BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 最終話(第192話) 『時空を超えて』 感想: ネギま!を含めて大団円だったね!満足!でもやっぱり寂寥感はある。

2022-02-09 13:00:37 | UQH/ネギま!
なんか最後は、超時空規模のスケールのデカイSF的幸福感のまま終幕、って感じだった。

終わってみれば、やっぱり、この物語は、エヴァのためにあった話だったんだな、って思った。

まぁ、それはUQHの第1話の扉だった、アンニュイなエヴァの姿で、わかっていたことだけど。

ネギま!の登場人物の中で、唯一、不死人だったエヴァは、不死者故にネギをはじめとしてクラスメイトたちとの間に距離をおいていたわけだけど。

その「最後は唯一人で生きていくしかない吸血鬼」としてのエヴァに、伴侶や仲間をつくってやるための話が、このUQ Holder!だったんだなって、最後の、エヴァと刀太の二人の、1万2千年越しの愛の告白に思ったよ。

実際、ヨルダとの最終決戦に臨んだネギくん一行は、不死人設定がなかったがゆえに、1万2千年後に復活したエヴァの前には、すでに存在していなかったわけだから。

UQHでも結局、エヴァはたったひとり、この世界に残されてしまった。

ネギま!の時の運命はここでも変わらず。

そのネギくん一行の絶対的死、という事実を、物語としても明言したことで、これは、あくまでもエヴァの物語だったことを強調していた。

まぁ、その結果、キリヱはただの人間として一生を終えることで、刀太のパートナーからは脱落してしまったわけだけど。

というか、最初の最終決戦でバウルの策略にはまって刀太の復活に40年かかったあたりですでに、キリヱが使いにくい存在であることに、作者も気づいてしまったのだろうな。

リセットする人生がある限り、リゼロじゃないけど、勝利するまで死に戻りすればいい、ってことになって、実際、それが戦略としては正しい方法になるけれど、それじゃあ、物語としてカタルシスに欠けてしまう。

しかも、刀太とエヴァの関係が最終的にどうなるのか、という物語全体を通じてのテーマも残ったままだったわけで。

その意味で、刀太は、エヴァとキリヱのどっちを選ぶの?という問いが、中盤以降、ずっとラブコメ的には残っていた。

それを、エヴァが復活までの眠り?に入っている間に、キリヱが只人としての生を終えることで、問題なくやり過ごしてしまった。

そういう意味では、九郎丸のみならず夏凛まで刀太スキーwになったのも、キリヱを含めて三人の中では刀太にとってキリヱが一番!みたいに思わせるための仕掛けだったんだなぁ、って思う。

もともと九郎丸は雌雄両有体のような存在で、おまけに最終決戦で改めて変身していたように、神刀の擬態のような存在であったわけで。

夏凛にしても、復活したエヴァに抱きつくところでも明らかなように、雪姫様ラヴ!は継続しているわけだから。

まぁ、不死者で1万2千年も姿が変わらないままなら、セックスがどうこうとか言っても、そもそも意味がないよね。

とっくの昔にセックスの快楽にも慣れ親しんで、盛り上がりに欠けるのだろうし。

そうなるとニキティスみたいに本の虫になって未来永劫過ごす、ということになるくらいしかない。


ともあれ、いろいろ途中は、それこそ190話分あったけど、結局、最後は、エヴァと刀太の物語に回帰して終わりだったw

それも、雪姫ではなく、ロリババア状態のエヴァと刀太の恋愛だからねw

単純にこれは、作者が最後はロリエヴァの笑顔が見たかったってだけだったんじゃないかなw

でも、まぁ、ネギま!のときの終盤の性急な畳み方に比べれば、ちゃんと大団円してたのはよかったw


で、UQ Holder!全体に対する感想や、ネギま!と合わせてのシリーズとしての感想については、また機会を改めるとして。

最終回について、気になったことをいくつか記しておくと、

まずは、やっぱり、超鈴音、登場w

四重航時機絶対時間停止!で、おお、カシオペア、ひさしぶり!って思ったよw

で、そこからの、黒棒と九郎丸を使った刀太の「神刀姫名杜破魔封神剣」とネギくんと明日菜による「黄昏の剣」による攻撃には、やっぱり最後はダブルヒーローだねぇw と思った。

でも、九郎丸が剣になれる設定、すっかり忘れていたのは秘密w

で、エヴァ=ヨルダの魂が120億個に分霊w ってなって、120億の人類に魂魄が分配融合されるって、ことだけど? 

はにゃ? なんだそれ?ってなったぞ。

でも、そうして、無限共感能力「共鳴り」を極小化して対処するさまを見て、それがネギくんの解決方法と見抜くフェイトのネギくんラブの深さw

で、そこからの、なんと1万2千年経った世界!という展開のバカバカしさ。

マジSFだぁ!

しかも、なんかすげぇそれっぽい植物の実からエヴァ転生体がでてきたよw

マジファンタジーだぁ!

