のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

太東沖(大原港出船) ショウサイフグ  その3  2018年12月8日(土)  根を攻め、根に食われ・・・

2018年12月17日 21時39分53秒 | 釣行記
また美味しいフグが食べたくなり、
12月6日(木)に孝栄丸に電話で8日(土)のエントリー予約しました。
ところが、予約のあとで孝栄丸のHPを見ると、当日の予約は1名。
つまり、今のところ私一人だけのエントリーということ。
土曜日だからなのかな。予約1名でも出船の模様。

今回も早寝(21時)して1:25起床。
1:50出発。
高速使って、4時現着。
前回よりも、30分遅れの4:30が集合時間でした。

船に乗り込み、準備しつつ、出船を待ちますが、
なんと、この日の客は結局私一人でした。
飛び込み客現れず。

5時ちょうどに出港。
今回も船長は竿を出します。


そして5時半過ぎか、太東沖のやや浅場に到着。
水深は15メートルくらい。
この日は前回以上の大うねり。荒海です。

この日のタックルは、
竿:アルファタックル 海人カットウフグ150
リール:スティーレSS 151HG
ライン:デュエル ハードコア×8 PE1号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)
にしました。
リールは前回と異なり、息子用に購入したスティーレをちゃっかり借用。
ステファーノSSと比べ、ちょっとだけドラグ力が高めです。

開始30分ほどで、1尾目がヒット。



型はまずまずだったものの、針掛かりは浅めで魚信感じにくく、
あれ、これ掛かってるのかな?というような形で抜き上げました。

しばらくして明るくなり、船はさらに岸近い方に移動。
ほかの船も何艘か集まってきており、定番の漁場のよう。
しかし、ここからが大苦戦の幕開けだったのでした・・・。

大原沖の浅場周辺は、根の多くあるところ。
胴突仕掛けでも根掛かるのだから、針が四本もついているカットウ針では、
掛からない方がまれな状況。
最初はハリス二本でやっていましたが、
浅場に移動して以降は短いハリス(12センチくらい)一本でやることにしました。

そして、浅場に移って早々に、ばかでかいカジメを2本も引っかけ上げました。
長さは1.2メートルくらいでしょうか。
2本目は大型のフグが掛かったと思い、嬉嬉として抜き上げたのですが・・・。
葉の部分などが海流で揺れて、意外に魚信と勘違いしやすかったのです。

カジメが上がってくれば、まだ良いのですが、
大抵はそのまま引っかかって、仕掛けをロスト。
以降は、この繰り返し。
なんと、この日だけで持参した市販のカットウシンカーを大部分ロスト。
そして、自作したカットウ針の短ハリスは全て消失しました。

結局この日はショウサイフグ8尾(型は全体に良かった)と、
30センチ程度のヒラメ(ソゲ)のみで、
10時に沖上がり終了。


終了直後の太東沖。写真ではわかりづらいが、相当な荒海です。

帰港後は女将より船長の釣った大きめのアカメフグ?1尾と、
この時期にしては珍しく白子が入っていたと言うことで、
どちらもブービー賞としていただいた。

捌いたフグをもらうとき、女将から、
「船長曰く、根掛かり怖がって底を攻めきれないと、根では釣果伸びないよ、だって」
と言われた。
(何で船長が直接言ってくれないの?という疑問は残ったが)

帰宅後は当然フグちり。
季節外れの白子の味は、絶品でした。


この日の戦果。型は良かった。手前底にはヒラメ(チビ)君が鎮座。

LTアジ その4  川崎沖   2018年11月23日(金)  トラブル、のち、爆釣

2018年12月03日 22時31分55秒 | 釣行記
久し振りに息子を連れて、船釣りに行こうかと、
11月23日の祝日に、LTアジ(深川吉野屋)に予約を入れました。

当日朝4:30に家を出て、6時現着。
受付し、車を駐車場に移動。
この日はお客が多かったのか、宿の駐車場は一杯になってしまい、
宿から少し離れたところにあるタイムズに入庫。
ただ、宿の駐車場にぎちぎちに入れるより、
広々とした市営駐車場の方が、実はメリット多し。
入出庫も楽だし、自分が出なければ後ろの車が出られない(逆も有り)、
等ということもなく、釣りの後にのんびり後片付けしても気を遣わなくて良いです。
遅めの到着の方が、いいかも。

この日は二艘態勢で、我々親子は右舷ミヨシに入ります。
ミヨシは足下が狭いので、私がミヨシ側に入りました。
右舷ミヨシは近くにトイレもあって、荷物をトイレ前の床に置けず、
船幅も狭まっているので、少し不便でした。
しかし、片舷10名の満席で、仕掛けの投入位置に余裕のある点はメリット。

この日のタックルは、

竿:カイメイスペシャル30-210
リール:ステファーノSS101HG(道糸:PE1号、リーダー:フロロカーボン16ポンド)
息子
竿:船達ライトゲーム73-195ML
リール:スティーレSS151HG(道糸:PE1号、リーダー:フロロカーボン16ポンド)

仕掛けは天秤(35、40センチ)、ライトビシ(ミンチ用)40号、クッションゴム(1.2mm、20センチ)、
市販及び自作二本針(幹糸:フロロカーボン1.5号及び2号、全長1.8~2メートル、針:ムツ・アジ10号)
で臨みました。

深川吉野屋はLTアジをPE1号としているようなのですが、
PE1号を巻いた両軸リールはステファーノSSしか持っておらず、
この日のためにわざわざ巻き直すのも面倒なので、
息子用という名目で、我が家の家計で(ここが重要!)
新リール(スティーレSS)を購入してしまいましたとさ。
もちろん、普段の私の単独釣行でも活用させていただく予定です。


船は定刻通り、7時ちょうどに出船。
天候は晴天。風はそれほどなし。
船宿を出て、運河から東京湾口まではゆっくり。


早朝の下町運河の風景。

東京湾に出てからは、現場まで爆走です。
東京湾に出てすぐ、右舷から富士山が綺麗に見えました。



7:50頃、現場着。
船長から開始の合図。
深川吉野屋では、LTアジでビシ釣りかサビキ釣りを選択できるのですが、
我々はビシを選択しました。
まずは息子の竿に仕掛けを取りつけ、釣り方を指導してスタート。
そして、いそいそと自分の準備を。

ところが、いきなり息子の仕掛けがトラブル発生。
手前祭り。
この修正にかなり時間を取られます。
周りでは順調に釣れているようですが、まだ開始早々なので、
あせらず対応。
何とか直して釣り再開。

