のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

鹿島港(新浜岸壁) その8  2017年1月13日(金)ー14日(土)

2017年01月30日 22時06分14秒 | 釣行記
年末の外川港釣行から2週間たち、2017年最初の釣りは新浜岸壁に決定しました。

実は外川港以後、年末と年始にそれぞれ1回ずつ、昨年同様、土浦新港あたりでワカサギ釣りを考えていたのですが、
年末は外川港に行ったし、あと、風が強かったり、少し面倒くさかったりして、結局ワカサギは後回しに。

そして、1月の13日は金曜日(コワッ)。
13金と新浜岸壁。
最強の組み合わせです。

前回の外川港でも投げ竿三本出しでアナゴを狙いましたが、今回も多数置き戦法で行くことに決めました。

まず、投げ竿三本のうち、1本は根魚ではなく、カレイあたりを狙ってみようと企みました。
新浜岸壁は岸から30~40メートルまで(?たぶん)根が多く、
その向こう側は遠浅の砂泥底になっているので(たぶん)、
一本は遠投して根魚以外の魚をターゲットにできるという理屈。

そして、シーバスロッドを使い、ヘチ際を市販のメバル胴突仕掛けで攻めてみようと考えました。
実に欲張りな発想です。
根が貧乏性なので、ついついこんな感じに毎回なってしまうのです。


さて、1月13日(金)の夜は比較的穏やかな天気予報で、晴れ、風速1-3m/s、風向き北西から西北西、
最低気温が-1℃(6:00)というもの。
ただし、今期一番の寒波が襲来しており、寒さは半端ではなさそう。

前日に概ね釣行準備を終了していたので、会社から帰宅してすぐ現地に出発。
途中、上州屋で餌(岩イソメ1パック、青イソメ1パック、アミコマセ1kg)、小物等を購入。
途中まで高速を利用しました。

しかし、、、

高速で東に向かって移動中、行く先の方向でフラッシュが。
UFOか?
いやいや、
なんとご雷光!
これは参りました。
さすがに雷はNever go fishing!

ただ、光った方向をみると、若干南寄りで、鹿島ではなく千葉県というか、外房の沖の方。
とりあえず、現場に着いてから考えようということに。


現地には20:45に到着。
昨年12月と異なり、駐車している車は一台も無し(やはり)。

鹿島は綺麗に星空で、煌々と満月が輝いています。
大丈夫そうだ。

岸壁上に登壇。
釣り座を設置。
全て準備を完了したのは22時くらいでしょうか。

この日のタックルは上記した通り。
①竿:サーフランダー405CX、リール:サーフリーダーCI4+ SD35拙者スプール、道糸:ナイロン6号
②竿:キャスティズム25号-365、リール:キャスティズム25QD06PE、道糸:ナイロン6号
③竿:エクストラサーフ30号-405、リール:スピンジョイSD35、道糸:ナイロン8号
④竿:シーバスハンターX 100ML、リール:AR-CエアロBB4000HG、道糸:PE1.5号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)
⑤竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)

このうち、①サーフランダーは海草30号天秤に市販の投げカレイ仕掛け(二本針)をつけ、
岩イソメと青イソメを各針に房掛けして遠投(といっても70メートルくらいしか飛ばしていないと思うが)。

その他の投げ竿はいつも通り、胴突き二本針仕掛けで堤防から近いところに投げ入れ。
最初のうちは、これら三本(①、②、③)でやってみることに。

すべて投入後。椅子に座ってアタリを待ちます。
しかし、アタリは全くなし。
この日の潮回りは22:59が干潮(-6cm)で、開始時はそろそろ潮が止まるという頃。
タイミングが悪い。
まあ、それは始める前から分かっていたことだったので、特に問題ではありませんでした。

問題は、時折南東の空に現れる輝きで、光る空に連動して、
点けていたAMラジオにジリッという不気味なノイズが入ること。
光っていると行っても遠い空だし、雷鳴が聞こえているわけではないので、
たぶん大丈夫とは思いながら、普段にもまして閑散とした岸壁で、非常に心細い思い。

死ぬかもしれん。

日付が変わる前から、すでにモチベーションは最低レベル。
帰ろうかな、と何度も思いました。
結局帰りませんでしたが。

空は晴れているのに、波は高くないのに、バッグ類はやたら結露。
鹿島の海は、冬でも湿度が高い。
ラジオはびしょびしょ(壊れるかも)。

しかも23時には冷え込みが一段と強まり。
雷がなくても朝まで持たないのでは?

