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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第13話 『たったひとつの道しるべ』 感想: 「まどマギ」の足元にも及ばない疾走感のなさ、加速感のなさにガッカリ

2020-03-29 02:29:15 | まどマギ
うーん、こんなマミさん、見たくなかったなぁ。

なんなの、このできの悪い二次創作。

てか、それを公式がやっていること自体、わりと信じがたい。

うーん。

これ、完全に「まどマギ」の世界に泥塗ってるだけだよね?

いや、ここでさやかが出てくるとも思わなかったけど。

あのさやかって、髪飾りがフォルテッシモだったから、「叛逆」に出てきたときのさやか、ってことでいいのかな?

でないと、あんな超再生のような戦い方、しないよね?

でも、そうなると、どうしてマミさんは普通に生きてるわけ?ってことになるけど。

しかし、さやかが「叛逆」のときのさやかだとしたら、ドッペルって、それこそ、さやかが「叛逆」のときに使った魔女の能力の利用と同じ原理、ということになるのかな?

なんか、「まどマギ」との時間軸もよくわからないままで。

マギウスみたいな形で、キューベーの「搾取」に対抗しようとしているってことは、この世界は、まどかが願った世界ではない、ということだよね?

だいだい、なんで、そんなマミさんがまどかたちのことを気にしなくちゃいけないのか、わからないし。

どこを見どころにすればいいのかも、結局、はっきりしないまま、終わってしまった気がする。

まぁ、続きはあるみたいだけど。

多分、「まどマギ」の世界観だけを使ったアナザーストーリーにするなら、マミさんやさやか、あと杏子を出す必要はないと思うのだけど。

単純に、いろはややちよが、ドッペルという謎の存在とどう向き合うか、という構成だけでいいんじゃないの?

いや、ソシャゲの原作があるのは知っているけど、その流れをバカ正直になぞるよりも、中心となる登場人物を絞って、「まどマギ」のように1クールで終わらせるくらいの密度で話を進めないと、ダメでしょ、全然。

それを中途半端に、キャラだけたくさん出して、しまいには、マミさんを中ボスみたいなキャラにして出すなんて。

ホント、できの悪い二次創作でしかないよ、これ。

ガッカリにもほどがある。

「まどマギ」に謝れ、って本気で思う。

「まどマギ」自体が傑作なのは揺るがないのだから、何をしたってスケールダウンするに決まっているんだから、本編のキャラとは断絶した世界で、もう一つの「抗い」をちゃんと描けばよかったのに。

だって、どう考えても、世界を書き換えるという、まどかが導いた「円環の世界」の方が抜本的な解決策なのだから、それをすでに見たあとで、ドッペルを使って悪者キューベーに対抗しようとかいっても、そこには「円環の世界」のような救いや赦しが生まれるはずないことくらい、最初からわかってしまうわけで。

仮に物語として成功したとしても、そのカタルシスが本編にかなわないことは目に見えているのだから。

ホント、時間の無駄遣いだけだった。

多分、正解は、今回の展開を6話くらいにおいて、そこから一気に物語を加速させて、13話で終了、という展開じゃないかな。

こんなにグダグダしたもの、作られてもなぁ。

期待外れも甚だしいよ、全く。
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