ようやく自分の釣りができる。
第一投は魚の気配なく、船長すぐに移動しましたが、
場所を変えて投入後、ほどなく一荷でアジを上げました。

幸先良いか、と思っていたら、
なんとまたしてもアクシデント。
息子のリールに糸が巻き込まれてしまい、
仕掛けを一旦引き上げて、糸を引っ張って直している最中に、
なんとラインブレイク。
ここで焦らず、丁寧に直せば良かったのですが。
電車結びを丁寧にやらずに息子にロッドを手渡した結果、
今度は海中でブレイクしてしまい、天秤+ビシをロスト。
どちらもこの日のために購入したばかりなのに、、、
徒歩歩です。

仕方なく、天秤+ビシ+錘40号のセットを船長から借り受け、
あらためて息子のタックルを作り直します。
今度は慎重にラインを結び直し。
(借り物をロストしたら「お買い上げ」になってしまうので・・・。)

その後はトラブルもなく、ようやくまともに釣りができるようになりました。

釣り場は川崎沖(のどこか?)
最初は、底底サイズのものが釣れ、特に息子は開始後、まずまずのサイズをゲット。
私はなぜか、良型は1尾のみでした。

後半は北上し、他の船宿も集まっている漁場で最後まで。
この場所は魚影やたら濃く、仕掛けを投入したらコマセを振る前に食ってくる始末。
入れ食いです。
ただ、サイズは豆に毛の生えたもの多し(平均15センチといったところ)。
あまりに釣れるので、釣るのは主に息子に任せ、
私は息子の釣った魚の活け締めとクーラー投入に忙殺されました。
まあ、息子が釣りを楽しんでくれれば良いので。

結局、この日の釣果は二人合わせて79尾。
マハゼ並みの爆釣。
帰りは宿近くの木場インターからすぐに高速に乗り、
急ぎ帰宅してアジの鰓+内蔵取り。
ジップロックに収納して、丁寧に冷蔵庫のチルドルームにしまいました。



大きめの6尾は、塩焼きと刺身。
小さめの70尾のうち、58尾は干物、12尾はフライにしました。
干物の一部は会社の同部屋の方々にお裾分けしました。

佐島(相模湾)  船カワハギ  その7  2018年11月17日(土) はじめての、宙?

2018年11月26日 22時42分41秒 | 釣行記
前回、僅かではあるが、光が見えた(気がした)カワハギ釣り。
今度はいよいよ20尾越えを目指し、11月17日(土)2:20に起床して、
一路、三浦半島佐島へ向かいました。

5:45に深田家に現着して一番乗り。
すぐ受付して、準備開始。

20尾越えを目指すと言っても、ここ最近の三浦半島辺りのカワハギ釣果は、
トップでも20いくかどうかという釣況。
まあ、20は、まだ少し難しいかな?

今日の釣り座は左舷トモ。
出船予定時間の6時はこの時期まだ少し暗く、
船長判断で出船は6:15に変更されました
(それならはじめから集合時間を少し遅めにすればいいのに・・・と思わなくもない)。

本日のタックルもいつも通り。

竿:ステファーノ180
リール:ステファーノSS 101HG
ライン:デュエル ハードコア×8 PE1号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)

そして、今回仕掛けは自作のものを使いました。
枝ス間隔は、下から捨て糸15センチ、10センチ、15センチ。
上のスイベルまでが20センチ。
幹糸はフロロカーボン3号(12ポンド)。
底で誘う場合、まだ外道が非常に多いとのことなので、
捨て糸部分はかなり長めにしたものをセットしました。

さて、第一投。
はじめは10~13メートルくらいの浅場から。
船長は宙の釣りを勧めていたので、とりあえず底ではなく、「宙」を狙ってみます。

が、実は私は今まで宙でカワハギを掛けたことがなく、
宙の釣りは実際よく分からないのでした。
いったい、どのように対処すればいいのか・・・。
そして、宙で誘っても、アタリを捕らえることができず。
結局、いつも通り、底攻めに移行することに。

すると、早速「お客さん」登場。
身に覚えあるアタリ。
そこそこ良く引きますが、カワハギでないことは明らか。
上げてみると、23センチくらいのカサゴ。
少しがっかりですが、美味しそうなのでキープします。

その後もしばらく外道ラッシュ。
トラギス系、ベラ系、キタマクラ、エソ系、その他名前の分からない奴、、、
捨て糸をかなり長めにしたとはいえ、底を中心に狙っている限り、
外道は遠慮なくいらっしゃるのでした。

7:30になり、ようやく1尾目。
しかし、ワッペン。



今日も渋日のようなので、とにかく最低記録(5尾)のクリアだけでも・・・。


それにしても、この日はカワハギのアタリは少なかった様な気がしました。
その後、2尾目、3尾目を上げますが、
かなりのスローペース。
しかもアタリが不明瞭で、恥ずかしながら「上げてみたらカワハギだった」
という状況。

逆に、「カワハギきたー」と思ったら、ササノハベラやキタマクラだったり・・・。
もっと、アタリ感覚を鍛えなければ。

底で「タタキ→ゼロテン→這わせ」などをやっても、
肝心のカワハギはヒットせず、トラギスなどの外道ばかりが掛かる。

苦戦。


後半戦。

集寄も外し、早朝に試した「宙の釣り」を再開。
前述の通り、今まで宙でアタリを取って掛けた事がないので、
正直疑問に思いつつ、
底から1メートルくらい誘い上げて止め→誘い下げ→底を取り直し
などとやってみる。
これに「底トントン」、それでもダメなら、底でのタタキ系。

すると、11時頃。

宙での誘い中に、カワハギのアタリあり。
聞き上げつつ、アワセを入れて5尾目をゲット。
間髪入れず、6尾目もふたたび同じように「宙」で誘って捕らえる。
たった2尾だけだが、初めて宙でカワハギを捕まえることができた。

しかし、その後は、宙でも底でもカワハギの型を見ることはかなわず。
結局最低記録こそ上回ったけれど、6尾のみで沖上がりとなりました。

この日は仕立て船も入れて2船でのトップは14尾。
スソは2尾。
トップの半分にも満たず、カワハギをやって、初めて悔しい思いがこみ上げてきました。

ただ、悪いことばかりでもなく。
新たに「宙の釣り」が少しだけだが分かった(気がした)ことで、
少しカワハギ釣りの「引き出し」が増えたかも。
その点だけは自分的には朗報だった(ら良いのだが)と言えます。

次回は12月以降の釣行となる予定。
だんだん水温も下がって、さらに渋くなるのか。
それとも巻き返しあるのか?

