9巻までで、シンとレーナの関係を中心に、連邦の第86機動打撃群、別名「エイティシックス学園(笑)」の人間関係、とりわけ恋愛関係に区切りをつけたところで、
この10巻は小休止という趣で、シンの原点、すなわちシンが新兵から戦隊長になるまでの過程を描いたものだった。
っていっても、どうやらこれ、以前にネットで書いていたものを再編集したもののようだから、作者にとっても、省エネモードの小休止回だったw
でも、シンがどうやっていまのような無双兵士になったか、そのプロセスがわかって面白かったといえば面白かった。
彼に影響を与えた諸先輩方の様子とか。
シンに白いスカーフを与えたアリスって、もしかして今後再登場するのかね?
なんだかんだいって、彼女がシンに与えた影響は大きいから「恋愛学園エイティシックス」的にも、レーナやフレデリカがやきもきしそうな、シンの初恋のお姉さんポジションだしw
まぁ、再登場するっていっても、レギオンの中に取り込まれた形だろうから、どう考えても悲劇にしかならないわけだけど。
どうかなぁ。
でも、この先の11巻以降の物語は、どう考えてもフレデリカがらみのレギオン停止作戦に向かわざるを得ないわけだから、まずはフレデリカとシンの関係をどうするか、というところが先だろうけどね。。。
しかし、このレギオン停止問題は重たいよな。
フレデリカの正体はレーナにも秘匿されているから、途中でレーナにバレる面倒くさい回がありそうだし。
だって、レーナからすれば、このレギオンとの不毛な戦いを始めた張本人である帝国の最後の落し胤なわけだから。
しかも、その事実を、正式に恋人になったシンからも秘密にされていたわけだから。
そうなると一度くらいは、レーナが闇落ちしそうで怖い。
あと、この10巻の最後の方のファイドの話のところでさらっと出てきたけど、シンの実家であるノウゼン本家が帝国打倒の民主派だったようだから、そこでも面倒くさい話になりそうだし。
てか、わざわざ新規に書き足したところなのだから、どう考えても11巻以降に向けた前ふりなのだろうし。。。
で、そのような「新章開始!」となる11巻が12月に出るというから、ペースを上げて読んできたのに、いつの間にか、刊行が2月に延期されていた。
作者の健康状態から、っていうのが公式の理由だけど、実のところ、作者も8巻、9巻でリトとクレナに決着をつけてしまってから、この後、どう話を回していこうか、悩んでいるんじゃないかな。
予想以上に物語が続くようになってしまったから。
だって、3巻くらいまでのノリだったら、とにかくレギオンの攻勢に立ち向かう少年兵たちの生存をかけた戦いの悲劇・・・くらいで終わらせることができたのに、
シリーズを続けてしまった結果、そのレギオンとの戦いを終わらせるところまで描かなければならなくなってしまったわけで。
それって、結局、この世界のもろもろの秘密やら陰謀やらにもふれなくちゃならなくなってしまったわけで。。。
でも、ここまで読んできた感じからすると、作者にそういう大きな物語を畳むだけの構成力が有るようには見えないんだよなぁ。
だって、基本、この作者、ただのミリオタじゃない。
それだけで押せた3巻まではよかったけど、4巻以降、人物を描かなくちゃならなくなった途端、ただのラノベのキャラ小説になってしまったのだから。
引出しがほんと、少ない。
そこで、旧帝国内部の政争なんてほんと書けるの?って心配になる。
その一方で、レギオンがどうして今のように自律的な人類抹殺機械になったのか、という話も解き明かさなくちゃいけないわけで。
いわゆる司令塔のノゥ・フェイス(顔なし)って帝国の誰だったのさ?って話だし。
ゼレーネがいても、そうしたレギオンの組織情報にはプロテクトがかかっているわけだし。
まぁ、十中八九、シンの両親の出身のノウゼン家とマイカ家の両方が関わっていると思うのだけど。
レギオンの開発にも、帝国打倒の陰謀にも、レギオンへの脳のアップロードの手法とかも。
だって、マイカ家の精神感応の異能とか絶対利用されてそうじゃない。
でもそうなった場合、シンの実家が、このレギオン戦争を始めたという展開にもなりかねないので、ものすごいブーメランだよね。
で、そういう「戦争を終らせる」プロットづくりに多分、作者自身、おてあげになっているんではないかな、と思ってみたりw
その過程で、どうしてファイドというAIが、シンの父の手によってかいはつされたのか、とかいう話にもつながっていくのだろうなぁ。
でなければ、ファイドが実は、シンの父が作った愛玩ロボ犬のAIだったという、あまりにも安直な予定調和なオチにしたりしないよね。
そこになんらかの因縁なり運命なりがなければならないからのファイドバレだよね?
もしかして、AIとかマインドアップロードとかの話になる?
とにかく11巻にならないことにはどうしようもないw
あとは、左腕をなくしたリトの去就については、やっぱり、アネットががんばって義手を開発して再登場するんじゃないかな、と思っているけど、どうなるのか。
ダークホース的展開としては、無人機のジャガーノートをリトが遠隔でBMI的な脳から直接操作するインターフェースを使って、シンたちの絶体絶命の場面に再登場する!なんて胸アツな展開もあるかなぁ、って思ってみたりw
ほんと、どうなることやら。
あ、そうそう、「レテの畔」は9話、10話でやったやつだったけど、アニメのほうは、2巻のギアーデ連邦編に入る前にうまくつないだんだなぁ、って思った。
なんだかんだいって、アニメスタッフは優秀だと思う。
基本ミリオタな原作を、戦闘のハードさはなくさずに、しかし、人間面の部分を原作以上にうまく補って制作しているな、と思った。
まぁ、制作現場は、だいぶ、万策尽きたー!な感じのようだけどw
この10巻は小休止という趣で、シンの原点、すなわちシンが新兵から戦隊長になるまでの過程を描いたものだった。
っていっても、どうやらこれ、以前にネットで書いていたものを再編集したもののようだから、作者にとっても、省エネモードの小休止回だったw
でも、シンがどうやっていまのような無双兵士になったか、そのプロセスがわかって面白かったといえば面白かった。
彼に影響を与えた諸先輩方の様子とか。
シンに白いスカーフを与えたアリスって、もしかして今後再登場するのかね?
