矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障がい児とフェリシモアート〜脳がめざめるお絵かきプログラム〜

2017-01-26 09:54:44 | みんなの美術
今月2回目の障害児デイサービスでの美術教室は、

フェリシモさんの
脳がめざめるお絵かきプログラム
リフレッシュ編から

『つながるわごむのわ』

にチャレンジです




これは作品完成した後の自由お絵かきしている2人ですね

輪ゴム 1個を使っても、けっこうおもしろい絵ができるのです〜

何描けばいいのぉ?
わからなーい!
って時には
プログラムとっかかりを作ってくれるのにうってつけ







黒画用紙にゴールド白画用紙にカラーのパターンで簡単な本仕立てにしてみました。



この作品のhさんは、終わったらず〜っと私に抱きついたり肩車したり踊ったりしてましたね 私も半分指導員のようになってましたが…




mさんは輪ゴムを少しだけ使い、あとは大好きなモチーフをたくさん描きました




いつもおしゃべりしながら楽しそうに描くS君。
元気よく出来たー‼️ おうち持ってかえるよ‼️と完成して大満足


あっという間に抽象画ができちゃう





R君は、ちょっと不満気だったね。 それを発散するようにこの日はをいっぱい使ったよ





手にも塗るんだー! の勢い

真っ黒になった掌を、最後は紙に押し付けてっと… はぁー、スッキリした! のR君。


このプログラムは、15分のリフレッシュ編の1つで、どちらかというと大人向けです。 自分で制作した時に紙が小さいな〜、もっといっぱい描きたいなぁという気分になったので、
今回は子ども向けに提案してみました


とっかかり・きっかけを与えられると動き出せるし、そこから自由にやりたいという気持ちも湧いてきます

私だったらこうしたいからこうしてみる の発想が生まれ、縛りから解放され、肯定されて安心感が生まれる、のだと思います。




だから、子どもの気持ちになって見守る姿勢が大切なんだと思うのです
やれ、キャップすぐしめて! これはもういらないね? これしなさい!
座る! ダメ!
なんて言葉を隣で浴びせられたら 、私だって うるさい! もういい!やらない!ってひっくり返って癇癪おこしますもん。



力や言葉で抑えようとしたりコントロールしようとすれば、必ず反発のエネルギーが湧きます。 萎縮するか、抑圧されて爆発するかの方向にエネルギーが向かってしまう


療育の現場では難しいのかもしれませんが、可能で許される範囲の中で、その子の1つの一面を出してあげたいな、と
密かに熱く思うのです

伝え続けるのも大切



アトリエ ル ブルエ
www.bleuetart.com