20尾の道は険しいなあ。

大東沖(大原港出船) ショウサイフグ  その2  2018年11月9日(金)  優しく、短く、スイング

2018年11月19日 23時17分04秒 | 釣行記
11月9日(金)。
有休取って、ついに大原は孝栄丸のフグ船に乗ることができました。

まず、電話で孝栄丸に当日の予約を入れた時点で、客は私一人だけでした。
ので、この時点では出船可能かどうか、分からず。
まあ、だめだったら有休取らずに翌日の土曜日に参加でもOKだったので、
気は楽でしたが。
前日の8日(木)に追加予約者が現れ、金曜日の出船可能となった旨、
宿の女将さんからTEL有り。

実は、てっきり状況から類推して金曜日は不出船(他にお客は現れないのでは)と考えていたので、
電話をいただいた後、慌てて釣行準備。
まあ、私の場合は、慌てるのはいつものことですが。

8日(木)は会社から帰宅後、急いで家族の夕食を作りつつ、釣行準備。
夕食後、すぐに風呂に入って、20時半には就寝しました。

そして9日(金)。
0:45起床(未明ですらない!)
1:00過ぎ出発。
高速使って3:15頃現着。
深夜なら、高速を使えば約2時間で大原に到着できることを実地で確認。

孝栄丸が停泊している堤防は、春から夏場にたびたび行っていた臼井丸の場所とは異なり、
初めて訪れた場所だったので、おなじ大原港とは行っても、アウェイ感強し。
最初は岸壁を隙間なく停泊している多くの船のうち、
どれが孝栄丸なのか、分からず、しばし漁港内をうろうろ。

しばらくして何とか発見して、無事乗船。
船長に右舷の大ドモに入るよう、指示されました。

孝栄丸という船宿は、予約順で良い座席を指定してもらえるシステムになっています。
だから、頑張って早く現場に向かう必要がない点が良いところ(という情報はネットにて得ていた)。
もっとも、大原の午前出船時間はだいたい4時ととても早く、
結局千葉から遠く離れたところに住まう私の起床時間は、
上述の通りとなるのであまり恩恵はありませんが。
まあ前泊しなくても大ドモが取れるかも知れない点が良いと言えるかな。

4時集合と言われましたが、当日のお客は全員で3名だったため、
集合時間が出船時間となりました。

漁場は大東北沖5kmくらいのところか。
だいたい出船後40分くらいのところ。
あいかわらず荒れていたからか、ゆっくり操船でした。
漁場に着くまでの間、常連師からいろいろとお話を聴くことができましたが、
曰く、
「若い頃の船長は今と違って、操船も猛スピードで、
ミヨシなんか海水かかりまくりだった。おとなしくなったモンだよ。」
曰く、
「カットウフグのアワセは強くやると、穂先を折ったりする。
30センチ程ゆっくりスイングさせる感じでよい。」
曰く、
「孝栄丸の船長はフグを釣らせる名人。船が小さいから皆大型船の宿を選んだりするけど・・・」
などなど。
大変有益な情報、どうもありがとうございました。
やはり、孝栄丸を選んだのは正解だったようです。

さて、現場に到着し、船長の合図でいよいよ外房での初フグをスタートさせます。
この日は、船長も同舷、胴の間(操船室)で、操船しながら竿を出してました。
上述の通り、この日はなかなかのうねりっぷりで、
かなり踏ん張っていないと体がはじき飛ばされるような状況。
(でも船長は釣りながらも微動だにせず。当たり前だが、やっぱりすごい。)
でもこんなんで、フグのアタリがわかるだろうか?
先日の大洗沖でのカットウフグ以上に荒れているような・・・。

ともかく第一投。

仕掛けは前回同様、カットウシンカーは30号、夜光カラー(市販品)。
カットウ針は二本(12センチと22センチくらいの自作品)。

タックルはやはり前回同様
竿:アルファタックル 海人カットウフグ150
リール:シマノ ステファーノSS 101HG
ライン:デュエル ハードコア×8 PE1号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)
で臨みました。

波はあっても、潮流はさほどでもない感じ。
前回とは異なり、底は取りやすい。

そして、釣法は必然のカットウフグ初級者御用達の「タイム釣り」。
要するに、5~10秒間隔の「空合わせ」を主体とした攻め。
ただし、常連師のアドバイスに従い、「シャクリ方」は前回と異なり、
柔らかく、ふわっ、とスイング。

しかし、魚がかかった感なし。
一度だけアタリらしきものがありましたが、魚がのった感じがない。
餌確認のため、とりあえず上げてみます。

と、なんと小さめショウサイフグが二本針に引っかかってました。
魚信も分からず、早速の1尾目ゲット。
おそらく二本針にかかったフグが身動きできず、小型で、
なおかつ荒海だったので魚信をほとんど伝えなかったのでしょうか。

開始後しばらく、まだ暗い間は全体に不調のようでしたが、
私は二投目でようやく魚信を感じる大型ふくめ、5尾ゲットできました。
開始即、前回の釣果をあっさり更新です(前回が最悪状況だったからだが)。

明るくなって、場所移動。
この日はだいたい20~30メートル弱の水深を攻め、全体に砂底だったので、
根掛かりの心配は無し。
そして、だんだん調子が上がってきました。
7尾目までは割とスローペースで、餌のアオヤギも残りがちでしたが、
8~10尾目は投入即掛かりで、一気にツ抜け。
しかも型は割と良い。

アワセ(シャクリ)は、アタリが分かったときに決まる場合もありますが、
やはり基本は空シャクリでのヒットのよう。
そして大型は「ズンッ」という重みのある「乗り」が快感に。

結局、沖上がり10:30頃で、ショウサイフグ24尾(1尾はチビだったのでリリース)、
サバフグ1尾、合計25尾という釣果。
外道でガンゾウビラメ2尾(だいたい30センチくらいのもの)。
ガンゾウさんは、釣り人にあまり好まれないようですが、引きは良く、
バター焼きにしたらシタビラメのような食感でなかなかの美味でしたよ。


全体に型良し。

帰港後、漁協の荷さばき所の脇で用意されたお弁当をいただきながら、
フグが身欠かれるのを待ちました。
氷と棒身をいただき、代金をお支払いして帰りは下道で帰還。
(ちなみに孝栄丸ではお代は帰港後のようで、珍しい船宿です)。



フグは小食ものが多い(私以外)我が家では捌ききれず、
会社の同僚に大きめの棒身を振る舞ったところ、美味しかったと感謝されました。

今年中に、最低あと1回はフグ行きたいですね。


大洗沖(鹿島港出船) ショウサイフグ  その1  2018年10月27日(土) 祟り継続

2018年11月05日 22時52分59秒 | 釣行記
例によって釣行10日程前から10月27日(土)の天候を調査。

13日(土)に今シーズン初のカワハギをやり、
その次は19日(金)に有休取って大原にでもいこうかと思っていたのですが、
関東はどこも雨(そして例によって風強)の予報。

で、船を予約していくのはリスクが高いと思い、
19日は久し振りに鹿島で夜釣り(アナゴ)でもやろうかなと思いつつ、
疲労感のため、自宅でお休み。

その翌週末に期待していた訳ですが、またしてもピンポイントでBad weatherでした。
関東はほぼ雨&強風。

祟りです。
今年はかなりしつこいです。

こうなったら、悪天候強行です。

27日(土)の外房はダメそうですが、
幸いというか、鹿島は雨は多少降っても風はさほどでもない予報。
今回は鹿島旧港出船のショウサイフグにエントリーしました。

ところが、、、

これも例によって、当日になって鹿島の予報は、風速はさほどでもないが、
強風・波浪・雷
の注意報が!