そこから先の、説明口調のネームの多さには思わず苦笑い。

人類圏は1700万光年wまで拡大
地球圏は、人類発祥の地として保護区指定。
1200万しか住んでいなくて、ほとんどが妖怪とか悪魔。

じゃあ、ザジとかいまは地球に住んでるのかね?

あとは、ヨルダの封じ方として、最終的に人類の数と物理的距離で対処したという。

いわば物量でねじ伏せる!の法則w

なんか、とにかくスケールが超無駄にでかくなって笑ったw

で、あれほど終盤でヤキモキさせたゲンゴロウの異世界跳躍の話は、どうやら次作に持ち越し、ってことみたい。

といっても、多分、赤松健は、この先、自民党の参議院議員になるから、漫画なんか描いている時間はあるのかね?って思うけど。

で、100年後の事件、ってなんだよw

カロンが巨大恒星間移民船?
イエローストンの大噴火による人類絶滅の危機?

あはは、こっちもSFだあw

それにしても、ちょっと付け加えておきました的な明日菜の顛末話だけど、なんで、千雨まで生きてるの?

のどかと夕映は、まぁ不死人みたいになっていたのはわかるけどw

で、明日菜と「黄昏の姫御子」は融合して人として生きた?

きっとこれは、ネギくん一行が天寿を全うしたことを確定させるための補足だったのだろうね。

最後に、しのぶとみぞれも一応、登場。

で、ふたりともちゃんと生きて死んだ。

同様に、キリヱも。

キリヱの再不死化は結局なかった。


で、すでに書いたように、エヴァの1万2千年後の復活に話は続く、という流れだった。


とにかく、ネギま!を含めて、途中だいぶUQHには文句も言ってきたけど、なんだかんだいいながらも、ずっと読み続けてものとしては、やっぱり、終わってしまったことには寂しさを感じる。

ただ、これは不死者の物語である、という設定からか、結局、この物語は終わったようで終わらない終わり方をすることは予想できたので、

なんていうか、ピリオドを打たれた、というよりも、

大きなカンマが打たれた、くらいにしか感じないところもある。

でもまぁ、ネギま!のときに、エヴァって不憫な人だよなぁ、って思っていたひとりとしては、エヴァを真ん中においた物語が始まって終わってことは喜ばしかった。

てか、最後は、まさにともに歩いていく人、すなわり伴侶として刀太を射止めたのだから。

よかったね、エヴァ、って感じかな。

でもなぁ、よく考えれば、刀太って、実は、エヴァも加わった計画の中から生まれた人工不死者だったんだよなぁ。

それを思うと、自分の伴侶を自らの手で生み出した物語、とも言えなくもなくて。

SFだ!とかファンタジーだ!とか色々騒いだけれど、最後は、なんだか、とっても神話のような収まり方だったと思う。

そういう意味では、エヴァンジェリンの名の通り、創生の福音に至る話だった。

大満足!

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ワンピース-ONE PIECE- 第1039話 『大トリ』 感想: ということで残すはルフィVSカイドウ戦の決着ってことね?

2022-02-07 10:14:22 | ワンピ
今回の最後で、キッド&ローvs.ビッグ・マムの戦いに決着が着いた!ってことでいいんだよね?

正直なところ、キッドにしてもローにしても、ビッグ・マムにしても、出てくる技が基本的に初出のものばかりだったから、なんか、戦い方そのものは、あまり盛り上がらなかった気がする。

ゾロやサンジと違って、この戦いで、キッドとローの実力が成長した、というわけでもなかったし。

まぁ、そのあたりの成長描写の有無が、結局のところ、ルフィのクルーか、ルフィの同盟相手か、の違いなんだろうな。

あとは、一応、船長やってるキッドとローが、ビッグ・マムを倒す、ということで、一応、格の違いを示した、ってことで。

でも、まさか、ビッグ・マムが、ルフィではなくキッド&ローに倒されることに鳴るとは思っていなかったけどw

やっぱり、ローひとりでは荷が重いから、キッドとのタッグで、ということになったのだろうな。

で、これで、ルフィが単身、カイドウを倒したら、名実ともに「五皇」ってことになって。

ということで、はやくルフィVSカイドウにも決着を着けてほしい。

正直なところ、もうすでに、ルフィがカイドウを倒した後の展開が、ワノ国の外で走り始めているから。

物語的にはそちらに、もう関心が移っているので、この、だらだらやってきた戦闘をとっとと終わりにしてほしい。

もうこうなると、ルフィがカイドウを倒すことで、どれだけパワーアップするのか、そして、ゴムゴムの実に隠されていた真の意味、真の力がなんだったのか。

そのあたりが明かされることにしか興味がなくなっているのでw

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呪術廻戦 第174話 『仙台結界①』 感想

2022-02-07 10:13:13 | 呪術廻戦
さすがに「東京第1結界⑭」ではないだろうな、と思っていたら、やっぱり「仙台結界①」だった。

ということで、しばらくは、乙骨編。

乙骨ってスゲェーんだぜ! だから映画も見に行ってね!

