goo blog サービス終了のお知らせ 

矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障がい児デイサービスにて〜工作『とりの起きあがりこぼし』〜

2017-02-09 11:44:31 | みんなの美術
2月最初の美術教室は、今年の干支にちなんで

『とりの起きあがりこぼし』

です




はじめに折り紙で、鳥の巣を作り…

発砲スチロールのたまごみたいな球体に、でペタペタとお花紙をちぎり貼っていきます。




僕はここに糊を入れたいなぁ… って思ってる? R君



やっぱりね R君、この日はずーっと
糊遊びを気持ち良さそーにやってたね!
粘土やりたいよ〜の気分だったかも


おねむな子は、スタッフさんが手伝ってくれました



お花紙って、ふわふわしてて気持ちいい〜。



春らしい小鳥さん



みてー!完成!といつも嬉しそうに見せてくれるS君。



ほ〜、青い卵のようで神秘的






絵と同じく、とってもカラフルなmさんの小鳥。



S君は絵も描いて鳥とセットにしてたね!




お昼寝している子も、歩き回っている子もいるけれど、みんな自分の制作に集中してます



創作好きなスタッフさんの作品
いつも子どもと一緒になって楽しんでます


うん、世界を感じます


お家では、起きあがりこぼしとして遊んでも良いし、台に置いて飾っても可愛いかも

アトリエ ル・ブルエ
www.bleuetart.com

障がい児とフェリシモアート〜脳がめざめるお絵かきプログラム〜

2017-01-26 09:54:44 | みんなの美術
今月2回目の障害児デイサービスでの美術教室は、

フェリシモさんの
脳がめざめるお絵かきプログラム
リフレッシュ編から

『つながるわごむのわ』

にチャレンジです




これは作品完成した後の自由お絵かきしている2人ですね

輪ゴム 1個を使っても、けっこうおもしろい絵ができるのです〜

何描けばいいのぉ?
わからなーい!
って時には
プログラムとっかかりを作ってくれるのにうってつけ







黒画用紙にゴールド白画用紙にカラーのパターンで簡単な本仕立てにしてみました。



この作品のhさんは、終わったらず〜っと私に抱きついたり肩車したり踊ったりしてましたね 私も半分指導員のようになってましたが…




mさんは輪ゴムを少しだけ使い、あとは大好きなモチーフをたくさん描きました




いつもおしゃべりしながら楽しそうに描くS君。
元気よく出来たー‼️ おうち持ってかえるよ‼️と完成して大満足


あっという間に抽象画ができちゃう





R君は、ちょっと不満気だったね。 それを発散するようにこの日はをいっぱい使ったよ





手にも塗るんだー! の勢い

真っ黒になった掌を、最後は紙に押し付けてっと… はぁー、スッキリした! のR君。


このプログラムは、15分のリフレッシュ編の1つで、どちらかというと大人向けです。 自分で制作した時に紙が小さいな〜、もっといっぱい描きたいなぁという気分になったので、
今回は子ども向けに提案してみました


とっかかり・きっかけを与えられると動き出せるし、そこから自由にやりたいという気持ちも湧いてきます

私だったらこうしたいからこうしてみる の発想が生まれ、縛りから解放され、肯定されて安心感が生まれる、のだと思います。




だから、子どもの気持ちになって見守る姿勢が大切なんだと思うのです
やれ、キャップすぐしめて! これはもういらないね? これしなさい!
座る! ダメ!
なんて言葉を隣で浴びせられたら 、私だって うるさい! もういい!やらない!ってひっくり返って癇癪おこしますもん。



力や言葉で抑えようとしたりコントロールしようとすれば、必ず反発のエネルギーが湧きます。 萎縮するか、抑圧されて爆発するかの方向にエネルギーが向かってしまう


療育の現場では難しいのかもしれませんが、可能で許される範囲の中で、その子の1つの一面を出してあげたいな、と
密かに熱く思うのです

伝え続けるのも大切



アトリエ ル ブルエ
www.bleuetart.com










障がい児デイサービスでアート活動〜ダンボール工作〜

2017-01-12 14:52:40 | みんなの美術
新年最初の障がい児デイサービスでのアート活動は、

ダンボール工作

福笑招きねこ

スタートです‼️



ダンボールのパーツに、好きな色を塗って…



貼り付けたり…

福笑いの遊びまでは出来ませんでしたが…





ダンボールに描くという素材の面白さ味わっているようでした




職員さんオリジナルのキャラクターが動きだして
子ども達大喜び



白が好きなAくん、



次は画用紙にみどりで描きだしたよ!



どんどん膨らんでいったね!



出来たー



Sくんはとにかくおしゃべりしながら、どんどんイメージを膨らませていきます。Sくんは、会話を楽しみながら創作するんですね 私もSくんの世界に入っていき楽しみます



どう!できたよ!