うーん。来るなぁ。祟り。

強行です。

前日は21時に早寝して翌日1:30に起床。
1:45に出発。
おもてに出ると、結構な雨。
Tenki.jpで鹿島の天候を確認すると、降水量5mm/hに急変!

祟ってるなぁ~!

強行!

3:45頃、現地到着。
現場では、雨は降っておりませんでした。
もちろん、あとから降ってくる可能性大。

今回は鹿島旧港の不動丸にエントリー。
初めての宿で勝手が分かりませんでしたが、無事受け付け終了。

そして、出船30分前(4:30)に乗船したところ、ついに強い雨降り。
今日は合計7名が集まって、私は右舷胴の間
(といっても、ミヨシ側は中乗りさんだけだったのだが)。

出船前、トモのお客さんに話しかけられる。
「こんな日に、何故来たんですか?」
「えっ?」
「沖は風速13メートルらしいよ。こんな日はフグは口を使わないよ。」

なんと!不吉なっ!

で、当然の疑問で、あなたは何で?とおたずねしたら、
本宿の元常連のお連れの方が久し振りに関西から戻られたとのことで、
せっかくだからフグ船に乗ろうかと、当日鹿島にやってきたとのこと。
日程選択の余地なしの強行突入、ってことですね。
祟られてますなぁ~;;

と、まあそのような状況で、八つ墓ならぬ、七人の祟られ侍達が乗り合わせた船は、
定刻通り無事(?)出船と相成りました。

しかし、現場まで1時間以上のところらしい。
大雨に晒されるのもなんなので、ほぼ全員はキャビンに避難して仮眠。
私も、うとうと。


船は鹿島港を出て北上。
1時間20分くらいかけて、なんと、大洗沖10キロメートル付近に到着。
船が減速したので、やたらつんのめりながら外に出てみると、
超うねり。
3メートルはありそうな。
雨は少し弱まって居るようでしたが・・・。

ともあれ、釣り開始。
船長曰く、実績ポイントとのこと。

この日のタックルは、カットウフグ用に購入しておいた竿と、
カワハギ用のリールの組み合わせ。
竿:アルファタックル 海人カットウフグ150
リール:ステファーノSS 101HG
ライン:デュエル ハードコア×8 PE1号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)

仕掛けは30号のカットウシンカー(市販品:夜光)に、
自作したカットウ針長短(12センチ、24センチ)2本を取り付け、
事前に配られたアオヤギをシンカーのフックに4個ほど取り付けて、投入。
なんだかんだで、初フグ。期待に胸膨らませつつ、教科書通りにタイム釣り開始。

しかし、船はどんぶら状態で当然にボトムは取れず。
魚信はなし。
船中、だれも釣れてないようでしたが、
それでも隣の中乗り氏は立て続けに小さなハナダイを2尾引っ掛ける。
2尾とも、プレゼントしていただきました;;
1尾は小さすぎて、即リリース。

あれよという間に、前半終了。
魚信なし。というか、分からず。
アオヤギは食われなかったので、本当に魚が食ってこなかったのでしょう。

船長、次に少し移動。
移動先はゴロタ場らしく、根掛かりに注意か?
船長何か一生懸命放送しているのですが、
天候のせいか、何を言っているのか全く分からず。
とりあえず、根掛かりに気を付けながら投入。

すると、しばらくして何かアタリあり。
やたら重いやつです。
ステファーノSS 101HGでは、なかなか上がってこない。
パワー負け。
ついに、バラシ。
トモのお客さんは、ここでマダコを釣り上げています。
どうやら、このゴロタ場はタコ場のようです。
私にかかってきたのも、タコだった模様。
アオヤギも、取られるようになってきました。

しばらくして、またアタリ。
今度は慎重にやり取りして、少しずつ上げてきます。
なんとか、大マダコを釣り上げられました。
フグは釣れませんが、とりあえず坊主は逃れました。

タコは、関西から来られたという元常連の方が、
親切にも神経締めと内臓取りをやって下さいました。

しかし、かなりでかいタコだったので、個人的にはタコはこれ以上要らない感じ。
何匹か良いところでバラし、結局一杯だけの釣果でしたが、あまり悔しくもなし。

そして、後半はすこしアワセをコンパクトにするなど、工夫して釣っていたら、
ようやく本命のショウサイフグの姿を拝むことができました。
アタリはかなり微妙で、どちらかというと山勘で引っかけている感じではありましたが。

結局悪天候の中、フグは3尾。
釣果的には悲惨でしたが、これ以上ひどい日もなかろうと、今後には希望がもてます。
何しろ、初カットウフグでの戦果ですので。



真タコは、「足一本分」だけ切り取って、唐揚げ。
いただいたハナダイは鍋直行。
フグは、量的にさびしかったものの、何とか鍋、唐揚げ、刺身を楽しむことができました。

今度は、大原でフグ再戦したいと思います。

佐島(相模湾)  船カワハギ  その6  2018年10月13日(土) 光が見えた?

