矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障害児デイサービス

2015-08-26 21:52:34 | みんなの美術
昨日の美術は、

【貝殻レリーフ】 🐚

8名の子ども達と、一緒に制作



年齢も幼児から中学生までと幅広いことと、障害の内容も様々な事を考慮しつつ、デイサービスという場所と時間の限られたところで、安全を最優先に考えて材料を選別します。



本物の貝殻を、
見て・触って・匂いを鼻で感じて、そして耳にあて音を感じて



やっぱり子どもって、粘土が好きなんだなぁ

と白の粘土を混ぜるのも、みんなそれぞれの
いい塩梅になって


すごく変化したね!

粘土水彩絵の具を混ぜ込みますが、
いろんな色をさらに混色して、なんとも美しい色彩を作り出します



モノトーンのマーブル、ブルー琉球ガラスのアクセントのハーモニーにうっとり



なんと‼️ 貝殻がくっついてる‼️
貝殻が気に入ったT君。どうしても付けたかったのね


手前にある立体の中には、琉球ガラスが埋め込まれてます i君は、粘土を足で踏んだり、丸めたり伸ばしたり
いろんな事して触っていたね


モチーフは、きっかけにすぎない、と思います。
そこからどんな風になっていくのか、
自分でもわからないから面白いのだと…。そこが、自由になれるポイントなのかもしれません


帰宅したら玄関で…
あぁ、…一気に癒されます♪


【ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方】

2015-08-23 16:12:43 | 美術館へ行こう!
地元、川越市立美術館で開催中の展覧会に行ってきました


『美術館に行こう!』展

うさぎのミッフィーちゃんでも有名なディック・ブルーナ

オランダで生まれ、ロンドンパリの出版社で働いたのち、お父さんの会社の専属デザイナーになります。

夏の海辺で野うさぎを見つけ、小さな息子さんのために即興でお話をつくり、
それがミッフィーちゃんえほんの誕生となったのですね


美術館で販売しているカタログです。
トートバッグと2冊がセットになってます

ピカソ、マチス、レジェから強い衝撃を受けたり

6色に込めたメッセージや

シンプルな線にこめた想い

などなど、足を運んで初めて知ることのなんと多いことか!

からだ全部を使って
感じて・たのしんで・自由に想像する

うさこちゃんと一緒に川越市立美術館コレクションの作品を見てみよう!という展示室もあります。

面白いのは、キャプションにすべて
カバーがしてあります

画家の名前も、画材も、タイトルも
な~んにもわからなくったって、ちゃ~んと観て楽しむことは、できるんだよ
ってことですね

絵や立体作品と向き合って、


1対1自由に思う、感じる

そのひとつひとつを大切にしたい

「わたしはこう思ったんだ!」が大事だよ

カバーをめくれば解説も見れます。

美術館にいく楽しみは、まずは

まっさらなあたまで足を運んでみる!
ことが、ワクワクにつながっていくんだな、きっと

もうひとつ、美術館のお隣にある
川越市立博物館では、

【妖怪展】やってます

ちょっと昔のお化け屋敷っぽい入り口から入り…
いろんな妖怪たちの絵巻や書物などが展示してあります。
…あ、少しだけ幽霊さんの絵も…



妖怪幽霊の違いって、何だろう…

と、帰りの車の中で次男とおしゃべりしました
3K好き(怖い・辛い・筋トレ)の息子にとっては妖怪は物足りなかったようで…


障害児デイサービス

2015-08-20 18:24:35 | みんなの美術
皆さん、こんにちは

夏休みも、あと1週間ちょっとで
終わりますね。

お母さまがた、お仕事、家事・育児
本当にお疲れ様です
毎日、頑張っているお母さん、本当に
凄い‼️ 偉いです‼️

さて、デイサービスで過ごす子どもたちはアート元気になったかな?

今回の作品は、

【ひもで描くガーゼ絵】
です。


O君は、いつもスピード感ある仕上がりで、「虹だよー!」と嬉しそうに1番に完成


t君は私の手をちょこちょこ触りながら
独特なオイルパステルのタッチを生かした作品に

k君、はっきりした色使いと文字がアクセントで効いてますね!


k君は、目をキラキラ🌟させて私に一生懸命に話しかけてくれます。「ねぇっ!アンパンマン!」とおしゃべりしながら淡い色合いが優しげな作品に


t君、ひもをいっぱい使いふわふわ~ってして、「おむすびころりん」とお話ししながら描いてたね

n君はエネルギーが溢れててじっとしてはいられないけど、作品はクールだよね そのギャップが魅力的なんだなぁ

i君は、家に持って帰れる事がわかるとがぜんやる気になるね! なにやら気になるキャラクターを描いたみたい


きょう初めてのm君は、凄い集中力で
裏にも描いたよ! 黒がかっこいいんだな~ 「機械だよ!」って教えてくれた。うん! 機械の硬い感じが伝わってくるよ!


