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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法科高校の劣等生 第24話 『横浜騒乱編 VI』

2014-09-15 16:59:37 | さすおに
全くもって残念な回。
せっかくの達也の素性のバレ回なのにー、
なんで、こんなショボイ演出しかできないかなー
多分、今回が2クールの中で一番のクライマックスのはずなのに。

大型車両の自爆テロを察知した達也が、
周りの人間の存在にも拘わらず、やむなく「分解」の魔法を使ってしまい、
その「分解」魔法の現場を真由美に視認されたことに苛立ったところで、
間髪入れず響子が登場し、その流れで
達也が魔装大隊の特尉だったことがバレてしまう。

で、この流れで心情表現がされているのは、達也の正体がバレたことを悔しく思う深雪のみ。
いや、深雪は、その秘密は彼女だけが知るものとして、達也との間の親密さの一つの鍵だったわけだけど(ぶっちゃけ、ほのかや真由美に対する優位性と捉えている)、それが暴露されてしまうことで、達也に対する「特殊な存在」としての自分が一つ減ってしまう。そのことに対して、深雪は忸怩たる思いを抱いているわけだけど、それはあんな描写じゃわからないよね。

だいたい、どうして、周りはもっと驚かない?

いや、原作では、そこは風間が目で制した、というくだりがあるのだけど、とはいえ、映像でやるなら、そこは周りの「驚き」をきっちり描かないとダメでしょ。

というか何がダメかといえば、あんな会議室みたいなところで、あんな会議用の机や椅子を間において、風間や藤林が登場しても、なんか威厳もへったくれもないし。

そもそも、達也の封印が開放されて、よくわからんけど、サイオンの渦まく空間になるところは、達也と深雪の関係が、騎士と姫のようなもの、という描写であるにも拘わらず、その場所が会議室wじゃ、達也のサイオンが渦巻く!!!っていっても、超ショボイじゃない。

あの場面は、もう少し、広めの空間で、少なくとも会議用の机とか椅子とか目に入らないところで描くべきでしょ。

なんていうか、芝居が全然なってないよね。

多少の改変はあっても、そこは、ロビーでもなんでもいいから、そういう空間で話させておくべきだったんだよ。

あるいは、達也の葛藤、とかね。
せめて、真由美に見られた時は、きっちり舌打ちの一つぐらいさせればいい。

感情を殺された人間だと彼の設定はわかるけど、それは外面に出にくくて抑制された人物だという印象があるだけであって、達也自身の内面では、激情ではないけれど、合理的計算として、これはマズった!、というぐらいの判断は常にしているわけで。

そういう内面描写が一切ないところで、今回の、バレ場面を行われてもね・・・。

数少ない期待のシーンだっただけに、今回の演出には、超がっかり。。。

葛藤がなければカタルシスもないのにね、まったく!
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