2018年10月21日 22時43分36秒 | 釣行記
10月13日(土)。
久し振りにカワハギ船に乗りました。
というか、沖釣り自体、9月1日の根魚五目以来でした。

実は、9月1日以降は、まず9月15日に大原の根魚五目船にエントリーするも、
雨と風強で船長判断によりプラン変更(→フグ)。
私は根魚用の準備しかしていなかったので、泣く泣くキャンセル。

その後は、やはり台風だの強風だの家族サービスだので、9月の週末は全つぶれ。
(ボートハゼには行けましたが、やはり雨に降られた。)

10月に入り、5日(金)には有休まで取って、
今度は鹿島のショウサイフグ船にエントリーするも、
当日、やはり強風により、不出船・・・。

これは、祟りだ。祟りに違いない・・・。

ま、昨年の9月、10月も似たような状況でしたが。

そんなこんなで、10月第二週の週末も、曇天 & 小雨の予報。
そして、風強(かぜつよ)。
しかし、ずっと釣り場の天気予報をリサーチしていると、
どうやら相模湾は何とかなりそうな感じに。
関東では風向きが北~北東であり、鹿島あたりはキツイかも知れないが、
三浦半島西部は、ちょうど風裏。
たぶん問題ない。

と考え、佐島は深田家のプランにエントリーしました。
深田家は、カワハギ釣りの定宿にしているのですが、
なにしろマッタリとした雰囲気が私好みの、気の休まる宿なのです。
少し自宅から遠いのが玉に瑕ですが・・・。


さて、当日は早起きして現地に5時前には到着しました。
まだ夜は明けきらず、宿も開いていなかったのですが、
私が駐車場に乗り入れると同時に、お店の明かりが点いて、
大女将が出てきた。
猫も出てきた(早起き猫だ・・・)。

大女将と挨拶を交わし、すぐに受付して、準備開始。
この日は塩漬けアサリの他に、
前日にスーパーで購入した活けアサリも持参。
いろいろ準備に忙しい中で、アサリ殻剥きも敢行。
結局なんだかんだで時間余裕なくなりましたが、
有り難いことに宿の女将さんにアサリ剥きを手伝っていただき、
無事剥き終わりました。
お忙しいさなか、恐縮です・・・。

この日も受付一番手だったので、釣り座は左舷トモを選ぶことができました。
人数は、11名(だったと思います)で、多過ぎず、少な過ぎず、という感じか。
出船は予定より少し遅れ、6時15分くらい。


出船前の佐島港。写真の時刻は5:45だが、カメラの時計が20分遅れだったので、実際は6:05頃。

さて、タックルはいつも通りですが
竿:ステファーノ180
リール:ステファーノSS 101HG
ライン:デュエル ハードコア×8 PE1号(リーダー:フロロカーボン16ポンド)
仕掛けはダイワの三本針胴突。
朝一だったので、錘は25号夜光タイプを選び、
UV(紫外線)を照射して光らせてから第一投しました。

すると、程なくアタリがあり、開始早々、
第一投目でまずまずの型のカワハギをゲットしました。


時間は5:59となっていますが、実際は6:20頃。

非常に幸先良いです。
朝一のカワハギは、まだ寝惚けていて目もよく見えないようなので、
第一投での夜光錘UV照射作戦はヒットかも。
今後要検討。

第二投。
船長のアドバイスも取り入れ、宙を狙って、誘い上げ & 下げを試みます。
しかし、アタリも分からず。
上げてみると餌は綺麗に消滅。
活性は高い。
そして、外道も多し。
この日も昨年同様、ベラ関係(ほとんどササノハベラだった)、
フグ関係(キタマクラが主)、たまにトラギス系、が頻繁に出現する。

第三投以降。
しばらくカワハギにお目にかかれず。
野球で言う、スミイチな雰囲気に。
カワハギきたー、と思ってあげたら、キタマクラだったり・・・。
アタリの見分けが付きにくい奴らです。

この日は全体に渋い一日だったようなのですが、
始めゼロだったお隣さんも、立て続けに2尾釣って、逆転され・・・。
私は良かったのは最初だけ。
丸一時間以上、釣れない時間が続きました。

この日は何故か、早い時間からもよおしてきて、
用を足しにいくと、反対舷のお客のバケツにはすでに3尾が泳いでおり。

さらに、二度目の用足しのときには、5尾になってました。
私はそのとき、まだ1尾、、、
あ~あ。

そんな私に2尾目がきたのは、7時半過ぎか。
最初のを釣り上げてから、1時間以上たってました。

そして、3尾目は8時半頃。
順調に1時間に1尾ペースです(徒歩歩)。
ただ、このペースなら、
沖上がりの13時までになんとか8尾は釣れそうかな。
とりあえず、当面の目標は5尾をクリアして、
最低記録を更新しないことです。

私はまだ仕掛けを底から上げてアタリを取って掛ける、
いわゆる宙の釣りは良く理解しておらず、
なかなかアタリが分からなかったので、
途中からビラビラを付けた
「タタキ、ゼロテン、弛ませ、聞き上げ」戦法に切り替えました。

しかし、それが功を奏したのか。
ようやくペースが上がってきて、とりあえず5尾目をクリア。
そして、自身は初の一荷も達成。



そして11時過ぎにはツ抜けできました。

しかし、その後はまた低迷。
しばらく釣れない時間が続きます。
ここで、錘を黄色(シマノの底棚ビビッドチャート)から
赤金(六角タイプ)に変えてみる。
昼近く、曇天の空模様だったので、金色系が良いかも、
となんとなく思ったのでした(理論的背景皆無)。

しかし、この変更が良かったのか、
13時の終了間際までに2尾追加。

ところが、ここで船長曰く、
「開始が少し遅れたし、別船のLT五目船の帰港の兼ね合いもあり、もう一流しやってみます」
とのこと。
不意のアディショナルタイム。

でも釣ったカワハギの血抜きとか、そろそろやっておかないといけないし・・・
お隣さんも早めに納竿してしまったので、私も終了でも良かったのですが。
何とかもう1尾釣り上げたいと思い、上針と中針だけにアサリを簡易付けして、再開。

実は、この日、なんとなくですが「カワハギ釣りの肝」とも言うべきものについて、
何かを掴みかかっていた気がしていたのでした(ま、気のせいだろうけど)。
それを検証してみたかったのでした。

それは要するに
「誘い(タタキ、誘い上げなど)の後に来るカワハギのアタリと、
その後の聞き合わせのタイミングについて」です。
昨年初めてカワハギ船に乗って以来感じていた
「何故釣れたのか分からない、というワケノワカラナサ」
について、ある程度の解答が得られるのではないか、という期待があったのでした。

「タタキ→弛ませ」の直後にくるカワハギのアタリは、即聞き上げても、乗らない。
しかし、そのまましばらく放置していても、餌だけ盗られてサヨウナラ、となる。
つまり、どこで聞き上げるか(合わせるか)、そのタイミングこそが肝なのではないか?

