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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

探偵はもう、死んでいる。 第1話 『お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?』+『開幕、青春ラブコメ編』 感想

2021-07-06 15:43:59 | Weblog
何の前知識もなく、なんとなくタイトルに引かれて見ちゃったのだけど。。。

うん、これは嫌いではないなぁw

なんか、いろいろと既視感だらけなところも逆にいい。

会話の感じは、出始めの頃の西尾維新みたいだし、

名探偵による超推理とか、往年の舞城王太郎みたいだし。

設定に「人造人間」とかしれっと出してくるあたりは、上遠野浩平のブギーポップ・シリーズみたい。

主人公の君塚が「理不尽だぁ」と事ある度にもらすところは、上条当麻のもろぱくりだから、鎌池和馬だなぁ、とか。

シエスタの造形は、『デート・ア・ライブ』の折紙だよね?とかw

でも、シエスタのほうが、はるかに魅力的だけどねw


あと、これはちょっとあざといなぁ、と思ったのは、この作品は、きっと、夏真っ盛りのときの放送が、ほんと、似合う物語なんだろうなぁ、と。

なんどか、君塚が青空を見上げるシーンがあったけど、これはもう「夏の思い出」というカテゴリーに落とすために完全に似合っている。

というか、狙ってるよね? 絶対!

その意味では、どこかしら『時をかける少女』っぽくもあるんだよね。

その分、ノスタルジーを刺激する、というか。

でも、それもそのはずで、あれだけ大活躍した名探偵シエスタは、すでに故人なのだから。

喪失された〈彼女〉を想い出す物語、というフレームまで仕込まれている。


いやー、これだけ、仕込まれたら、素直に降参したくなるw

うーん、でもさ、「人造人間」なんてファンタジックな設定を最初から出してきてるんだから、シエスタが死んだ、といかいっても、絶対、生きてるよね?

あるいは生き返るよね?

とか思ってしまうんだよね。

で、ちょっとだけググったら、どうやらそういう展開みたいだしw

でも、なんていうか、それがわかってしまっても、あまり気にならない感じがするのが、さっき書いたように、この物語がどうやら、過去のラノベのいいとこ取りの、全部盛りの作品のように見えるから。

なので、どういうふうに料理してくれるのかな?ってところにすでに興味が移っている。

ということで、次回に期待。


とはいえ、1時間枠の第1話を見続けてしまえたのは、思っていた以上に作画も演出も良かったからで。

なので、このクオリティが続くことにも期待。

ということで、ノーマークだっただけに、ダークホースになりそうな予感。
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