BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第173話 『地獄の特訓』 感想

2020-07-12 10:15:41 | UQH/ネギま!
いや、終わってみれば全然「地獄の特訓」じゃないから!w

ともあれ、冒頭、いきなりUQHのアジトに戻っていたので、あれ、一回、話、とばしちゃったっけ?って思っちゃったじゃないか!

で、なんか、とにかく急展開。

ヨルダ=バオトの居場所は冥王星!で、期限は半年!

急遽、火星の白をマスターせよ!の雪姫命令。

で、修行が始まったわけだけど、キリヱの力のおかげで、「精神と時の部屋」に来ちゃったようなものなので、実は、時間はたくさんある!って感じで、修行といいながら、これ実質、バカンスじゃね?という感じのダラケぶりw

まぁ、刀太はひとり、先輩たちからの稽古という名のいじめwを一身に受けて、もうなんかヘトヘト状態。

で、キリヱや九郎丸たちに介抱される、という流れなのだけど、なぜか(やっぱり?)夏凛も監督者という「寮監」みたいな立場で同席しながら、とうとう「陥落!」って感じw

一応、キリヱと九郎丸の刀太に対する猛攻wに

「これってアウトなんじゃ!?」

とツッコミをいれてはいたけどw

いや、そのツッコミ、誰に向けたものだよ!おい!って感じだったのだが、結局、夏凛も含めて、くんずほぐれつ的!な状態で、刀太を含めた4人で朝を迎えましたとさ!

いやー、刀太じゃなくても、あれれ???、って思うよ。

最初はめちゃくちゃ神妙な「もう時間がない!!!」っところから始まっていたはずなのにさ!

ともあれ、こうしてヨルダ討伐=ネギくん救済の最終作戦に向けた「第1話」が終わったのだったw

ホント、緊張感があるんだか、無いんだかw

でもまぁ、いつの間にか刀太、がUQHのなかで、十蔵に一度斬ってみたいといわせるまでの実力者に転じていたのだから、一応、「VS桃源神鳴流」の回は意味があったってことだよね。

あと、九郎丸もいつの間に剣になっていたわけだしw

しかし、もうほんと、なんでもありだなぁ。

物語の辻褄を合わせるってこと、放棄している。

それが平行世界設定の長所であり短所だよなぁ。。。

まぁ、ようやく最終決戦!ってことで。

いよいよUQHも終わりだね。

もしかして『進撃』のタイミングに合わせるのかな?


あ、そうだ、どうでもいいことだけど、

キリヱが啖呵切った、

「私の力があればその半年――何か月にも伸ばせるでしょ!」

ってところ、「半年」だったら「いくらでも」にすべきだったよね。

「何か月」って普通、数か月の意味だから、半年よりも短い気がする。

ついでにいえば「伸ばせる」も、ここは時間のことだから「延ばせる」では?

いや、細かいこと指摘しているのはわかっているのだけど、こういうのって作者というよりも編集の仕事だよなと思っているから。

要は、最近、漫画編集者ってさぼってるよな、というか、能力下がっているよな、という気がしているからなんだけどねw


ともあれ、次回は、さすがに宇宙に出るのかな?

で、冥王星に向かいながら、「精神と時の部屋」で「火星の白」の修行を続けるのかな?