というキャンペーン週間w

底が浅いプロモだなぁw

ということで、とにかくしばらくは乙骨が活躍する回。

前回の引きにあった乙骨がひとり奮戦中!の仙台編開始。

で、とにかくゴキブリのお化けと、そらとぶ変な姉ちゃんと、いまどこリーゼントな大砲兄ちゃんと乙骨が戦うシリーズが開催!

まぁ、乙骨、頑張れ。

ていうかさ、東京と仙台にまで別れて、別々の戦いをされても、全然盛り上がらないよ。

正直、乙骨編はどうでもいいから、はやく五条先生復活させてよ。

宿儺に暴れさせてよ。

ホント、呪術廻戦、ハンターの劣化コピーでしかなくて、つまらなくなったなぁ。

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鬼滅の刃 遊郭編 第10話 『絶対諦めない』 感想

2022-02-07 01:21:41 | 鬼滅の刃
いやー、これ、すごすぎでしょ!

前半と後半での、静と動、の対比!

というか、前半が、完全に、もう負けエンド?みたいな感じで絶望の淵にかかっている感じで。

しかも、そりゃ、この流れじゃ、炭治郎の心も折れるよな、って鬼じゃなくても思うよね。

あの姿も確かに敗走しているように見える。

でも、それが起死回生の一撃を与えるための、全部、仕込みだったって、さ。

炭治郎、スゴイよ、生への執着が、勝利への執着が!

いや、あのクナイを隠すために他の匂い袋を散らすとか、あの流れは、終わってしまえば、あ、それ、似たようなこと、ジョセフ・ジョースターがやってたよね、って思ったけどさ。

でも、実際にあの頭突きがなされるまでは、全く思いもよらなかったし。

で、そこからはもう、宇髄を筆頭に、死んだと思っていた善逸と伊之助が復活して、一気に畳み掛ける展開になって。。。

てか、今回の善逸、なにもうこれ?って感じで、雷の呼吸、全能すぎじゃん!って思ったもんなぁ。

期せずして、善逸が空中戦、宇髄が地上戦と、全く異なる場で格闘しているのもいいし。。。

もうね、これはね、軽々にこの言葉は使いたくないけど、神回!だよなぁ。

久しぶりに興奮したよw

ということで、次回、最終回かぁ。

いや、鬼滅はもう、最終話まで全部やるのは決定済みだと思うけどね。

だから、どれくらいの間を空けて、次のシリーズが始まるのか、そこだけだよね、気になるのは!

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その着せ替え人形は恋をする 第5話 『その着せ替え人形は恋をする 第5話』 感想

2022-02-06 17:29:10 | ビスク・ドール
うん、とうとう、まりんが五条くんに恋したね。

いやー、原作でも今回の最後のあたりの、コスプレ会場からの帰りのシーンは、しっとりとしたいい感じのシーンで気に入っていたのだけど、

うまーく描いたよね。

これは、マジで原作好きにはたまらなかったんじゃないかな。

でもさ、まりんからすれば、ここまで五条くんに支えてもらって、雫たんのコスプレをしたい、という夢を叶えてもらったら、そりゃ、ナチュラルに落ちるよね?

その上、「綺麗」という、五条くんにとって特別な言葉を、寝入りがちのところで、ふと口にされたら。。。

ということで、これ、まりんが五条くん「しゅきー」になるまでの展開が、あまりにも周到すぎてw

作者、うまいよ。

その上で、次回から、まりん→五条くん、のラブコメが晴れて始まるわけで。

で、そこに間髪入れず、ジュジュ様!が登場するわけで。

いやー、この序盤のつかみ、ほんとにスゴイよね。

キャラ造形の良さも含めて、この後の展開も楽しみ。

しかし、ここまで人気が出てきたら、普通に2期、やるよね?

ていうか、クラス対抗の文化祭までは是非、やってほしいな。

周りが「お前ら、もう付き合っちゃえよー!」って絶叫wするところまで含めて、五条くんのスクールライフであり、まりんとのラブコメだからw

とまれ、今回の最後の、まりん胸キュン、の場面は、ホント、良かった!

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プリンセスコネクト!Re:Dive Season2 第4話 『駆け出しの名探偵~ミロワールに想いを寄せて~』感想

2022-02-02 20:30:52 | プリコネ
いやー、なんか、すごかったねw

とにかく、キャラが動く動く!

あと、飛翔の場面とか、ものすごい浮遊感だし。

こんな見ていて楽しいアクションは久しぶり。

もちろん、遊郭編の鬼滅もすごいのだけど、でも、あちらは、楽しい、というのはない。

やっぱ、プリコネだよなー!って感じ。

その上で、今回は、最後にサプライズの、まさかのペコリーナが強制転移で拉致られるのだからw

あの最後のサプライズは、マジ、びっくりだよw

やっぱ、このシーズン2はキャルがかなりヤバい役になりそう。

その闇堕ちのギャップを含めて、ここまで思い切りキャルに顔芸させているんだろうなって思う。

前回のユニもそうだけど、この世界の秘密に迫る展開は、楽しみだなぁ。

てか、マジで面白い!

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