あんまり寒いので、両腕と足先には使い捨てカイロを貼り付けて耐えます。

しかし、このカイロが意外に役に立ちました。
実は夜釣りでは初めて使ってみたのですが、
やはり使い捨てカイロは偉大な発明品であることを実感しましたね。

ただ、この日の新浜岸壁は北西の風。
もし北東~東の風だったら、とても持ちこたえられないでしょう。

日付変わっても、アタリはほとんど無いか、あっても(鈴が鳴っても)次のアタリがなく、
竿を上げても何もついてないか、根掛かり。
そして、大抵餌は無くなっている。
何らかの餌取りがいたことは確かのよう。

1:00。
ようやく上げ潮タイム。

ここで、④シーバスハンターXにコマセカゴつけ、
下に市販の堤防メバル二本針胴突仕掛けを取り付けて堤防際に投下(餌はオキアミLLサイズ)。
とても寒いので、冷凍コマセは全く解凍されず、カゴに入れにくい。
それでも、アタリを待っていると、待望の魚信。
上げてみると、

フグだった。

再トライ。
アタリ。
上げる。
フグ。

堤防際は、フグが寄ってきてしまいました。

作戦失敗。
これであっさり、④は玉砕。
もっと粘っていれば、アジでも来てくれたのか。
不明です。

そして、最終兵器。
⑤ソルティストを用意。
もはや投げ竿の三本は無視し、ブラクリで長い堤防ヘチ際を探りまくります。

前回はこれでクジメが2尾釣れたのですが。
やはり、アタリ全くなし。

3時過ぎ。

6:04が満潮なので、そろそろ時合いか。

ソルティストのブラクリに岩イソメをつけたまま、堤防際に置き竿状態にしておき、
とりあえず投げ竿三本の餌を付け直して再投します。

しかし、今回はイソメ類を1パックずつしか購入しなかったので、特に岩イソメは不足気味に。

しかも、極端な冷え込みのせいか、外に出しっぱなしの虫餌たちは何かかなり弱っている感じ。

この後の時間は餌のマネージメントをどうしようかと思案しながら、
放置していたソルティストを持ってみると、重い。
巻いてみると、魚信が。
上げてみると、本年初のムラソイ(19cm)が掛かっていました。



実質ボンゾの流れだったので、うれしい1尾ではあったが。
前回の外川でのアナゴ同様、放置ブラクリに食ってくるとは。

ともかく、この一件で方針決定。
投げ竿三本は少しずつ撤退準備を進め、ソルティストブラクリに残りの餌を託すことに。

しかし、気温はこの時点でマイナス。
木箱の青イソメを見ると、なんと凍り付いているではないか。

バッカンに入れておいたムラソイは、海水温が0℃近くになって瀕死の状態。

強烈に寒いです。

5時前にして、完全撤退を余儀なくされました。

釣り具の片付けを進める間、最後の餌を付けたブラクリをやはりヘチに放置しておきました。
いよいよソルティストも片付けて納竿、というときに、竿を上げようとすると、根掛かり。
がっちりかかって、竿だけではいかんともしがたく、仕方ないので、道糸を手でつかんで上げてみます。

ところが、するっ、

と抜けるぞ。

それならと、リールで巻き取ってみると、重い。
ゴミのようなものが乗っている感じです。
上げてみると、なんとタコでした。



小さいことは小さいが、まずまずのサイズ(足をいれた全長30cmくらい)だったので、持ち帰ることに。

結局、この日の釣果は、竿を5本も準備して、ムラソイとミズタコ?(とクサフグ2尾)のみ、という貧果に終わりました。

もう少し粘っていれば、アイナメタイムだったのですが。
餌(特に岩イソメ)が尽きてしまっては、いかんともし難く。
まだ暗いうちに岸壁を後にしたのでした。

今日の反省。 
「竿は多けりゃ良いってモンじゃない。」