普通に考えたら、決戦当日のギリギリまで「まだ会得できない!どうしよう!」ってことになっていそうだけどw

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魔王学院の不適合者 第2話『破滅の魔女』 感想

2020-07-12 02:59:52 | 魔王学院
あはは、サーシャ、チョロインすぎw

てか、金髪ヒロインのチョロインを地で行っているw

てか、ここまでテンプレというか、過去作オマージュをてらいなく打ち込んでくると、かえって清々しいw

むしろ、アノスのあの不遜な態度が物語の雰囲気そのまま、なんだな。

「王道テンプレを使うのがなにか? 地力が違う!w」

って感じw


しかし、2000年前の魔王時代のふるまいは、ホント、『はたらく魔王様!』の魔王そのものだし、

その魔王を、皆の幸福のために勇者が刺し殺すところなんて、『コードギアス』のゼロ・レクイエムで、スザクがルルーシュを刺したところのまんまコピーだよな。

で、それを、これもまた、悪びれずにきちんと、でもなんかちょっと安っぽい作画で(わざと?)作り上げてくるのがシルリンっぽいというか。

てか、シャフト時代の大沼心の『ぱにぽにだっしゅ!』を思い出したよ。

あまりにテンプレ盛り盛りだから、原作の時点ですでに『ぱにぽに』のようなパロディ臭が出てしまう、ってことなんだろうなw


とまれ、物語的には、とりあえずサーシャの運命なるものをアノスが叩き潰して、名実ともにサーシャも配下、というかハーレムに加えるのだろうな。


で、その一方で、今回のAパートで示されたような、2000年前の4種族?の間の盟約にほころびが生じているのを、改めて始祖の魔王自身が出張って、修正していく、というのが大きな流れになるのかな?

なんかもうすでに「不適合者」というのも、周りが騒いでいるだけのことで、アノス本人にはどうでもいいだけのことになっているし。

でもまぁ、『魔法科高校の劣等生』でいうところの二科生にあたるのが白服で、その白服を一科生にあたる黒服が蔑む、というのもテンプレだからなぁ。

まぁ、さすがにひとりくらいは理解のある教師が出てきてもいいとは思うけど、それもこれからなのかな?

でも、意外と楽しめているのは確か。

それもこれも、パロディをやらせたら右に出るものなしの大沼心のシルリンだからなんだろうな。

そういう意味では、なろうとシルリンの相性はマジでいいんだな。

『はめふり』も『防振り』も楽しめたし。

うん、これはこれで発見だなw

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第13話『アンダーワールド大戦』感想

2020-07-12 01:56:31 | SAO/AW
ようやく始まったWoUの最終章。

コロナのせいで、結局、半年待ちになってしまったけど、でも、待っただけのかいのある出来で満足!

実はもっとも気になっていたシノンがキリトと再会するシーン。

実は結構重要な場面。

ちょっと描写が足りなかったような気がするけど、実は、シノンの言った

「みんながキリトのことを覚えている」

というのが、あとでキリトの復活に効いてくる。

欠損したフラクトライトを補強する、という意味でね。

あと、なにげにあのシーンは、ロニエの

「女の人ばっかり」

という一言も嫌いではないところw

まぁ、ロニエからしたらそう感じてもおかしくはないよねw

アスナに続いて、また女神様の格好をした女性がやってくるのだから。

しかも、キリトを救いに。

ロニエのキリトへの想いの真剣さがわかるところだけどね。


で、ようやくリーファも登場だけど、あの降臨場面は、原作を読んでいたときでも、ちょっとそれってどうよ?って感じだったのだけど、いい意味できちんとゲスな感じに表現してくれていた。

にしても、シノンの降臨とともに天空から放った矢で敵陣営を一掃!という派手さに比べたらなんて地味!って感じで、シノンとリーファの扱いの違いに呆れていたところではあったw

そういう意味では最後に「意外なことに」美味しいところをもっていったクラインもね。

てか、クラインのソードスキルってあんなに派手で効果満点だったんだっけ?wとこちらも驚いた。

ともあれ、次回は、クラインだけでなく、今までのSAOキャラ総出で参戦!って感じになって燃えそう!

気になるのは、やっぱり、エイジとユナが、この段階で出てくるのかどうか、だな。

もしも早い段階で参戦のシーンが明らかになるようだったら、ちょっと原作とは異なる展開もあるのかもしれない。

そして、問題のベルクーリvsベクタ戦。

もうこの段階で「心意」技だからね。

アンダーワールドが『アクセル・ワールド』とつながるポイントだけど、実は、この世界でどうして心意が利用可能になったのかって、そういえば、明らかにはなっていなかったよな、と改めて思った。

その点は、いつかシリーズを通じてどこかで開示されることはあるのだろうか。

というか、心意って誰が最初に使ったのだろう。。。


ともあれ、やっと始まったアリシゼーション編の最終章。

このままカロリーの高い作画で突っ走ってくれることに期待!

