矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

風鈴の音色を聴きながら〜♪

2016-07-08 10:34:20 | みんなの美術
放課後等デイサービスにて、美術を楽しみました。


七夕さまとはあまりつながりはないですが… といえば…で、
「江戸風鈴」と「南部鉄風鈴」を聴いてもらい、うちわ墨や扇筆を使って描きました🎐




mさんの片面は、お花です

このあと自由創作でしたが、工作をやっていたら絵を描く時間がなくなってしまい
お絵かきしたいー‼️と、半泣き状態で駄々をこねてしまいました

あゝ…可哀想なことをしてしまった…
と罪の意識に駆られ…

おうちでも描いていいよ画用紙の余りを全部置いてきました




中学生の自閉症男子Kくんは、筆を使って描きました。
歩き回っては止まり・描く、を彼のリズム感で進めていきます。




こちらは小学1年生男子R君の作品。
彼は1枚目の団扇をまず墨で真っ黒に塗り込めてから、おもむろに全部破き、
2枚目に大好きなキャラクターを登場させました。

破きはじめると、普通は「駄目!そんなことしちゃ!」とついつい言ってしまいがちですが、どっこい、ここはアートの場だよ❗️
スタッフの方の心配そうな顔に「うん、いいんです」とアイコンタクトして
そのまま活動を続行させます。本人が
ストレスを感じることなく創作に没頭できるように、私はただサポートするだけです

するとすると〜



R君、今度は粘土を使い立体キャラクターを作り始めました



まあっ!かわいいピンクのリボンまでつけて

そしてお次は…



大好きなキャラクターたちが横に並んで、なんだか楽しそうだね


この日は13名近い子ども達がいて、
風鈴を吊るす場所もなく、すぐに閉まってしまいましたが、なるべく本物の音を聴いて欲しかったので持っていきました


子ども達が描いた絵を、何枚も見ていくと、だんだんと「あ、この絵はmさんのだ分かってくるのが
おもしろいな〜と感じます。

キャラクターだったり、タッチだったり、マークのようなもの、色づかい…
とあげればきりがないですが、


自分で描くものが決まっている子の絵からは、強烈なインパクトをもって迫ってくる強さがあります

愛着のあるモチーフには、他人に訴えかけるエネルギーをも湧かせる力があるのでしょうか…

でも、あらためて考えなくとも、偉大な画家の作品だって、絵を見たら
あ、この絵はピカソだ!とかあれ?もしかしてドニ?とか、わかるように
描き続けることでその子どものオリジナリティーがより際立ち人に伝わっていくのかもしれないですね。



江戸風鈴



南部鉄風鈴 の音色は、やっぱりいいな〜


子ども達に、この団扇でお母さんに涼しい風を送ってあげてねと伝えて部屋をあとにしました。