ふむ、いきなりシヴィラ・システムのネタバレから来たか。
一般には、機械的なコンピュータシステムを超並列にして分散処理することで、高速に数値判定ができる、だから、主観も恣意も入らず、客観的な統治が可能である・・・、というお触れだったわけだけど、あらら、並列された計算機は人の「脳」でした。
つまり、シヴィラ・システムは人力ならぬ「脳力」システムでした!
で、並列されるに足る脳とは、異常者=サイコパスな面々のものでした。
なぜなら、サイコな連中は、人と人とも思わない異常性、というか、平均的人間像からの逸脱性を有するがゆえに、情にほだされず、冷徹な判斷が可能だから。
で、それを個体ベースではなく、群体ベースでユニット化すれば個体による偏差も吸収できて、なお客観的!・・・
なので、マキシマくん、君もその栄華に預からないか?
でも、僕らの異常者マキシマくんは、
ああー、そんなのつまんねーじゃん、おれはずっとプレイヤーやってたいのよ、神様ポジション決めこむよりもプレイヤーっすよ、生涯一現役っすよ!、
というインテリ・ヤンキーを決め込んで、誘いをかけたシヴィラ・システムのインターフェース義体を軽やかに破壊=殺害したのでした。
うーん、これ、面白いのか?
並列脳群なんじゃね?というのは大方予想はついていたよね。
だから、そこでの驚きはない。
あと、局長がシヴィラの人体インターフェースだ、というのもわかっていた。
で、そんなシステムに取り込まれるのをマキシマが望まない、ってのもわかっていた。
大方の筋書き通りじゃん。
そもそも、これくらい先の未来だったら、CPUも脳も演算処理機構としては同等、つまり、機械も生体も物質であることには変わりないじゃん、ってのは大前提。
だから、脳の並列といっても、そこに脳を並列した意味をちゃんと与えないと、ただ単に、議会や審議会に200人ほど専門家を集めました、ってのと大差ない。むしろ、機械的CPUの並列性と比べれば後退してる。
まぁ、一番悪いのは最初にシヴィラ・システムの導入を決めた奴と、それらを現状維持してる奴らなんだろうけど(これ、当然国家公務員という設定だよね)、そうした人間らしい「巨悪」はこの先出てこないのだろうなぁ。出てきたら、導入を決めた時の厚生大臣と総理大臣とかがラスボスになって、またぞろ公安も潰される、という、攻殻機動隊とかで見せたIGが大好きなシナリオになってしまうから。
で、それだと、ブッチーをストーリー原案に抜擢した意味が無いよね。
こんな感じだと、そんなシステムに対抗しようとするマキシマの方にこそ正義があるように見えてくるけど、それじゃ、また、ありきたりのシナリオだよね。
シヴィラ・システムという法の網をくぐり抜けるシリアルキラー、快楽殺人者であるマキシマが実は、そのシステムを崩壊させる鍵である、だからこそ、彼にこそ、一定の倫理性があるのだ!、みたいな、反転した英雄像になってしまうのは。
もっとも、脳みそだけのヘタレなオタク的な並列システムなんかボンクラで、大事なのは、知恵がある上でやっぱ体力なのよ!身体なのよ!ってのが、マキシマ節なんだろうな。
そのマキシマの態度に対して、コウカミたちがこの先、どう対処するのか?
マキシマに対して、システム破壊とは別のレイヤーで、お前は単なる殺人者だ、といって、そのありきたりの悪を理由にして、コウカミがマキシマを潰しにかかるのか?
まぁ、引っ掻き回すのは、疾走したことにされているカガリなんだろうけどね。
正直、今回も極めて凡庸な内容だけど、こうやって、ああだこうだ突っ込めるという点では、やはりフジのテレビ番組としては成功してるのだろうね。
でも、大方の視聴者が期待しているとおり、最大のポイントは、どこからブッチー道、虚淵流が炸裂するか、ってところだよね。
どんな「容赦無い」ことをしてくるのか。
期待はその一点のみかなー。
一般には、機械的なコンピュータシステムを超並列にして分散処理することで、高速に数値判定ができる、だから、主観も恣意も入らず、客観的な統治が可能である・・・、というお触れだったわけだけど、あらら、並列された計算機は人の「脳」でした。
つまり、シヴィラ・システムは人力ならぬ「脳力」システムでした!