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ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 第12.5話『レミニセンス』 感想

2020-07-11 20:48:23 | SAO/AW
来週から最終章が始まるので、その前に第1クールでなにをしていたかの総集編。

なので、感想と言っても、タイトル通り「思い出しましょう!」ってだけだな。

ただ、やっぱり、前に12話の感想でも書いたけど、最後のシノンさん、マジ、かっけー!のシーンがすごいね。

あそこは、ゲームというよりも完全にマンガの作画だったw

弓、どう見てもおかしいだろw

とまれ、いよいよ来週から。

これもPV第2弾を見て書いたように、オーディナル・スケールの話がどこまで加えられるのか、というのが、原作既読者としては気になるところ。

もちろん、やっぱり楽しみだよね、キリトの復活シーンは!

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炎炎ノ消防隊 弐ノ章 第2話 『狂気の炎』 感想

2020-07-11 16:46:48 | 炎炎ノ消防隊
いっつも思うのだけど、もしかして、このマンガにおいて最も謎かつ無双なのって、やっぱりアーサーだよね。

いや、シンラはもう柱の一人にカウントされているから、この世界では「選ばれた能力者」の一人なわけだけど、アーサーはそんな後ろ盾はなにもないわけでしょ?

アーサーの場合、基本的には全部、自分の妄想力によって力の底上げを図っているわけでw

いや、そうすると、個人としてかなりの強者と言えるんじゃないの?

多分、浅草の紅丸に近い形で。

紅丸も孤児だったのを、火鉢親分に拾われて鍛えられた、っていうから、アーサーもそうなってた可能性があるってことだよね。

そうすると、この世界における強さってなんなんだろうなぁ、と思うよね。

一応、もう一つの世界があって、それがこちらの世界に侵食してくるから焔ビトが生じる、炎が使える、という設定はあるわけだけど。

ともあれ、アーサー強し!

で、あとは、シンラに取り憑いた柱の人、あからさまにシスターとほぼ同一人物で、これ、映像でやると中の人を含めて一発でバレるね。

というか、この頃から、もうシスターの入れ替わりの可能性って示唆されていたんだなぁ、と改めて気づいたよ。

ともあれ、次回から、因果の登場かぁ。

こいつ、マジで嫌なタイプの女子なんだよなぁ。

でも、作者は、この手の合理的なサイコ女子、好きだよね、『ソウルイーター』の頃から。

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彼女、お借りします 第1話 『レンタル彼女』 感想: いろいろとヒドイけどw続きが楽しみになる第1話w

2020-07-11 12:20:34 | かのかり
なんか流れで見てしまったけど、思っていたよりもクズくて面白かったw

なんていうか、これ、むしろ、中の人の演技の豹変ぶりに笑うタイプのギャグマンガってことだよね? ラブコメっていうよりも。

だって、これ、設定的に出てくる女子はみな、基本、猫をかぶっていて、それをふとしたきっかけとか、不測の事態を経て、剥がしていく、というタイプの、ギャップを楽しむ話だよね?

しかも、作中のキャラが猫かぶっている設定自体、中の人がそれぞれのキャラを演じているのと構造的には変わらないわけで。

なので、今回でいえば千鶴のレンカノとしての演技というよりも、むしろ、中の人である天さんの豹変ぶりの上手さに笑う、という。

元カノにしても悠木碧のアップダウンに笑う、ということでしょ。

あとがだれだっけ、東山奈央と高橋李依だっけ?

