矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

【ボッティチェリとルネサンス】展

2015-06-29 21:49:25 | 美術館へ行こう!
ぎりぎりで行けた。

渋谷、Bunkamura ザ・ミュージアムで、28日まで開催でした。



《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》 1470年代末。
門外不出の傑作…、5月6日までだったのね

副題に、
フィレンツェの富と美とあるように、メディチ家の財力や銀行家の支援を受けて、芸術家の莫大なパワーを感じる作品たち
お金って、エネルギーなんだなぁ~。

でも、私は…
フラ・アンジェリコの絵が好きだなぁ

ちょっと前の時代のジョットも好きだ。

キリストの絵や、受胎告知聖母子像には、なぜか惹かれる。

受胎告知をテーマにした作品はたくさんあるけれど、やっぱりフラ・アンジェリコが1番‼︎

ボッティチェリからは少しそれてしまったけれど…、翻って日本は、室町時代ですね。
雪舟さんが活躍されていたのですね。応仁の乱。

先日図書館で借りた画集に、ジョットの山の表現に雪舟のそれに通じるキュビズム的要素が見られる、とあってすごい面白いな~って感動した。

日本とイタリア、離れていたって人間の感じる事には、そんなに大差はないのかな、とちょっと嬉しくなりました

障害児デイサービス

2015-06-24 21:32:28 | みんなの美術
今回の美術教室は、

動く形を楽しもう

始めに、あのスペインの画家・ミロの作品を2点見てもらい… っと、ここで6年生のO君が、「おーっ、なんか文字に見えるかなあ~⁉️」と興味を示して瞳がキラキラ

墨とスプーンを使うよー!
と、ここで小学2年生のN君の目が、
キラーン 職員の方も
緊張が走る瞬間!

をやりだしたら、一気にスタートです



食紅3色を、筆にとって色をのせていきます。

自閉症のT君は、ドリッピングが大好き! 最初はだけで、じーっくりぽたっぽたっと楽しんでましたが、気がつくとも使ってた


迫力ありますね! 描くことが好きなMさんは、最後まで一人で集中して色塗りを楽しんでました。


ほとんど色を使わない5年生のF君。
ちょっと言葉遣いに変化が出てきたようにも感じました。色を選ぶ時と、全く関心を持たない時があるようです。

O君は、満足のいく仕上がりになった様子で、鑑賞会の時はいつも1番に来て、「僕のはここ!」と場所も指定するようになりました。


H君、最初は眠たそうに横になってましたが、色が登場したらスイッチが入ったように静かに集中して塗り始めました。 なんだかカブトムシのようにも見えます 完成した瞬間は満面の笑みでした

Y君は、職員さんとスキンシップしながら遊ぶように制作してましたね 墨が大きく感じます。


画材に興味深々のN君は、職員さんと一緒に制作。 色がピュアです


始終ニコニコ笑顔のAさん。 墨の真ん中にたっぷりと色を染み込ませるのを
楽しんでました

やっぱり子どもの笑顔は最高です
職員の方にも、いつも感謝です

ありがとうございます

アートサロン (個人向け)

2015-06-23 22:06:35 | みんなの美術
このたび、7月に地域のコミュニティーカフェでアートサロンを開くことになりまして…

それに先がけて、個人の方に向けて
臨床美術のセッションを行いました
カフェのスタッフの方とそのご友人の2名様です

プログラムは、

ぬらし絵 ~ 花を描く



選ばれた花にも個性がでますね




紫陽花のアナベルは、ご自宅のお庭からいらっしゃいました


お二人とも、最初は「絵なんて、ほとんどかかないし…」「できるかしら、不安…」と口にされていましたが…

練習をしたり、おしゃべりをしたりしながらだんだんと作品に集中してきて

ときおり、楽しい!という声も聞こえてきました

鑑賞会も穏やかな雰囲気になり、弾んでましたね!

私も一緒に描いていて、とても楽しい気分になりました


こちらのカフェは、川越市の霞ヶ関商店街にある、自治会で運営されている地域コミュニティーカフェです。



河童さんがお出迎え‼️

コーヒーや紅茶を飲みながらゆったり過ごせます



花をみて癒され、ぬらし絵で癒される

お待ちしています

尊敬する美術家

2015-06-21 22:20:53 | 庭と小鳥と雑草と…
4月に出会った本。

『一0三歳になってわかったこと』篠田桃紅 著


かっこいい

人としても、美術家としても、その
生き方に尊敬します。

共感する部分がたくさんあって、読むたびに勇気づけられます

今、特に心に響く言葉は…

『人との競争で生き抜くのではなく、人を愛するから生きる。』
(本文から引用)

この章で桃紅さんは、
芸術というのは、あらゆる人に平等で美しいと感じたり、考えさせる存在である、と述べられてます。

による抽象表現主義者
として103歳の今も現役で描き続けている、そのことのエネルギーには驚かされます。

先日たまたまテレビで特集があり、録画して見ました
桃紅さんの持つに釘付けです!
もう、腕の一部にしか見えませんでした!

まだ実際に作品を直に見たことはありませんが、機会があればやはり本物に触れたいです。

障害児デイサービス

2015-06-20 13:00:02 | みんなの美術
今週の美術教室は、

色のリズム絵

臨床美術のプログラムを、芸術保育のスタイルでセッションします。今回の人数は、子ども12名に療育者6名の計18名‼️ テーブル2つが、きつきつでしたね

昨年の9月にも一度やったことがあり、覚えている子もいましたね


小学6年のO君。 前回の事をちゃんと覚えていて、「僕はスカイツリーにしよーっと‼︎」と制作前からテンションも上がりワクワクしてました


3色の紙とオイルパステルだけで、
自分の世界に入れるのは素敵なこと。
紙をさらに細かくちぎったり、
丁寧に貼る事に集中したり、
パステルで自由に描きこんだり…


燃え上がる炎みたい…


コラージュとパステルの対比に、リズムを感じます



情熱的なエネルギーを秘めているMさん。
家に作品を持ち帰ることを、いつも楽しみにしているK君(幼児)。
自分の作品を、とっても満足そうな笑顔で見つめているY君。
私の顔を見るなり、「びじゅつ!」と言って挨拶してくれるT君。嬉しいなぁ


もちろんその日の気分で、つまんない‼︎やりたくない‼︎って主張する子どもも1~2名いるけれど、そうやって伝えてくれるのも助かります。 無理にやらせはしないけれど、職員さんと一緒にならできる場合もあったり、と臨機応変に進めたいですね。

「芸術保育」は芸術造形研究所の商標登録です。