で、結局、このアディショナルタイムに13尾目を釣り上げ、
沖上がりのアナウンス5分前くらいに納竿したのでした。

この日の最後の投入で、
誘い→静止→アタリ1(カッ、ガッという単発)→アタリ2(連続)
→一呼吸(1~2秒ほど)置いて聞き上げ
によって、より高い確率で乗せられるようになるのではないか?
カワハギ釣り本によると、
「手感度から、目感度に移るタイミングで合わせる」ような事も書いてありましたが、
私にはまだ理解が及ばず。
とりあえず、ある程度大ざっぱながらも、
「聞き合わせのタイミング」を掴みかけた気がしただけでも、
個人的には一筋の光明なのでした。

そして、たまたまでしょうが、13尾と少ないながらも、
なんと、この日の竿頭となることができました。
カワハギでの竿頭は、もちろん初めて。
少し光が見えてきた(かも知れない)。

江戸川放水路(ハゼ) その6  2018年9月29日(土) 雨中のボート釣り

2018年10月08日 23時10分31秒 | 釣行記
秋口から、全体に釣りには厳しい天気が続いているような・・・。
9月の初っぱなに鹿島で釣りができましたが、
その後は台風だったり、台風だったり、、、

なかなか、釣行できません。

そんななか、すこし天気模様はあやしいが、
9月29日の土曜日に、当初より予定していた息子とのハゼ釣りに行ってきました。
当日は、昼から雨、という予報だったので、
朝早くから初めて、正午に上がり、近くの温泉施設で入浴 & 昼飯→帰宅
という作戦を立てました。

釣行日は朝3:55に起きて、4:15に出発。
5:45には現地着。
いつも通り、江戸川放水路で、船宿は林遊船。
速やかに準備して、即出発。
林遊船は、準備ができてスタッフに声をかければ、
すぐに釣り場まで届けてくれる融通の良さがグッドです。

最初のポイントは、首都高湾岸線とJR京葉線の鉄橋よりやや上流にある、
市川クリーンセンター正面の、岸から70~80メートルくらいの所。
スタッフによると、ここ最近の好ポイントとのこと。

今回のタックルは今までとおおよそ同じ
①竿:ソアレBB S706ULT、リール:アルテグラ2500、道糸:PE1号(リーダー10ポンド)
②竿:リアルセンサーM702(SZMのメバリングロッド)、リール:ジョイナス1500、道糸:ナイロン2号
です。
①は自分用、②は息子用。
ただ、この時期、ポイントの水深が1.5~2メートル前後だったので、
実は延べ竿の方が良かったと後で思いました。

仕掛けは、変更。

以前は、市販の天秤二本針仕掛けを使っていましたが、
スナップスイベルの真ん中に自動ハリス止めが付いた金具に、
袖もしくは流線5号(ハリス0.8号、20センチ前後)を一本だけ取りつけた、
シンプルな仕掛けにしました。
一本針の方が、手返しが良いし、より釣りを楽しめると思ったので。
また、今回は以前まで行っていた「置き竿作戦」もやめました。
確かに置き竿を置いておくと、単純に釣果は増えますけど、
釣りというよりは「漁」のようになってしまい、せわしないだけで、あまり楽しくないので。

さて、早速始めてみます。
と、すぐにアタリがあります。
が、最初のアタリで合わせても、全く乗らないので、少しゼロテンション気味で待ちます。
2回目のアタリもやり過ごし、3回目で本アタリなので、ここで竿を上げる。
ハゼを釣り上げることができました。

でも、やはりまだ型は小さい(10センチ以下が多かった)。
そして、針を飲まれることが多いです。

合わせが早すぎると乗らないし、遅いと針を飲まれる。
上手く口掛かりさせるには、本アタリ前の、
一瞬のタイミングをのがさず合わせる必要があります。

たかがハゼ釣り。
されどハゼ釣り。

そんなこんなで、二人とも底底に釣れ続けたので、
最初のポイントから移動することなく、同じポイントに居座っていました。
が、そのうち予報を裏切って、朝8時過ぎくらい(?)からぽつぽつ降り始め。
二人して用意してきた雨合羽(レインウェア)を装着。

江戸川放水路で雨に降られたら、鉄橋の下に移動という手もあったのですが、
降りもさほど強くなく、降ったり止んだりだったので、いちいち移動するのもめんどくさし。
次にポイント移動したのは11時近くになってから。
だいぶアタリも渋めになってきたので、下流に少しだけ移動。

すると、再開即入れ食い。
やっぱり、少しずつでも移動しながら釣るのがボートハゼの基本と再認識。
次の機会には面倒臭がらず、マメに移動釣りすることにしよう。

11時過ぎから雨は小雨ながら止まなくなってきた。
12時過ぎには近づいてきたスタッフに声掛けして、納竿を告げ、
桟橋まで運んでもらいました。

この日の釣果は息子と二人で136尾とやや少なめ。
8センチに満たない小型をかなりリリースしたので、
トータル的には200弱くらいには届いたかも知れません。


ソコソコサイズの台湾ガザミも釣れました。味噌汁温泉にご案内。

上記のように、無精釣りしたので、もう少し移動していれば、
もっと釣れたかと。

釣りの後は、作戦通り温泉に浸かって昼飯。
帰宅後は小さめのハゼを唐揚げにして、息子と舌鼓を打ちました。
やっぱり、この時期のマハゼは美味いなあ。

今年は11月までにもう一回行きたくなりました。

鹿島新港(鹿島沖)  根魚五目  その6  2018年9月1日(土)  悲喜交々

2018年09月09日 17時55分55秒 | 釣行記
8月初頭以来の、久し振りの沖釣りは、私のホームグラウンドとも言える、
鹿島港から乗船。

本当のところ、当日は鹿島旧港の某宿「ショウサイフグ」を予約していたのですが、
宿の都合で直前にキャンセルする羽目に!
ちょっと慌てて、同じ鹿島でも新港(北側)の船宿
鬼澤丸の「根魚五目」にエントリーし直したのでした。

ショウサイフグは鹿島や外房で釣況も良さそうだったし、
初心者でも数釣りができるとのことで、楽しみにしていたのですが。
当日の気象状況が鹿島以外、割と風強だったので、
鹿島港の宿に絞って予約していたのでした。

ま、仕方なし。次の機会を待ちます。

ということで、久し振りの根魚五目です。
鬼澤丸の情報は、HPの釣果情報などを事前にリサーチしていたのですが、
「根魚」といいつつ、青物(ワラサ、カンパチ、アジなど)やヒラメといった
「大物」がメインのようで、根魚(アイナメ、ソイなど)「も」釣れる
といった狙い方と感じていました。

その点は、実際私がイメージしている根魚五目の釣り方と異なっているように感じ、
若干の不安を感じてはおりましたが。

なにはともあれ、前日。
鹿島港の船宿は外房も同様ですが、出船時刻が非常に早く、
鬼澤丸も朝4:30出船とのことで、
前日に神栖市内のホテルに宿泊。
9月1日(土)当日は朝2:50起床(現地泊なのに、この時間!)。
3:45に現着。
受付を済ませて、すぐに乗船しました。