そういう意味では、主人公の和也だけが素の芝居。

まぁ、この主人公、相当気持ち悪いけどw

なんか、同じクールでやってるからだけど、なんかこの和也、『はまち』の八幡が大学デビューし損ねたような感じすらするw

今期の『はまち』の第1話でも書いたけど、あちらが「本物を求める」ところで、どうにも平成臭が抜けない、今から見ると古い物語に見えるのに対して、この『かのかり』(でいいいの?)の場合は、最初からキャラがみな、猫をかぶっていること、裏返すと、「本物を捨てる」ことを普通に受け入れたところから始まっているところが、今っぽい(令和的?)なのだろうね。

もちろん、ラブコメとしては、今後、猫かぶりの下にある本心が明らかにされていく、というのが見どころにはなるのだろうけど。

それにしたって、世の中、渡っていくには、ちゃんとトレードオフを考えないとダメだよねー、という現実感からはにげていない。

というか、そこから逃げると、単にリアリティがなくなっちゃうんだろうな。


ということで、素朴に次回以降も楽しみ。

しかし、天さん、ってホント、大事な性格女優w的ポジションを確立したよなぁ。

それが一番ビックリだな。

あ、それにしても、病院の婆さんたちのくだりは、正直、クドかった。

というか、家族を人質にとって主人公たちを動かすのはどうよ?と思ったけど、でもまぁ、それもまた『はまち』と好対照をなす、ってことになるのかなぁ?

世の中、個人主義から家族主義に力点が移ってしまって、それから創作物も逃げることができない、ってことなのかもね。

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創約 とある魔術の禁書目録 第2巻 感想

2020-07-11 11:14:39 | 超電磁砲/禁書目録
さて、創約の2巻目。

全巻の引きは、えええ!!!とばかりの、上条さんとアンナ=シュプレンゲルの遭遇?で終わったわけだけど。
そこからどう切り返すのか
まぁ、どう考えてもラブコメじゃぁないよねw

ということで、スペース、空けときます。





































で、蓋を開けたら

『創約 とある科学の超電磁砲』 ・・・ だったw

いや、というよりも、むしろ

『創約 とある科学の心理掌握☆ダゾ!』 ・・・だね!


ともかく、もはや上条勢力の飛車角wになりつつある美琴とみさきちが大活躍する回。

といっても、なんか、みさきち、違う方向にキャラ付けされつつあるのだけど、

でも死なれるよりいいからw、このままコケティッシュ路線でレギュラー入りしてほしいゾ☆!


てか、そもそも、アンナ=シュプレンゲルのオリジンは薔薇十字なのだから、「創約」から先の世界では、科学と魔術がごたまぜになっていくはずだから、その意味で、実は、今は地下に「お隠れ」になったw一通さんも含めて、科学側の人間が魔術を取り込んでいく、という展開なのだろうね。

で、その急先鋒にたったのが、常盤台のエースと女王だった、ってことなんだろうな。

でも、それって正しい方向づけだよね、きっと。


とはいえ、今回の事件は、まだまだ「創約」の序章とでも言うべきものだよね。

アレイスターがいなくなって「アレイスターの子どもたち」の治める学園都市になったところで、『黄金』と『薔薇十字』の関係からすれば、アレイスターの上位概念?になるであろうアンナ=シュプレンゲルが、理由もわからず、とにかく上条さんを襲撃する。

で、サンジェルマンという毒を盛られて、内部から身体を侵させることになった上条さんが思わず漏らした「怖い」という一言に、美琴とみさきちが、もう乙女心全開でアンナ=シュプレンゲルの撃退・・・は無理でも、サンジェルマン毒の解毒剤?の確保に乗り出す。

・・・のだが、科学の物量で押すタイプの美琴の力は全く届かず、ことごとくアンナ=シュプレンゲルに防がれてしまう。

いっぽう、実は運動音痴でドジっ子だったみさきちの動きの方はイレギュラーばかりを生み出し、アンナ=シュプレンゲルも虚をつかれて、意外と苦戦、というか、むしろ、みさきちのほうに可能性を見出しているような素振り。

