BLACK TEA のひととき

   「お茶の時間」~ それはくつろぎのひととき

ダージリン セカンド フラッシュ

2018-07-23 10:45:22 | 紅茶の種類

 

 

ダージリンは、世界三大銘茶の一つで、“紅茶のシャンパン”と称せられています。

ダージリン地方はインド西ベンガル州の最北端、東ヒマラヤ連邦の高地に有り、

高原の奥には、イギリス領時代に避暑地として開発された市街もあるそうです。

この地方で作られる紅茶をダージリンといいます。

昼夜の寒暖の差が大きく、そのために発生する霧ときれいな空気が

ダージリン独特の味と香りを醸し出します。

 

ダージリンは、春夏秋と年に3回のクオリティーシーズンがありますが、 

なかでも5月から6月に収穫されるセカンドフラッシュは、味コク香りともに最も充実していて、

世界中に愛飲家も多く、上質なものにはマスカットフレーバーと呼ばれる芳香と果物のような美味しさが有ります。

生産量が少ないため高値で取引されています。

 

尊敬する飯田深雪先生1903~2007 (料理研究家、アートフラワー、テーブルセッティング・・・、著書多数、イギリス大使夫人)は

ケーキやteaの授業の後、いつも自ら紅茶を丁寧に淹れてくださっていました。

第二次大戦が勃発したころ、ヒマラヤ中腹の別荘地で飲んだダージリンの味と香りが抜群であったこと、

なんとも魅力的でゾクゾクする程楽しまれたことなどを、よくお話されていました。

素晴らしいお茶でしたことでしょう。

 

その頃は、地球温暖化、自然破壊、異常気象・・・この様な言葉さえ無かったに違いありません。

先生が別荘地で飲まれたヒマラヤの、自然の恵みに満ちた香り高い紅茶は、今では“まぼろしの紅茶”となりつつあります。

この夏の猛暑!昨今の環境汚染は深刻ですね。

自然が正常なバランスを取り戻すようにするには、どうしたら良いでしょうか・・・

せめて環境破綻に加担しないよう心がけたいと思います。     BLACKTEA  藤川

  

 

 

 

 

 

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