なんだかんだいって、彼女がシンに与えた影響は大きいから「恋愛学園エイティシックス」的にも、レーナやフレデリカがやきもきしそうな、シンの初恋のお姉さんポジションだしw
まぁ、再登場するっていっても、レギオンの中に取り込まれた形だろうから、どう考えても悲劇にしかならないわけだけど。
どうかなぁ。
でも、この先の11巻以降の物語は、どう考えてもフレデリカがらみのレギオン停止作戦に向かわざるを得ないわけだから、まずはフレデリカとシンの関係をどうするか、というところが先だろうけどね。。。
しかし、このレギオン停止問題は重たいよな。
フレデリカの正体はレーナにも秘匿されているから、途中でレーナにバレる面倒くさい回がありそうだし。
だって、レーナからすれば、このレギオンとの不毛な戦いを始めた張本人である帝国の最後の落し胤なわけだから。
しかも、その事実を、正式に恋人になったシンからも秘密にされていたわけだから。
そうなると一度くらいは、レーナが闇落ちしそうで怖い。
あと、この10巻の最後の方のファイドの話のところでさらっと出てきたけど、シンの実家であるノウゼン本家が帝国打倒の民主派だったようだから、そこでも面倒くさい話になりそうだし。
てか、わざわざ新規に書き足したところなのだから、どう考えても11巻以降に向けた前ふりなのだろうし。。。
で、そのような「新章開始!」となる11巻が12月に出るというから、ペースを上げて読んできたのに、いつの間にか、刊行が2月に延期されていた。
作者の健康状態から、っていうのが公式の理由だけど、実のところ、作者も8巻、9巻でリトとクレナに決着をつけてしまってから、この後、どう話を回していこうか、悩んでいるんじゃないかな。
予想以上に物語が続くようになってしまったから。
だって、3巻くらいまでのノリだったら、とにかくレギオンの攻勢に立ち向かう少年兵たちの生存をかけた戦いの悲劇・・・くらいで終わらせることができたのに、
シリーズを続けてしまった結果、そのレギオンとの戦いを終わらせるところまで描かなければならなくなってしまったわけで。
それって、結局、この世界のもろもろの秘密やら陰謀やらにもふれなくちゃならなくなってしまったわけで。。。
でも、ここまで読んできた感じからすると、作者にそういう大きな物語を畳むだけの構成力が有るようには見えないんだよなぁ。
だって、基本、この作者、ただのミリオタじゃない。
それだけで押せた3巻まではよかったけど、4巻以降、人物を描かなくちゃならなくなった途端、ただのラノベのキャラ小説になってしまったのだから。
引出しがほんと、少ない。
そこで、旧帝国内部の政争なんてほんと書けるの?って心配になる。
その一方で、レギオンがどうして今のように自律的な人類抹殺機械になったのか、という話も解き明かさなくちゃいけないわけで。
いわゆる司令塔のノゥ・フェイス(顔なし)って帝国の誰だったのさ?って話だし。
ゼレーネがいても、そうしたレギオンの組織情報にはプロテクトがかかっているわけだし。
まぁ、十中八九、シンの両親の出身のノウゼン家とマイカ家の両方が関わっていると思うのだけど。
レギオンの開発にも、帝国打倒の陰謀にも、レギオンへの脳のアップロードの手法とかも。
だって、マイカ家の精神感応の異能とか絶対利用されてそうじゃない。
でもそうなった場合、シンの実家が、このレギオン戦争を始めたという展開にもなりかねないので、ものすごいブーメランだよね。
で、そういう「戦争を終らせる」プロットづくりに多分、作者自身、おてあげになっているんではないかな、と思ってみたりw
その過程で、どうしてファイドというAIが、シンの父の手によってかいはつされたのか、とかいう話にもつながっていくのだろうなぁ。
でなければ、ファイドが実は、シンの父が作った愛玩ロボ犬のAIだったという、あまりにも安直な予定調和なオチにしたりしないよね。
そこになんらかの因縁なり運命なりがなければならないからのファイドバレだよね?
もしかして、AIとかマインドアップロードとかの話になる?
とにかく11巻にならないことにはどうしようもないw
あとは、左腕をなくしたリトの去就については、やっぱり、アネットががんばって義手を開発して再登場するんじゃないかな、と思っているけど、どうなるのか。
ダークホース的展開としては、無人機のジャガーノートをリトが遠隔でBMI的な脳から直接操作するインターフェースを使って、シンたちの絶体絶命の場面に再登場する!なんて胸アツな展開もあるかなぁ、って思ってみたりw
ほんと、どうなることやら。
あ、そうそう、「レテの畔」は9話、10話でやったやつだったけど、アニメのほうは、2巻のギアーデ連邦編に入る前にうまくつないだんだなぁ、って思った。
なんだかんだいって、アニメスタッフは優秀だと思う。
基本ミリオタな原作を、戦闘のハードさはなくさずに、しかし、人間面の部分を原作以上にうまく補って制作しているな、と思った。
まぁ、制作現場は、だいぶ、万策尽きたー!な感じのようだけどw