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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

よふかしのうた 第199夜 『面白い推理だね 小説家にでもなってみては?』 感想:これはもう最終回は、20歳になったコウがナズナと一緒に缶ビールを飲むシーンで終わり!で決定だな!

2024-01-17 12:41:00 | よふかし
やっぱり1年後だったかw

前回の感想で書いた通り、まずは、今回、1年後のエピソードだった。

で、なるほどね、コウは「探偵さんの助手」を希望しているわけだ。

しかし、そうか、コウはまだ中学生だったかw

冒頭でアキラを進学の話をしていたから、すっかり大学のことだと思っていたのだけど、そうだった、コウは中学生だったw

中2の、14歳のときにナズナと出会ったw

まさに厨二病ど真ん中。

そういう意味では、探偵さんの助手になるというのは、なかなかに意味深。

だって、探偵さん自身が、学生のときにナズナと出会って、でもそのときにナズナとうまく行かなくて、十年後?だっけ?、に再会して、いろいろと溜め込んでいた確執を解決させた顛末だったから。

対ナズナ、という点では、探偵さんは、失敗したコウの先行例みたいなものだから。

もちろん、コウはナズナと良好な関係を築いた上で別れたし、なにより、コウ自身、ナズナと出会っている間に、「半吸血鬼」なんて半端な存在にもなっていた。

その結果、吸血鬼の知り合いも、吸血鬼のコミュニティも知ってしまった。

吸血鬼の「ラビット・ホール」に落ちて、その世界で生きることを半ば運命的に受け入れていたわけで。

そうなると、今回の最後で、「いつまでできるかわからないから」と言って、半吸血鬼になって夜空を跳び回っていたのも、いろいろと象徴的。

まさに厨ニの「信仰」があればこそ、吸血鬼もどきにもなれたけど、でもそれも、ナズナとの繋がりが薄まれば、やがては消えるのかもしれない。

ただ、コウからすれば、半吸血鬼であるという事実が、ナズナとの絆が本物であったという証だから、いつまでもこのままでありたいというのが本音だろうけど。

最終回、どっちに転んでるんだろうね?

やっぱり、個人的には、20歳になったコウが、で、多分、探偵さんにそそのかされて大学にも行ってると思うのだけどw

そのコウが、夜の自販機で缶ビールを買って飲もうとするところに、ナズナが降臨して終幕、というのが麗しい気がするw

終盤になって、ここまでコウとナズナ以外の人たちを遠ざけてきたのだから、最後は、コウとナズナだけの深夜の時間で終わる、というのが、この作品の美学だと思うのだよねw

最終回、さて、どう締める?
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