ひも・ガーゼ・オイルパステル で
みんな素敵な作品になりました




子どもアート教室inかっぱカフェ②

2015-08-19 09:37:56 | みんなの美術
昨日、地元商店街にある地域コミュニティーカフェ・かっぱカフェさんにて、

子どもアート教室
第2回目
を開催させていただきました

テーマは
『貝がらレリーフ』
です🐚

今回も小学生対象で、4組の兄弟姉妹あわせ14名の子どもたちが参加してくれました‼️







男女 7:7 で バランスも良く…





「もっと大きくしたいなぁ」
「あ、なんか顔見たいだぞ!」

制作しながらあちこちでいろんな声が
聞こえてきます




「見て!こんな色になったよ!」
「ここの模様を描きたいんだけど!」
混色して作り出した色を見せにきてくれたり、
そのに感動したり、「これ使ってみようかなぁ」と
発見したり





粘土を付け足す工程の中で、
さらに色を混ぜてどんどん変化していく様子は、見ていてとってもエキサイティング



貝がら
琉球ガラス伸びる粘土に子ども達は興味を示し、気持ちを素材に寄せて制作しているんだなぁと肌で感じました。

そう、たぶん大事なのは
自分にとっての素材との距離感
なのかもしれません。

なんかこれ好きだな~

あ、このザラザラ感が苦手だなぁ

とか。 その時の触感を大事にして欲しい
きっと、そういう細かな体験を積んでいくうちに、自分の中の【快・不快】のバランス感覚もついてくるのでは…と
最近思うのです。
そのバランスを整えることに美術は大きく役立つのだと強く思います!


今回は半立体の制作でしたが、
粘土で水彩絵具を混色するという技法が、思いのほか表現の幅を広げたようです

私はとっても感動しました🌟


さあ、秋もアートでワクワクしましょう

【世界絵本原画展】~浦和~

2015-08-16 12:23:47 | 美術館へ行こう!

先日、次男を誘い一緒に観に行ってきました

【ブラティスラブァ 世界絵本原画展
~絵本をめぐる世界の旅~】



こどもの頃から絵本が好きで、原点はなんといっても【ぐりとぐら】だけど、幼稚園に行く頃にテレビで見た『ちびくろサンボ』にでてくるトラがバターになってしまうシーンが衝撃的で
、そのバターのがまた何とも美味しそうだった

きっと『ぐりとぐら』のカステラを見たとき、同じものを感じたんだなきっと、
胃袋

あぁ、私はちっちゃな頃からずーっと
食いしんぼうなんだ

会場には作品と絵本が並び、ちょっとした解説もありなかなか楽しめます

私がいいな~と思ったのは次の3点。

ポストカードを買いましたが、
スイスの、ノアの箱舟をテーマにした鉛筆による作品。

ドイツの、さがし絵スタイルのグリム童話の旅。アクリル・鉛筆・コラージュで構成された作品は、緻密でありながら色彩が美しく、なおかつ物語の主人公達があちらこちらにいて探す楽しみも味わえる。

日本の、しろねこくろねこ。墨・水彩だけでシンプルで流れるようなタッチが心地よい



このうらわ美術館では、他にギャラリーがあって、この日は
自由に工作できるオープンスペースとしてこども達がみな黙々とマイワールドに浸ってましたね
9月にはワークショップもやるそうです。

講師の方は、なんと臨床美術士。興味ありますね

さて、絵本はこどもが生まれてからさらにスイッチが入り、読み聞かせ、というより自分用に定期購読もしました。

この3冊は、特に毎晩寝る前に必ず
子ども達に読んでいたお気に入りの絵本です


高校生の時に、サントリーのランボーのCMにはまり、その世界を追う中で出会った洋書。

絵本と、ゆったり流れる幸福な時間

子育中の私の支えにもなってくれた大切な絵本。
子どもとの思い出がぎっしり詰まってるから…。

絵本は、なかなか奥が深いですね~