で、並列されるに足る脳とは、異常者=サイコパスな面々のものでした。
なぜなら、サイコな連中は、人と人とも思わない異常性、というか、平均的人間像からの逸脱性を有するがゆえに、情にほだされず、冷徹な判斷が可能だから。
で、それを個体ベースではなく、群体ベースでユニット化すれば個体による偏差も吸収できて、なお客観的!・・・
なので、マキシマくん、君もその栄華に預からないか?
でも、僕らの異常者マキシマくんは、
ああー、そんなのつまんねーじゃん、おれはずっとプレイヤーやってたいのよ、神様ポジション決めこむよりもプレイヤーっすよ、生涯一現役っすよ!、
というインテリ・ヤンキーを決め込んで、誘いをかけたシヴィラ・システムのインターフェース義体を軽やかに破壊=殺害したのでした。
うーん、これ、面白いのか?
並列脳群なんじゃね?というのは大方予想はついていたよね。
だから、そこでの驚きはない。
あと、局長がシヴィラの人体インターフェースだ、というのもわかっていた。
で、そんなシステムに取り込まれるのをマキシマが望まない、ってのもわかっていた。
大方の筋書き通りじゃん。
そもそも、これくらい先の未来だったら、CPUも脳も演算処理機構としては同等、つまり、機械も生体も物質であることには変わりないじゃん、ってのは大前提。
だから、脳の並列といっても、そこに脳を並列した意味をちゃんと与えないと、ただ単に、議会や審議会に200人ほど専門家を集めました、ってのと大差ない。むしろ、機械的CPUの並列性と比べれば後退してる。
まぁ、一番悪いのは最初にシヴィラ・システムの導入を決めた奴と、それらを現状維持してる奴らなんだろうけど(これ、当然国家公務員という設定だよね)、そうした人間らしい「巨悪」はこの先出てこないのだろうなぁ。出てきたら、導入を決めた時の厚生大臣と総理大臣とかがラスボスになって、またぞろ公安も潰される、という、攻殻機動隊とかで見せたIGが大好きなシナリオになってしまうから。
で、それだと、ブッチーをストーリー原案に抜擢した意味が無いよね。
こんな感じだと、そんなシステムに対抗しようとするマキシマの方にこそ正義があるように見えてくるけど、それじゃ、また、ありきたりのシナリオだよね。
シヴィラ・システムという法の網をくぐり抜けるシリアルキラー、快楽殺人者であるマキシマが実は、そのシステムを崩壊させる鍵である、だからこそ、彼にこそ、一定の倫理性があるのだ!、みたいな、反転した英雄像になってしまうのは。
もっとも、脳みそだけのヘタレなオタク的な並列システムなんかボンクラで、大事なのは、知恵がある上でやっぱ体力なのよ!身体なのよ!ってのが、マキシマ節なんだろうな。
そのマキシマの態度に対して、コウカミたちがこの先、どう対処するのか?
マキシマに対して、システム破壊とは別のレイヤーで、お前は単なる殺人者だ、といって、そのありきたりの悪を理由にして、コウカミがマキシマを潰しにかかるのか?
まぁ、引っ掻き回すのは、疾走したことにされているカガリなんだろうけどね。
正直、今回も極めて凡庸な内容だけど、こうやって、ああだこうだ突っ込めるという点では、やはりフジのテレビ番組としては成功してるのだろうね。
でも、大方の視聴者が期待しているとおり、最大のポイントは、どこからブッチー道、虚淵流が炸裂するか、ってところだよね。
どんな「容赦無い」ことをしてくるのか。
期待はその一点のみかなー。