少なくとも美琴の場合は、AAAを取り込んで、科学のみではなく魔術の力も取り入れないことにはアンナ=シュプレンゲルには届かないことだけが執拗に描写される。

・・・てなわけで、とにかくアンナ=シュプレンゲル戦を通じて、彼我の絶望的な能力差を美琴とみさきちの二人が気づいてしまう。

問題は、この「絶望」が今後、2人にどういう影響を与えるか?だよね。

むしろ、アンナ=シュプレンゲル戦の意味って、美琴とみさきちを、マジで二人で一人のツーマンセルとしてコンビとして使っていく展開なのかな?と。

というのも、どうもこの「創約」編は、一人では無理なことも二人で、あるいは三人で!、という方向に、ヒーロー像のイメージを変えていこうとしているように思えたから。

実際、上条さんにしても、もはは「右手」の「幻想殺し」だけでは襲来する敵?に対応できない、ということに気づいているわけで。

その結果、今回は、まさかのサンジェルマンとの共闘路線で、「左手」をサンジェルマンの魔術として使って、「科学と魔術のコンボ」を実現することで、アンナ=シュプレンゲルにギリギリのところで辛勝できたわけで。

あ、でも、このあたり、上条当麻の「幻想殺し」をさらっと「科学の能力」のように描写していたのが気になったかな。

だって、上条さんってそもそも無能力者だし、幻想殺し、って使い手を渡ってきた異能だったわけだよね?って。

なにしろ、今回、アンナ=シュプレンゲルがとった学園都市破壊作戦って、モブの学園都市の人びとに魔術を使わせて、例の土御門を吐血させてきたw「科学の能力者が魔術を使ったら身体がぶっ壊れる!」というルールで、全員まとめて病院送りにすることだから。

で、上条さんにサンジェルマンを飲ませて、死の恐怖を味あわせたのも、基本的には同じ理屈だったわけで。

つまり、科学と魔術は同一人物の中で同居できない。

でもさ、繰り返すけど、幻想殺しって、科学の能力じゃなかったんじゃなかったけ?って。

となると、そもそも学園都市における「科学」って何さ?ってことになって。

で、もちろん、すでに学園都市の「科学」が、科学とは名ばかりの「アレイスター流魔術」、というか“Magick”だったことはバレているわけで。

そうすると、「科学=アレイスター流魔術=Magick」と、いわゆる「魔術」との間の違いって何?ってことになるわけで。

で、そうなると、ここで、『黄金』に魔術の知恵をオーソサイズした源流たる『薔薇十字』の一角であるアンナ=シュプレンゲルが登場した意味もあるんじゃないかな?と。

つまり、アンナ=シュプレンゲルの狙いって、「科学=アレイスター流魔術=Magick」をもう一段上のステージに上げることなんじゃないの?ってね。

そう思うと、彼女の今回の襲撃自体、なかば暴力的に「科学の能力」の魔術への回帰、ないしは底上げを行うことにあったんじゃないの?って。

だって、そもそもアレイスターの師に当たるエイワスを使役しているわけでしょ。

となると、アンナ=シュプレンゲルの方がアレイスターよりも格上であることはまちがいない、ってことにならない?

つまり、彼女の狙いは、端的に、上条当麻のレベルアップであり、美琴やみさきちのレベルアップであった。

さらにいえば、最後の場面を見れば、新・学園都市統括理事長であるアクセラレータに対しても、なにか知恵を与えそうな気がするじゃない。

アレイスターの作った学園都市をスキャンして、それをアンナ=シュプレンゲルが指南することで、アクセラレータの学園都市につくりかえていく、とか。


あと、今回、いよいよ第6位の藍花悦まで上条当麻の前に現れたけど、どうやら因果操作?っぽいチート能力をもった彼まで動員されそうになっていることも、学園都市のステージアップに関わっているんじゃない?

