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BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

キルラキル 第12話 『悲しみにつばをかけろ』

2013-12-20 17:17:48 | Weblog
いやー、これも、今期のダークホース。
というか、暴れ馬、っていう方がいいかな。

正直いって、毎回面白いとは思わない。
むしろ、多くの回が、あまりの昭和蒸し返しテイストでうんざりさせられることの方が多い。
でも、時々、4回に1回ぐらい、おお!、って思わせられるところがあって。
その1回のために、ここまで付き合ってしまった、という感じかな。

そういう意味では、この12話は見応えがあった。

前々回あたりから、なんだまた四天王と脳筋なバトルかよ、と思っていたところで、針目の乱入で全く異なる方向へ話がずれていき、その針目が流子からすれば父の敵だった、というのは、おお、1クールで引っ張った謎をここで解明してきたか、と思ったし。

その結果、復讐心に煽られて暴走してしまった流子を平手打ちの連打で正気に戻したのがマコだったわけだけど、その直接の動機が、ケンカ部回の時のお返し、というのだから、参るw
だって、あの回、なんだよ、これー、と思うくらいアホ回だったからw

てな具合に、バカな話を画力とむちゃくちゃな展開で、つまり「勢い」だけで見せてるだけと思いきや、要所要所で、そのアホ描写も、デフォルメされた(昭和な)画風も、ちゃんと意味があった、ってことになるんだよね。

いやー、上手いのか、下手なのか、わからない無茶苦茶ぶり。

でも、間違いなく、カタルシスはある。
それも、絵、展開、構成、物語、セリフ、・・・、とそれぞれに。

そんな感じで、決してベストって思えるものではないけど、しかし、何か、常に引っかかる感じのする作品。もっとも、評価が分かれるのもわかるかな。ビミョーなところも多いしw

で、よく考えると、このキルラキルは、ある意味、アルペジオの対極にあるよね。
全編セル画にこだわったキルラキルと、全編CGで描いたアルペジオ。
その両方が、ともに物語的カタルシスを伴っている、というのは、結構考えさせられる。

昭和のカタルシスと平成のカタルシス。それらが物語的面白さではどこかで繋がってしまうわけだから。

そう思うと、どちらもラノベ原作付きの、突き詰めればイラストが動いて面白い!ぐらいの作品群へのアンチなんだろうなぁ、とも思えてくる。

いや、もちろん、ラノベ原作つきのものが全て悪いとは言わないけれど。

でも、今期であれば、ISだったり境界だったりは、ホント、止め絵にしたら格好いいシーン、エロいシーンをただつなげただけのようなものじゃない。ああいうのに対するアンチ、という感じはとてもするかな。

そういう意味では、マンガの逆襲なのかもしれないけれど。
進撃の巨人、だってマンガ原作だったしね。

マンガ的カタルシスをどうやって映像に落とすのか、それを現代的(平成的)にCGで追求したのがアルペジオなのかもしれない。

一方で、画風を徹底的に昭和的にすることで、いまどきのスカスカの、ラノベ販促用のアニメとは一線を画そうとしたのがキルラキルなのかもしれない。あるいは、進撃とかね。

そういえば、今やってるシャフトの恋物語のOPも昭和風だったな。

むしろ、昭和的な表現が同時に、頑張る、とか、番長、とか、純愛、とかの、雰囲気をしらけさせないための、安全弁としての記号なのかもしれない。

アルペジオの方は、物語の進行役をメンタルモデルという人工体にすることで、CGという表現の無表情さ、発展途上にある様子を逆手に取ることで、逆説的に、人形と人間との邂逅をリアルに表現しようとしているように。例の、タカオが「その身を捧ぐ」ところの流れは場所が深海ってこともあるけど、まんま人魚姫の展開だしね。

そう考えると、アルペジオとキルラキルが同時に登場している様子は興味深い。

残念ながらアルペジオは次回で終わりだけど、キルラキルはまだ1クール残っている。その残りで、一体どこまで物語を疾走させるのか、どんなカタルシスを与えてくれるのか。やっぱり気になる。

しかし、それにしても、針目縫のようなキャラを演じさせたら田村ゆかりの右に出るものはいないね。微妙にキャスティングがうまいところもキルラキルのいいところ。あ、その意味では、アルペジオもね。メンタルモデルたちだけでなく、群像役をジョナサン・ジョースターを演じた彼にさせたのは、その真っ直ぐ世界を見つめる目、という感じを出すためにも重要で。

いやー、ホント、この二作が同時期に出てきたのは面白いな―。
いろいろと考えさせられるよ。

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IS 〈インフィニット・ストラトス〉2 第12話 『少女たちの展翅』

2013-12-20 14:43:04 | Weblog
始まる前は、二期か、と期待していたのだけど、その期待に反して、今期、最も残念だったのがこれ。

いや、誰もが思ってると信じてるけど、一期の方が格段に面白かったよね。
まぁ、一期の時は、何の予備知識もなく見て、なんか、結構盛り上がるねー、適当に秘密とかバトルとかラブコメとかあって、バランスよく楽しめるね、という感じだったのだけど。

なんていうか、今期の二期は、もう、お話もなにもないよね。

はい、ここで、バトルです。
はい、ここで、エロです。

という感じで。ホント、各回ごとの繋がりも雑なら、1クール通じての構成も雑。

何も盛り上がりずに、よくわかんないけど、エロとバトルの往復で、はい、今日は時間がきたので、ここで終わり、って感じで。

エロの部分を寒いギャグにすれば、構成としては「境界の彼方」と大して変わらない。
もの凄くおバカな話。

しかし、何でこうなった?って方が大きいかな。
いや、一期は、ちゃんとバトルに繋がる流れがあったし、一応、普段は一夏を巡ってギャーギャー言ってるけど、大きな事件が起これば、普段の反目は脇において、ちゃんとバトルする。そういう感じだったんだけどな。

そういう意味では、一期は、第1話冒頭に最終話のクライマックスシーンを先見せして、そこに向かって物語が収束していく、という予感もあったから、途中の、どうでもいい日常パートもそれなりに見れたのだろうけど。

今期は、そういうクールを通じての流れみたいなものが全くわからなかったかな。
なので、気がついたら、あれ、もう終わりなんだ、ってことで。
ホント、盛り上がりに欠けた。
なんか、もうファンのためだけに作ってる感じだよね。
まぁ、それはそれでいいのだろうけど。

あとは、あのよくわからない、更識姉妹ね。
あれ、なんで、またわざわざ二人も新規に加えたんだろう。
一期の5人だけでも十分多いのに、そこに新たに二人も加えて。
あの二人の登場が、完全に物語の勢いを削いだな。
箒やシャルはともかく、ただでさえ影の薄い鈴なんて、もう半分モブ状態じゃない。

しかし、どうするんだろう。今後もこんな感じでEDで一夏の後を追いかけるキャラを増やしていくのかね。10人とか20人とか。もう、それだけで寒いギャグ。

ほーんと、何でこんなにつまらないものになったんだろう。
一期はわりとバランスが良かったんだけどな―。
原作が悪いのか、脚本が悪いのか。
原作未読なので、そこらへん、よくわかんないのだが。

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