矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

畑の中のサファイア

2015-04-30 09:31:43 | 庭と小鳥と雑草と…
今年もまた、お気に入りの近所の畑に

矢車菊が咲き始めました



通勤していた時は、毎日この畑の前を
通るたび嬉しくって、花から元気をもらっていた。



矢車菊が大好きで、アトリエを始めるとしたら絶対この名前にしよう!と心に決めていた

なぜこんなにも毎年この季節がくるたびに心を惹きつけられるのだろう…

もう、わたしにとっては、宝石のような存在。 まるで、サファイアのような輝きを放つ



小学生の頃、片道30分ほどかかる通学路の途中に、大きな桜の木のそばに駄菓子屋さんがあって、そのななめ前の畑にポツポツと咲いていた花。

やぐるま、という言葉の響きも、
なんだか体の中にずしんときて、
ずーっと見ていた。
いつのまにか、私を支えてくれていた。

花に想いを投影していたのかな…。

畑や道ばたに、ひょろひょろとスーっと咲いていて、でもたくましさを感じる青い花。

いつだったか花屋さんで矢車菊の苗を見つけ、小躍りしながら庭に植えたけど、まったく育たなかった。
土との相性なのか、はたまた私との相性なのか…。 そんな植物はいくつかあるけれど、だからこそ想いがいっそう強くなるのかも。

憧れの矢車菊。

そして昨日は、テッセンも咲きました!


わが庭にずーっと住んでる【とかげ】ちゃん

藤色の花にも惹かれます…


こうして元気な花や草木に囲まれて暮らしていると、ほんとうに自分も自然の一部なんだな~って実感します。

病気にならないために、五感を研ぎ澄ませ、好きなことを深く掘り下げていこう。

色を使って絵を描くことが、充分セラピーになっていると感じる。

【燕子花と紅白梅ー光琳デザインの秘密】展

2015-04-23 22:12:23 | 美術館へ行こう!
風薫る季節


南青山の根津美術館に行ってきました


尾形光琳300年忌記念特別展。



竹に囲まれた落ち着く外観

【燕子花】は、一度は見なくっちゃ!
とずっと待ちわびていました。

ああ、300年も前の江戸時代に、
こんなかっこいいデザインセンスの
人が存在していたなんて!

圧倒…、迫力…

他にも、扇や団扇・蒔絵・陶器など
光琳のお気に入りモチーフが描かれて
いる作品が

私が一番好きな作品は、

【紅白梅図屏風】(国宝)

です。


じっくり作品を堪能した後は、
庭園を散策



緑がまぶしい





今月下旬から、燕子花が咲き始めるそうです💠



ゴールデンウイークが見ごろかな?

展覧会は、5月17日まで。

障害児デイサービス

2015-04-22 22:08:35 | みんなの美術
昨日の美術教室は、

色えんぴつで描く

『ぐるぐるうずまき』🌀🌀🌀

ボールペンと12色の色鉛筆で、
いろんなうずまきを描いていく




ボールペンだけの子。

紙を破ってみたり…。

色鉛筆に興味津々で、触りたくて仕方
仕方のない子。



紙を手にした途端、いきなりすごい
勢いでぐるぐる描き始める子。
表も裏もどっちも作品だ!と
自己表現しているよう



描くことよりも、私のデモをじーっと
見ている子。

周りの事はいっさい気にせず、
色塗りに集中している子。


学年も障害も様々な子ども達が11名。

制作中は、けっこう賑やかになっていましたが…

鑑賞会になると、嘘のように静かに

みんな、自分の作品が何て言われるか
耳を澄ましている

私も全身全霊で、作品に向き合う時。



【作品は作者そのもの】

この事を実感する瞬間

職員の皆さま、サポートしていただき
大変感謝しております!
ありがとうございました

プロジェクトのお知らせ。

2015-04-20 10:28:09 | アート活動への想い。
こんにちは。

またちょっと寒い日が続いています

いつもありがとうございます🌷


さて、きょうはお知らせがあります。

先日参加したセッションの、グループ
の代表の方がプロジェクトを立ち上げられました。
ネットを通じ資金を集めるクラウドファンディングです。

名目は、

【児童養護施設の子ども達に
プロによるアートセラピーを届けたい!】

というものです。



https://readyfor.jp/projects/Art-for-Childrens-SHINE

現在は、木更津の野の花の家での
実施のみですが、今後、千葉県内・東京と活動範囲を広げてゆくそうです。

私も自分のアトリエ活動として、
やはり地元・川越を拠点に子どもたちに
アートの楽しさを体感してもらい、広めていきたいと思っています


それぞれの持ち場で全身全霊で仕事をしている大人が、その専門性を生かして、外からこうした施設で暮らす子ども達に関わることが、とても重要なことだと痛感します。

それが、社会全体で育てる、ということなのだと…


アートは、人間が生きるうえで必要不可欠なもの。アートの力で、人が本来持っている生きる力を強く育てることができる。

美術は、みんなのもの。
才能のある人や、愛好家や、知識のあ
る人だけのものではないから。

どんな人にも平等に、アートに触れる 機会が提供されるべきです。


WEBをご覧いただいて、どうぞ
応援よろしくお願いします。
メッセージだけでも大歓迎です



臨床美術士 そねおか まいこ

障害児デイサービス

2015-04-17 21:58:18 | みんなの美術
昨日の出張美術教室は、

『筍~たけのこ~』の新聞工作

旬、ですもんね

小学生から中学生まで、11名の参加で
したので、私もいつになく声を張り上
て、けっこう動き回りました


まずは、子どもたちに筍を触ってもらい、見て、香りを嗅いだりと、筍の
存在を感じてもらい…。

皮をむいてみて~

と声かけすると、触るのをちょっと抵抗する子もいる中、止めなければどんどんむいてく子もいて、なかなか面白い光景

「ねー!皮の裏側、ツルツルしてる!」 と、興奮ぎみの子も。
「毛みたいのが生えてるー。ざらざらするよ」

私も子どもと一緒に触ってみたりして、感触を共有する。



新聞紙で形を作り、
和紙を貼っていく。



途中、まったく制作をせず、部屋の隅の方に寝転んで和紙を折り紙のようにして遊んでいる子も…。
和紙の感触を楽しんでいたのかな?

しばらくしたら職員さんに促されて、
すっと机に着き集中して作り始めた。



とても賑やかな制作時間でしたが、
最後の【鑑賞会】は、しんとして自分や友達の作品のコメントに聞き入ってましたね
職員の方のサポートがあってこそ、の
現場です 本当に感謝してます!

今回も、自分にとっての課題が見え、
良い意味で手応えのあるセッションとなりました。