沈みそうになります。



生きるために描いた…


描けば、希望も湧いてきた…



励まし続けた画家のフリードル・ディッカー。


命がけで行なった絵の教室…






今、生きていることを、深く噛みしめて、
今、自分にできることを、精一杯したい。


反省し、感謝し、祈りながら…



ふと立ち止まって、感じてみる時間は必要ね



【クリムト展 ウィーンと日本1900】ー東京都美術館ー

2019-07-05 06:28:24 | 美術館へ行こう!


クリムト。

観れて幸せ。






会場に入るまで30分待ちだったけれど、苦にはならなかった。

入ったらもう、自分の感性にピピッとくる絵に出逢うまでは流していった。


絵は、自由に見ていい。行きつ戻りつ、近寄ったり離れたり…







肖像画と風景画、同じくらいの重みを持って私に迫ってきた。



『After the Rain』


これ好き❣️ 涙が出そうになった



構図の勉強にもなった。







図録は大切な資料。

クリムトの事を知るためにも…。



素敵な展覧会だった

ギャラリー&カフェ れ・ぼぬう 〜坂戸〜

2019-05-16 20:50:12 | 美術館へ行こう!


踊る人の絵に惹かれて、

バレエのお稽古のあとに、出かけて来ました






『河野辺文江 令和元年 ちいさい絵 exhibition 』展



ギャラリーはカフェの一角にあり、とても幸運なことに河野辺さんご本人が在廊されていて、初対面にもかかわらず、たくさんお話を伺うことができ、おしゃべりも盛り上がりました






踊る人は、おもにフィギュアスケーターだそうです。


キャンバスの一番ちいさいサイズの作品がメインですが、様々な動きで画面構成されていて、色あいや空間の静けさが、一瞬の形を際立たせているようで、いろいろと想像する余白があり、素敵な絵です



観ていたら、私も描きたい❣️衝動に駆られました。



河野辺さんは、100号の作品も描かれていて、次は上野の東京都美術館に出品されるとのこと






100号

いつか私も描いてみたい


たとえ、バレエを踊れなくなったとしても、

絵を描き続けることは歳を重ねてもずーっとできそう。100歳?120歳?


ひとりでも楽しめる最高の遊びかもしれない



とても素敵な画家の大先輩に出逢えて、きょうは素晴らしい日になりました✨