BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ワンピース-ONE PIECE- 第792話 『土下座』

2015-07-06 11:49:12 | ワンピ
ようやくドレスローザ編に一区切り。
しかし、ホント、無駄に長かったー!
まぁ、一区切りなので、ドレスローザ編のまとめ感想を。

このドレスローザ編で確実にワンピは人気を落としたよなー。
もう途中からどうでもいい気がして、
早くドフラミンゴ、倒されねーかなー、とだけ思ってた。

だいたい、チョッパーやサンジを出さずに、どんだけ鳥籠編引っ張んてんだよー、って感じ。
期待のギア4は、超しょぼいし。
あんなカッコわりーワザが、3年間の修業の成果かと思うと、マジで泣きたくなったし。

いや、作者的にやりたかったことは、今回の最後に描かれた藤虎の土下座、だったんだろうけど。
あれは、確かに、実質的に世界政府がごめんなさい!したようなものだから、次回以降、ワンピ世界を根底から覆す動きになるのだろうし。
そんな世界を変える動きだからこそ、このタイミングで、サボや革命軍も表舞台に上がってきたのだろうし。
そんな幕切れを想定しているからこそ、最後の方はもう超小物臭しかしなかったドフラミンゴにあれこれ抵抗させて、天上人への恨みとか、世界政府への恨みとか、吐露させていたのだろうし。
闇経済が厳然として存在することの象徴としてSMILE工場の壊滅があったり。
そこで強制労働される小人たちが、(もうすっかりわすれているけど)例の空島に関わる話として「XXランド」という呼称を使ったり。
多分、その関連で、ロビンが追ってる古代兵器の話も絡んでくるんだろうけど。

とにかく、いろいろ平行して仕込みがされていて、多分、その手札を全部ひっくり返せば、おおお!!!という感じでワンピ世界の理が全部表に出てきて、文字通り、パズルのピースが全部揃って「ひとつながり」になってしまうのだろうけど、

そういう作劇上の大転回はわかるのだけど、しかし、長かった。
しかも、どう見てもアラバスタ編の焼き直しにしかみえない物語展開が、その既視感も含めて退屈だった。
そう思うと、クロコダイルってちゃんと悪をしてたなー、と思って、ドフラミンゴの小物感がますます増してしまう。

ただその大転回の分、なんとなく、強制的にでもワンピの物語を畳む方向に向かっているような気はする。

というのも、これだけ世界の暗部(王下七武海、天上人、世界政府、SMILE製造、・・・)を前面に出してしまったら、そりゃ、根底からワンピ世界をひっくり返す!しかなくなってしまうわけで。で、その流れで行けば、ルフィがどう思おうと、世界を二分して浄化する!という方向に向かってしまうと思うんだよね。

だって、今回の藤虎の土下座だって、多分赤犬とも通じていて、なぜなら、赤犬は王下七武海を含めて海賊殲滅!と考える人物だから。だから、これは海軍の世界政府に対する反逆でもあるはず。

(まぁ、軍が政府を見限って独走する、というのは、あまり少年向けの話としてはどうかと思うけど、その一方で、ワンピはもう少年漫画ではなないからからー、とも思うわけで。)

となると、最近海軍入りしたという藤虎の経歴が気になるところで。なにしろ、悪魔の実をどこかで食らっていたわけだし。

で、その海軍入りする前の藤虎、ということを考えると、青キジともどこかで繋がっている気がするんだよね。そうすると、例の大将を決めるに際して、青キジと赤犬の一騎打ちがあった、ということ自体、なにかしらの出来レースな気すらしてくる。あるいは、青キジを推したセンゴクの仕込み、って感じもしてくる。(だから、今後、センゴクが再登場することもありそう。)つまり、青キジを退場させて、代わりに藤虎を送り込んだ。

で、今回のような土下座の事態を引き起こす。
まぁ、ルフィ&ローの猪突猛進な行動をどこまで読んでいたか、という疑問はあるけれど、ローのSMILEやドフラミンゴに対する憎悪はわかっていたから、それを含めて、世界政府・海軍側の一部がローを七武海に入れた、という方向はあるよね。なんたって、黒ひげやバギーですら入れるのだから。

なので、この先は、一体誰がゲーム盤を仕込んだゲーマスだったのか、というのが気になるところ。

あとは、必然的にDの血統のこともね。

ともあれ、この先は、今までのワンピのように、ルフィたちが島から島へ冒険する、という流れでは多分、収まらないんだろうな、と思えてくる。

いや、サンジやチョッパーがこれだけ退場していたのも、その裏で、ビッグマムやカイドウらとのあいだで何らかの関わりをつくっていたからで、ということぐらいはないとさすがに説明がつかないだろう、と。

(多分、ビッグマムって、ナミのダチのローザのおかん何でしょ?って思うしね。)

とにかく、正義の面をした悪と、悪の面をした正義とを含めて、本来の正義と悪に二分化され、全面戦争に突入、そこで、天上人とか古代兵器の話も絡んで・・・、よくわかんないけど、でっかい事件があって、最後にワンピースが見つかって終わり!ってことかな。

さすがに、100巻ぐらいまでには、終わらせようということなのではないかな。

というか、もうワンピは国民的コンテンツって認定されているんだから、多少駆け足でもいいから本編は早めに終了させて、多くの「モブ以上主人公未満」のキャラや所属については、作者でなくていいからスピンオフで作者監修のもと、盛大に公式で二次創作をする、というのでいいのではないだろうか。

これだけ話が広がって、キャラが増えてしまったらさすがにねー。
いやー、ドレスローザ編の時、ジンベイはなにしてるのかな、とか思うじゃない。
アラバスタはドレスローザをどう見てるんだろう、とかね。

とりあえずは、サボがいってた「リスト」がどう動くのか。
多分、SMILEを買い上げていた政府要人や企業役員のリスト、ってことなんだろうけどね。
となると、いよいよ革命軍も前に出てくるんだろうなあ。
っていうか、ワンピの世界で革命かぁ。
ドラゴンの初登場っていつだっけ?
長かったなー。
しかし、その実行部隊の中心に火拳のサボがいるのか。。。
ホント、なんでもありだな~。

あとは、死んではいないドフラミンゴが追い詰められて愉快犯として、どれだけ世界の恥部を暴露するか、というところかな。
彼、饒舌だから、なんでも喋っちゃうと思うんだよね。

次回、どこから始まるんだろう。
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