誇らしげなSくん



久しぶりのmさんは、猫が完成するとマイワークを始めます





彼女の世界は色が豊かですね



マリオゲームを浮かべながら…



私に抱きついてきたり、ダンスの身振りを一緒にやってにこやかなhさん



カメラに興味津々、テレビのキャラクターをかいたSくん


お話したり、歩き回ったり、抱っこして貰ったり、ごっこ遊びをしたり…


その子が、どんな気持ちでアートの時間を過ごしているのか大切


言葉ではなく、表情や声のトーンに耳を澄ませ、行動を静かに見守ること


それぞれの子どもに、内なる世界が広がっていく瞬間を邪魔しないこと

これからも大切にしていきたいこと。

なんといっても子どもの笑顔は最高です

今年もみんなにたくさんの嬉しい!が訪れますように




俺が幸せを運んできてやるさ、母さん

うん、いつもありがとう


《プライベートあとりえ》〜aさん描き初め〜

2017-01-11 11:38:03 | みんなの美術
新年が始まり、新鮮な気持ちで美術活動のスタートです

《プライベートあとりえ》は、
ひとりで思うまま自由に創作するスタイル

自閉症を持つaさんは画材を手に取り思いきりよく創作していきます。



あ、メディチが仲間入りしました


集中している彼女の後ろで、そっと見守っているよ


絵の具から始まり、オイルパステル、ハサミ、のり、折り紙へと移っていく途切れなく。



絵の具にパールが入ってたから、ちょっとメタリックな手に!


手あり、カップあり、スプーンありで感じながら描いてくよ







おー、なんか油絵タッチ




最初にスズキのアリーナを描き、どんどんイメージが続いていくaさん。


描いた順番もしっかり覚えている!



プラスチックの野菜も、作品の一部になってるなぁ〜







一通り終わると、最後は折り紙の紙吹雪へ…





気分軽やかかな〜


aさんの制作の足跡









色彩が美しくて、しばし見とれてました



とてもパワフルなaさん。 言葉がわからない時に聞き返すと紙に書いて教えてくれます。


いろんな物に興味があって、どんどん体が動いてく。 いつしか私もaさんの世界に引き込まれ、空間がひとつになり…とても温かい気持ちになる。


終わったあとは、いつもお風呂上がりのようなさっぱり!スッキリ感に包まれて…


障がいという概念取り払われる瞬間なのだと思います。

人間対人間 だもの。

いろんなものから解放される喜びを‼️


障がい児デイサービスでのアート活動〜リベラシオン!〜

2016-12-24 06:44:25 | みんなの美術
障害児通所支援事業所で、今年最後の美術教室がありました。


この日は、絵の具・粘土・マーカー・オイルパステル・木材などを並べて、子ども達に自由に使ってもらいました。

自由創作というと、なんか硬くなってしまうようなので、画材で遊ぼう!みたいなノリで並べていきます



なんていうか、もう子どもの中では何をしたいか決まってるみたいな状態なんですね

最初は粘土を触っていたR君も、マーカーを見つけると画用紙を自分で取りに来て一心不乱に絵を描き始めます



キャップなんていちいち閉めないさ‼️ の勢い







うん、R君は確実に絵に対する熱量が増えている‼️ と感じます

アクリル絵の具とか油絵なんてやってみるのはどうかなぁ



A君は木板を使いきれいな立方体を作ったら、絵の具のを塗り完成に満足

なんでも自分でやる!
自分の気持ちや考えを伝えてくれます。




S君はいろんなものに興味津々
これ何? といっぱい質問しながら、どんどんやってみます。







指で描いたり…



いろんな使い方をしたり…



わぁっ! 手のあとだ!とびっくりしたり…



描いてみよ〜



あっ。僕ハート描けるよって…



おいてみよ〜



素敵





久しぶりのK君。くっつけるのが好き



ラップにくるんで大事そうにおうちに持って帰るから!と見せてくれました。


新聞紙をビリビリ破いては袋につめ、テープを貼り付けていくT君。
片付けを率先してやってくれます


スタッフの方も、時な一緒に絵を描いたり粘土をいじったりしています。 フィンガーペイントの絵の具にパールが入ってて、手にパールキラキラが残っているのを見て、あー、キラキラしてる。普段こんな事ない〜!と楽しそうに見えた男性スタッフさん。 クリスマス🎄だし、ね


施設でのアート活動は、ある程度の制限や施設側の意向、時間、安全面など考慮しなければいけないこともありますが、その中でどれだけ子ども一人一人が楽しめるかに焦点を当てて内容を毎回考えるようにしています。

障がい児のデイサービスという場所は福祉サービスの施設という位置づけになるので、ある方のお話しでは
療育をしないといけない所のようです。


学童保育とは違うようですね。 障がいの内容も一人一人違うし、年齢も幼児から高校生までと幅広く、保護者の仕事の有る無しに関わらず家庭の事情や親御さんの考えなどで
放課後や休日に預けることができます。 自宅までま送迎してもらえる、というサービス付きです。


施設も家庭も、いろんな考えがありますね。これが正解、という問題ではないけれど…


私が美術活動をするのは、そこ学校や家庭以外で安心して過ごせる居場所になってくれたらいいなぁ、と強く思うからなんです。


安心できるって、そこ信頼できる大人1人でもいる環境かな

お互いに心を開けるか なんじゃないのかな


人と人が心を開いて互いに信頼できるようになるには、それなりに時間が必要なんだ

成長には時間も忍耐も努力も必要だ、と、子育てと同じなんだと思う


そんな中で、心を解放する時間をうまく日常生活の中に取り入れたい

それは美術だけじゃなくてもいい。 好きな事ならスッと入れる。ダンス、音楽、映画、本…、たくさんあるね。


リベラシオン 解放

魂が喜ぶ ことを
たくさんして生きていきたいなぁ