だって、藍花悦がいっていたように、アレイスター時代の学園都市ならば、端的に藍花悦の目から見て上条当麻は、彼が「因果操作」で能力増強なり能力異変なりさせて支援すべき「善人」ではなかったわけで。

ところが、今回のアンナ=シュプレンゲル襲撃に対しては、藍花悦も背に腹は変えられなくて、上条当麻を善人認定せざるを得なくて、そうして、上条当麻の能力の底上げに自分を使ってもらおうと思っていたわけで。

そういう形で藍花悦を表舞台に立たせることもアンナ=シュプレンゲルからすれば狙いの一つだったんだじゃないかな。

つまり、学園都市の総力を結集させて、そのポテンシャルを「正確」に評価することが目的。だって、CEOだもんね。


そうそう、藍花悦の「因果操作」なんて能力自体、もはやそれ科学じゃなくてオカルトでしょ?という領域に足を突っ込んでいるようにも思えるので、彼の能力の解明を通じて、「アレイスター流魔術=Magick」の、魔術の世界における、薔薇十字的な位置付けがむしろ、明らかにされてくような気もする。


にしても、薔薇十字かぁ。

直接的にいえば、たしか、薔薇が女性器、十字が男性器をイメージしていたはずだから、やっぱり、男女の合体、少なくとも、何らかの意味での「合体」を意味していると思うんだよね。

であれば、今回の、美琴とみさきちのツーマンセルや、上条当麻とサンジェルマンの上条ボディにおける合体共闘とか、「薔薇十字」の真似事のように見えるんだよね。

そういう意味では、「誰かの因果を変えることで能力を変える」というある意味で支援系の極北にあるような藍花悦の能力も、自分自身では能力を行使できず、あくまでも誰かの能力に憑依し合わせがけするところも「合体」っぽいと思うんだよね。

で、その可能性を理詰めで独自に追求していくのが、どうやらインデックスとオティヌス(と三毛猫のスフィンクスw)の新コンビのような気がしてきている。

というか、ようやくこれで、インデックスさんの「禁書目録」の完全記憶能力が生かされるんじゃないの?

魔術のスーパーデータベースだからね。

そこに魔神だったオティヌスが実践知を重ねがけしたら、なんか新たな解釈も開けるでしょ。

そうして、インデックス&オティヌスの居候コンビで、学園都市の次のイメージも少しずつ探られていくんじゃないかな。




ということで、次巻以降は、やっぱりアンナ=シュプレンゲルの真意がどこにあるのか、というのが物語の肝、というか、ドライビングフォースになるのだろうな。

そもそも「創約」ってタイトル自体、アレイスターの魔術が開く新時代のことを意味していたわけだから、その意味でも、科学と魔術の混ぜ合わせが、テーマなんだろうな。

となると、今はどこかに潜伏しているアレイスターがいつ再登場するのか、それも気になる。

意外と、次巻以降も気になる序章だったw


しかし、「竜王の顎」って結局なんなのだろうなぁ。。。

どう考えても、あれ、創約でも出てくる必要あるよな。

なんたって、「右手」だけじゃ間に合わないって、オティヌスも当麻自身も思っているのだから。。。。


ともあれ、いろいろ書いたけど、とりあえず、みさきちがレギュラー化してくれればいいですw

あと、彼女のことをちゃんと上条さんが思い出せるようになってくれればいいですw

それが「創約」の裏テーマ!っことで。

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完 第1話『やがて、季節は移ろい、雪は解けゆく。』 感想: さすがに画面全体からにじみ出る「平成」感にとまどわずにはいられない…

2020-07-10 11:49:32 | 俺ガイル
あれ、いろはす、出ないの?って思っていたら、その分、小町がもっていったw

にしても、さすがに冒頭、なんだったったけ? と思うくらい話が見えなかったのだけど、それも仕方ないよね。

なんたって2期をやっていたのって2015年だから! 5年前だから!