当日のタックルはいつも通り。
竿:海明50-270
リール:プレイズ3000(電源はバッテリー:12ボルト、15アンペア)
道糸:PE4号(よつあみヴェラガス船×8)
船縁にスーパーラークを括り付け、ロッドに電動リールを接続して準備完了。
船は予定の少し前に出船しました。

ところが。。。
当日、私は珍しく(というか、初めて)ミヨシを釣り座に選んだのですが、
釣り座の真後ろにはイケスがあって、小サバらしいのが多数泳いでいます。
乗船時に気がつき、少しいぶかっていたのですが・・・。
船は漁港を出てすぐ、有名な北堤の周辺で停止。

「浅めで狙ってね。魚は針を持って外して下さい。体を持つと沖で上がっちゃうよ。」
と船長のお告げ。

なんと、釣り客総出で、サビキ釣りにて餌サバの調達開始。
キ、キイテナイヨー。
サビキの用意はしてありませんでしたが、中乗りさんに仕掛け持ってない旨話して、
購入。
タックルは自前のもので可なので、とりあえず問題なしでしたが。
分かっていれば、サビキ仕掛け持ってきていたのに。
なかなかに手強いです。
てっきり大原の根魚五目同様、餌は塩イワシに塩サバの切り身だと思ってました。

30~40分小サバを釣って、船長十分と判断し、いよいよ沖へ。
と、思ったら。
なんと、すぐ近くの南堤の側に停泊し、
「やって下さい。今の時間はカンパチがきてるよー。」
予想外の近場からのスタートでした。
餌サバを釣っていたのだから、当然サバ餌の泳がせ釣りという訳ですが。
しばし周りの人の釣りをぽかーんと傍観。
カンパチ?根魚じゃないじゃん。

しかし、眺めてばかりも居られないので、用意してきた三本針仕掛けの上二本を外し、
一本針にしてサバを付け、投入。
私の狙いはあくまで根魚(アイナメ、ソイ、カサゴ系)。
60号の六角錘で底を取ります。
が、すかさず根掛かり。
開始早々の錘ロスト。
今回用意してきた錘は宿指定の60号と80号。
それぞれ5個ずつ持ってきていました。

気を取り直して、第二投。
今度は底を1メートルは切って、探るのですが。
底の形状が甚だしく複雑なせいか、わずかな接触でまたしても根掛かり。
開始10分程で、貴重な錘を2個もロスト。
「底に付けちゃダメだよー。この釣り方をしらねーんだなー。」
などと船長にぼやかれる始末。
根魚釣り師のプライドが傷つきました。
が、実際、このていたらくでは何も言い返せない;;
それにしても鹿島港付近の根は、新浜岸壁同様、なんとも狂暴なのでした(徒歩歩)。

その後は、さすがに学習して、根掛かりだけは回避。
しかし、逆に今度はボトムを取ることにかなり躊躇。
果敢に攻められず。アタリも遠い状況に。
私以外のお客は皆常連のようで、慣れており、次々と大物を釣り上げます。
お隣さんは大小のヒラメを数枚、カンパチ、イシナギなどを加えてバケツは大賑わい。
私のバケツは餌のサバが泳いでいるだけ・・・。
開始後2時間しか経っていない時点で、
(私の状況を見かねた)親切な中乗りさんが、
自ら釣り上げられたソゲ(35センチくらいのヒラメ)をプレゼントしてくれました。
(徒歩歩。うれしいけど・・・)

その後、船は移動。
またも意外なことに、船は日川浜沖300メートルの、超近場に停泊。
ここもヒラメの集会場のようで、皆さん爆釣。

鬼澤船長は、かなりまめに底の状況を教え続けてくれるので、
安心して探ることができます。
「ここから根があるよー。底切ってください。着けたらダメですよー。」
「はい、ここからは底着けて大丈夫ですよ-。」
などと、延々丁寧に放送してくれるのです。

ところが、私はというと、強烈なアタリあるも、餌のサバを横取りされるばかりで、
さっぱり食い込んでくれず。
ようやく強い引き込みあり、合わせるもバラす、という状況。
いっそのこと、置き竿にするも、やはりアタリは遠く。
時刻は8:30に。
10:30頃沖上がりだとすると、あと2時間か。

船長:「ここから少し沖に出ます。」と放送。
続けて、
「今日は市場があるから、早上がりしますよ。」
と無情の宣告(徒歩歩)。
そりゃそうだ。皆さんすでに十分なお土産を確保済みなのですから・・・。
船中坊主は私だけ。
残り時間は1時間半程度か。

それでもこの日初めて鹿島沖(鹿島港の中央航路の延長線上)に向かいます。
「ワラサが入り込んできているよ」
この際、もはや何でもいい、何かは釣らなければ。

船が停止して、新しく用意した胴突二本針仕掛けに、サバを取りつけ、
2尾泳がせ釣りを敢行。
ヒラメなどの泳がせ釣りでは、1尾付けが通常だとは思いますが。
根魚五目の仕掛けしか持っていなかったので、どうせなら二本に生き餌を付けてしまえと。
もはや何でもあり。

すると、ここにきてようやく大きな食い込みがありました。
かなり強いアタリ。
先ほど合わせてすっぽ抜けたので、アワセはくれずに我慢。
しばらくして、本格的な強烈なる引き込みが。
ここで、リールのレバーをオン。
スローで巻き上げます。
様子を見ていた船長、すかさずタモを用意して待機してくれます。
「○○(私の名前)さん、一荷で来たよ。挽回だ。良い型だぞ。」
タモ取りしてもらったのは、大小ヒラメ。
1尾は中乗りさんにいただいたソゲよりも少し小さい位のやつでしたが、
大きい方は60センチ弱の良型でした。
それまでの艱難辛苦が一気に解消されました。
そもそもヒラメの一荷というのもあまり聞かない(私は初めて釣った)。
さすが根魚五目。なんでも有り有りか。

そして、いよいよ沖上がり間近。
船長は最後に漁港近くの堤防際を狙うと宣言。
時間はあと10分程度か。

ふたたび、二本針にサバをそれぞれ取りつけて、投入。
すると、すかさず、やや大きめのアタリあり。
しばらく待ってみると、なんとアタリが消失。バラしたか?
私の状況を見守ってくれていた船長がすぐにアドバイス。
「○○(私の名前)さん、大きく誘ってみて」
すぐに、言われたとおり誘い上げて戻してみます。
が、反応無し。

「外れちゃったか」と船長。

しかし、直後に、再びの引き込みが。
「よし、巻き上げちゃって良いよ」
上がってきたのは、40センチ程度のクロソイ。
クロソイを釣ったのは初めてで、しかも最後にようやく根魚五目らしくなりました。
嬉しい1尾でした。

