BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ソードアート・オンライン 第19話 『ルグルー回廊』

2012-11-11 20:33:30 | SAO/AW
面白いしよくできてる回だと思うのだけど、やっぱりどこかアインクラッド編に比べると間延びしているように見えるのは、魔法設定だからなのかな。詠唱が長いから?あるいは、そもそもアインクラッドのような、キャラクター(アバター)の死がプレイヤーの死に直結してない、という緊張感のなさからなのか。

直葉とリーファの切り替えが良い感じに、作中での、リアルとバーチャルの違いを表していて、これはとても気に入ってるのだけど、逆に、その対比もあって、ALOの世界が妙に嘘っぽく見えてしまう。だから、何、こんなにしゃかりきになって争っているのか、直感的に理解しにくい。このあたりは、結局、ネトゲーとの親近感によるのかもしれない。

もちろん、SAOもこのフェアリダンス編の後は、リアルとバーチャルがクロスすることになって、再び、「死」がテーマになるのだけど、こうなると、フェアリダンス編は、その合間として、SAOの中で最も現実性に欠ける、ファンタジックな物語なのかもしれない。

裏返すと、キリトの無双っぷりも、アインクラッド編の時は全く気にならなかったのだけど、今回のような、モンスターへの変化のような形で実現されると、・・・、うーん、ちょっと呆れてしまう。これじゃ、ただのネトゲ廃人じゃん、って。

この微妙な感じがちょっとね~。どうしても苦笑せざるを得ない。

あとは、やっぱり、よくも悪くも、リアルの話とバーチャルの話が並行して紹介されるからなのだろうな。直葉がとりあえず落ちてる間の描写は、微妙に興を削いでしまう。

というか、直葉とキリト(というか和人かw)は、壁一つ隔てて?、二人してネットにダイブしてるわけでしょ?、とかね。

リアルとバーチャルをうまく描き分ける、直葉とリーファを体型やキャラを含めて掻き分けていたのは、最初のうちはいいなぁ、と思っていたのだけど、ここに来て微妙になってるのは惜しい。

原作を読んでる時は気にならなかったけど、やっぱりアスナのことが放ったらかしになってるのが気になることもある。

なんか、ホント惜しいなぁ。

もう少し、物語にテンポと、直線的な目的が欲しい。
あとは、クラインやエギルのような脇を固めるキャラがいないのも、様子がよくわからないことの理由なような気がする。

もちろん、フェアリダンス編の主人公は、直葉=リーファであり、フェアリダンス編の主題は、彼女がバーチャルな世界でキリト=和人への関係を一歩も二歩も踏み込むことであることもわかってるんだけど。

こうなると、フェアリダンス編だけでなく、次のファントム・バレット編やマザール・ロザリオ編まで映像にして欲しいと思うなぁ。全てのキャラが、ALOの中でアバターとして集まり、リアルでも繋がり合う、という話にまで至らないと、SAOの面白さが発揮されないように思えてきたから。

といっても、次回のキリト無双には期待してしまうのだけどねw
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