その時、実際に高3だった子たちだって、もう大学生飛び越えて社会人になっているし。

さすがに、あいだ、空きすぎだよねー。

なんていうか、平成の匂いがプンプンして、正直、ちょっとしんどい。

気分的には、いまさら『俺いも』あたりを見せられているのに近いというか。

2010年の前後って、オタクの捻れた心理や嗜好を扱ったものが多かったのけど、その残り香がものすごくする。

いまどき、もう「本物がどうこう」と言ってる場合ではないからな。

そういう意味では、平成末期ってなんだかんだいって、社会に余裕があるフリがまだできていたんだな、って思ったよ。

まぁ、舞台も千葉だしね。

いろいろな意味で、まだ誰もやっていないことを見つけるぞ!競争の中でたどり着いたニッチの中のニッチネタだったんだな、って。

だって、いろいろな意味で、作中の対話を聞いても、なんだそれ?って感じるもの。

ちなみに、確か第1期の時に原作にも手を出していたはずだけど、最後のほうは脱落しているので、ラストは正確には知らない。

でも、この流れで、八幡が、雪ノ下でもなく、由比ヶ浜でもなく、いろはすとくっついたら、正しい意味で傑作だ!と思っていたけど、どうやらそうはならなかったみたい。

・・・というぐらいにしか知らないw

なので、一応、この「完」の結末には関心はある。


あと、思ったのは、やっぱり5年経ってるから、中の人たちがもう、みんな中堅どころかベテランに片足ついているような人たちばかりで、普通に豪華キャストで驚いたw

今回でいえば、最後の小町の演技なんて、途中で小町が「ふっ」とか言うところの感じがデグレチャフ少佐みたいに聞こえて、地味にビビった。

芝居がうますぎw

これで、次回、満を持していろはす/あやねる登場なわけでしょ?

なんか、いろいろと時代を感じさせるなぁ。

でも、もう平成じゃないんだよねぇ。

そのあたりのイタさをどうイタくない形で表現してくるのか。

そういう意味では、令和はやっぱり、なろうやソシャゲの感じが物語のベースになってるんだろうな。

もはやオタクの自意識なんてものをほじくり回すのは古典芸能ってことだよね。


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デカダンス 第1話『ignition』感想:なんかいろいろモリモリな感じがするけど、でもなんかちょっと期待できそう!?

2020-07-09 01:48:43 | Weblog
な~んの期待もせずにリゼロに続いて見ていたのだけど、これ、意外と面白そう。

なんか、

ガルガンチュアとか、進撃とか、マクロスとか、とにかくいろいろまぜこぜにしながら、

作画はちょっとトリガーっぽくもあるけど、

色使いがもっとパステル調で、

でもとにかく動きはすごいぜ!

って感じだったw

とりあえず、ナツメが全く女子力のなさ気だけれど、しかしひたむき感じのあるところはいいな、とか、

カブラギがいかにも、あんた昔、トップクラスの戦士だったでしょ!って感じがするのもお約束っぽくて悪くないw

あとは、最後に、巨大怪獣?のようなガドルを、デカダンスの超巨大パイルバンカー的な何かwでぶっ飛ばして倒すのも、なんかちょっとヒップな感じがしていいw

てか、もうロボットって古いんすよ、同じメカで倒すなら、ワンパンっすよね!って感じで吹っ切れているのも、新鮮でいい!


ということで、なんか、すごいものに化けそうな予感はさせる第1話だった。

まぁ、期待してなくてたまたま目に入ったから、という意味で下駄を履かせた評価になっている気はするけれどw

でもまぁ、あれこれパーツ、パーツごとに、何かいいたくなるような要素はたくさんもっている、ということかな。

まぁ、心配なのは、第1話なのに、結構、作画的にはヘロヘロした感じのするところが多かったこと。

これが、このすばみたいに、実は作画の持ち味としての崩しなんです!ってなるのなら、それはそれでありかもしれないけれど。

ただ、なんかシリアスな方向にも振りそうわりには、雰囲気が軽いのは気になる。

もしかしたら化けるかもしれないけれど。。。

うーん、どうかなぁ。。。

まぁ、2話に期待してみようw

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Re:ゼロから始まる異世界生活 2nd season 第26話『それぞれの誓い』 感想: いきなりレムの最後の煌めきから始まるのはやはりツラい!

2020-07-09 00:52:03 | リゼロ
ようやく始まったリゼロの第2シーズン。

しかし、冒頭から、いきなり「レムって、誰のこと?」。

何度見ても、これはツラい。

そして、作中では時間をさかのぼって、白鯨討伐後、都へと凱旋するはずで馬車を走らせていたクルシュ一行を襲う〈強欲〉と〈暴食〉の大罪司教。

改めて、そうか、こいつら、こんな面構えだったかー!って、思ったよ。

特に〈暴食〉!