結局この日の釣果は(スソ確定ではあるが)、
ヒラメ2尾
クロソイ1尾
とややさびしいものでしたが(常連師に比べれば)、
家庭で楽しむには十分量。
船長と中乗りさんにはいろいろお世話になり、充実した一日ではありました。
しかし、精神的には疲れた~。

P.S.① そんなこんなで、実釣中は写真を撮る余裕も無く。





P.S.② お土産に「シラス」をいただきましたが、これが絶品。
身はホクホクして食べ応えあり。家族にはヒラメ以上に(?)喜ばれた。

大船渡(碁石海岸) その5  2018年8月14日(火) 今年も「名も知らぬ漁港」に

2018年08月23日 21時54分43秒 | 釣行記
8月のお盆休みをはさんで、毎年恒例の東北旅行(里帰り)に行きました。

昨年と違って、今年は天候も比較的良く、逆に良すぎて家族で海水浴を堪能。
その分、釣行機会は減りましたが、一日だけ碁石海岸の「名も知らぬ漁港」に出撃。

今回は息子と二人釣行です。

釣行時間は13時から16時まで。
ちょうど潮の上げ始めの良い潮回り。

タックルは
①竿:タカミヤ チョイキャス240M、リール:ジョイナス1500、道糸:ナイロン3号
②竿:ソルティストHRF 86XXHB、リール:HRF® PEスペシャル 7.3L-TW、道糸:PE2号(リーダー:フロロカーボン20ポンド)

昨年と全く同じです。

仕掛けは市販の「メバル胴突二本針」。これに、青イソメを付けて堤防際に沈めます。

すると、

息子が早速メバルを2尾釣り上げました。

遅ればせながら、自分のロックフィッシュタックルにブラクリを付けて投入。
しかし、あっさり根掛かり。
息子用と同様に、わたしも「胴突仕掛け」にチェンジ。

すると、メバル(小)が釣れました。
今年の大船渡はメバルが多いようです。

今回は息子が割と良く釣って、トータルでは何尾釣ったかさっぱり忘れましたが、
メバル6尾くらい
ドンコ2尾
アイナメ1尾
ウミタナゴ1尾
ギンポ1尾
アナハゼ1尾
・・・

といった感じで、釣れてくれました。

ギンポやアナハゼはチビだったので、リリースしましたが、
残りは持ち帰って煮付けにしていただきました。


息子が釣ったソコソコサイズのメバル。

東京湾(川崎沖:アクアライン周辺) 船シロギス  2018年8月4日(土) シロギスマスターの道険し

2018年08月18日 17時54分19秒 | 釣行記
7月アタマに鹿島でギンポ釣りをして以来、釣りからは遠ざかってしまいました。

7月の真ん中は家族サービスで旅行に行き、
待望の28日(土)はまたしてもやって来た変台風のせいで釣行キャンセル。
8月最初の週末は、1ヶ月ぶりの釣行機会。
久し振りすぎて、釣りたい釣り物が多く、直前まで迷いまくり。

外房にて、鬼カサゴ船に初挑戦しようか。
三浦半島でボートマゴチ(&シロギス)も良いかもしれない。
いろいろ迷ったあげく、8月4日の土曜日に金田湾のボート釣りに行こうと決意。

ところが、前日の金曜日になって、釣船予約サイトの「釣割」を覗くと、
「8月4日(土)シロギス前日割」の案内を発見。
通常よりも少しお得にエントリーできるというもの。
急に船シロギスがやりたくなって、
案内を出している林遊船に予約を申し込んでしまいました。

林遊船は今年の初めにマコガレイ船で良い思いをしているし、
ボートハゼではいつもお世話になっていて、勝手もよく分かっています。
なにより、最近お疲れ気味の私にとって、自宅から比較的近くて、
朝早くない(7:30出船)プランは有り難し。
釣り物の種類と言うよりは、「楽」な釣りを求めていたのでした
(金田湾のボートだったら、朝3時出発を余儀なくされる)。


という訳で、8月4日(土)は朝4:30起床。
6時過ぎに現着。
今年になって、東京外環道路の伸長区間が開通し、外環に乗らなくてもかなり楽に、
そして早く自宅と東京湾奥の船宿を往復できるようになったのでした。
早く来られたので、釣り座は左舷のトモを選べました。

船は予定より少し早めに出船。



途中、若干のトラブルがありましたが、
8時過ぎには船長が目指したアクアライン周辺(川崎寄り)に到着。

この日のタックルは
竿:ベイゲームXキス H175
リール:アルテグラ2500
道糸:PE1号(リーダー:フロロカーボン9.5ポンド)
竿は少し硬めの、投げ易さ重視のもの。
食わせでは保有するもう一方のキス竿である、
穂先の柔らかいアナリスターキスM180の方が有利と思いますが、
投げまくってアタリを多く取ることを狙いました。

しかし、、、

第一投。
アタリ無し。

第二投。
アタリ無し・・・。

こんなはずでは・・・。

釣りを開始して3時間弱の間、釣れたのはギマのみ。
ギマは引きは良いし、意外と美味しいらしいのですが、
あの「ぬるぬる」が・・・。

左舷トモは、最初の時間帯は潮上で、投げても仕掛けがすぐに戻ってきてしまうという、
キス釣りにとっては不利、というか非常にやりにくい状況でした。

しかし、そうだったとしても、アタリもほとんど無し、というのは一体?
なんとか頑張って、投げては速く引き、誘い続けましたが・・・。
東京湾底のあまりの素っ気なさに、さすがに心が折れそうになりました、、、


そんな閉塞状況が打開できたのは11時前。
ようやくシロギスのアタリあり。
なんと3時間近く経っての本日第一号。



まさかの「シロギス坊主」は、回避されました。

この日の潮回りは、月齢22日の小潮で、
川崎付近は9:37が満潮(150cm)、15:29が干潮(83cm)。
下げ潮に変わり、潮が流れ始める時間になったこともあったのかも。
第一号以降は、割と順調に数を伸ばせるようになりました。


一荷も出た。


手のひらカレイも釣れました。これはリリース。

釣れ始めてからは、投げ方を変えました。
アンダースローで前方に投げるのをやめ、
トモの利点を活かして、船後方にサイドスローで遠投。
というか、最初からそうしておけば良かったと後悔。

最終的な釣果は、シロギス27尾。
前半の出遅れが響きました。
トップは束越えでしたので、やっぱり自分はへたくそだなぁ、と落胆。
もっとも、釣れたシロギスは全体に型は良く、
多くが15~22センチで、テンプラで食べ応え有り。
3人家族では、もうこれ以上はいらないという程の量。

むしろ釣れないことも、また、ちょうど良し、か・・・(負け惜しみ)。