そうか、こいつが、レムの名前と記憶を奪ったのか!ってね。

悔しいけど、〈暴食〉は、いまだに原作でも仕留められていないからね。

ここから先は、スバルとレムにとって長い長い旅になる・・・。

それでも、レムの最後の啖呵は素晴らしい。

ひたすら、スバルを「レムの英雄!」と信頼し続けるのも。

そうして、〈強欲〉に傷つけられたクルシュをかばって、最後の煌めきで戦い続けるのだから。

レムの活躍、もっと見たかったけど、悔しいけど、これが見納めなんだよなぁ。。。

多分、リゼロをこのあと第5シーズンくらいまで続けないと、もう一度、レムの勇姿と笑顔を見ることはできない。

いやー、頼むから『進撃の巨人』のように、リゼロも最後まで映像化してよね、って切に思うよ。


ともあれ、〈暴食〉のまさに暴食!によって、レムは名前と記憶の両方を食われ、スバル以外の誰からもその子がレムとは分かってもらえない状況になってしまった。

そして眠り姫へ。

今回は、クルシュの邸宅にスバル一行もついていったので、なんとかなったけど、多分、次回、ロズワールの邸宅に戻った時、ラムからもレムのことがわからないと告げられる時に、スバルはもう一度、ショックを受けるはずで。。。

ホント、この作者ってサディストだよね。

どれだけスバルを傷つければすむのか。

もっとも、今回、エミリアも言っていたように、レムとラムが双子の姉妹だったのは、不幸中の幸いで、なぜなら、ラムにしても、自分と瓜二つのレムを、いくら何もおぼえていないからといって、真っ向見捨てることなどできない、ということになるから。

となると、この、レムが眠り姫になってしまう展開って、レムとラムを双子として造形したときから、作者は考えていたのかな?

裏返すと、双子だからこそ、レムがずっと眠り続けてしまう展開になってしまったようにも思えて怖い。。。

実際、原作の方だと最近、ラムもだんだんスバルに対して好意を抱いていることを隠さなくなっているように思えるし。。。

なんというか、エミリアにしてもラムにしても、それに後で出てくるベアトリスにしても、実際、レムが眠り姫になってから、そのレムをひたすら大事にしようとするスバルにものすごく惹かれてしまっていると思うのだよね。

それも含めて、レムの存在は、ホント、この作品の中ではものすごく大きい。

それでも、今回見ていて改めて気づいたけど、パックがいてくれたおかげで、レムに何が起こったのか、少なくとも説明されたのは良かったと思った。

これで何が起こったか、わからなければ、レムを失った怒りをどこにぶつけていいか、スバルも途方に暮れただろうから。

むしろ、この後、スバルには「打倒〈暴食〉!」という目標が明確に立つので。

何が起こっても、この決意があればこそ、最後の最後で、スバルは諦めなくなっていると思っているから。


というわけで、レムが眠り姫になったのはとても悲しい出来事なのだけど、物語的には、今後の展開に一本筋を通す、極めて大きな事件になってしまった、というのが実態。

なので、とにかく、この現実を受け止めて、次回以降を楽しみにしたい。

まぁ、多分、映像的には回想シーンとかを挟んで、ちょくちょくレムの姿を出してくれるものと期待はしているけれど。


で、あとは駆け足になるけど、

記憶を失っても貴族としての本質を失わないクルシュ、

そのクルシュを徹底的に守ろうとするフェリス、

そして、クルシュだけでなくスバルにも一目置いているがゆえに両者の関係を維持し続けようとするヴィルヘルム。

と、久しぶりの登場ながら、それぞれ全く性格がぶれていないところがとても心地よかった。

なんだか、同窓会をしているような感じ。

そんな彼らとの同盟関係も含めて、以後の展開に期待したい。

ともあれ、まずは、次回、ラムの反応と、それを見てスバルがどんな表情を見せるのか、楽しみだ。

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