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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

炎炎ノ消防隊 第304話 最終回『ヒーローの物語』感想 + 完結感想: なんだやっぱり『ソウルイーター』の前日譚だったか。

2022-02-22 11:25:12 | 炎炎ノ消防隊
前回、「えーくすかりばぁー」もでていたし、本編の最後に出てきた死神もソウルイーターに出てきた死神様と似ていたから、シンラの世界改変は、ソウルイーターの、マカたちの世界を作り出すためのステップだったんだ、とは思っていたけどw

でも、まぁ、そう見せかけての、子どもに聞かせる童話だった、ってオチだったけど。

その最後に出てきた子はマカだったけどね。

死神様がシンラに似せてキッドを生み出した後、ブラックスターとソウルっぽい子どもも映っていたから、まちがいなく、あの最後の女の子はマカだよねw

もっとも、

炎炎ノ消防隊は、途中から、シンラたちの世界が、想像の世界だ!ってみたいになっていたから、劇中劇というお約束のメタ展開になるのわかっていたけどさw

まさか、まんま、絵本の読み聞かせ、とはね。

いやー、さすがにそれはないだろうw

なんか、もう、そんなギミックで、物語の破綻をごまかす作者ばかりになっちゃったな、どこもかしこも。

困ったときの夢オチエンド、みたいなものだから。

しかも、インカの口から、シンラの子種が欲しいんだ、なんてことまでいわせて。

マガジン、大丈夫か?


あー、しかし、これ、途中で感想を書くの放棄していて正解だった。

もう、ホント、終盤は、なにこれ?って思うくらい破綻した展開ばっかりだったし。

なんだよ、森羅万象マンってw

頭悪すぎでしょ?

しかも、それがどう見てもシンラの名前と被っているのだから、これ、わりと最初から考えていたオチってことだよね。

よくこんなもの、描く気になったよな。

まあ、最後に、ソウルイーターの世界につながるから、そうして、ソウルイーターの拡販にもなるから、という、どこまでいってもソウルイーター売りのための物語として成立したんだなとは思ったけど。

途中あった写真貼り付けの渋谷はなんだったんだ?とかいっても、だって、最後の、絵本読み聞かせ描写からすれば、いや、物語内物語ですからなにか?っていって返されるだけだろうし。

要は、もう、マンガには、ストーリーはいらない、ってことだよね。

一枚一枚のイラストに力があって、そこだけ切り取れれば良くて、ストーリーは、なんとなくそれをマンガっぽく見せるためだけにある。

この、炎炎ノ消防隊、はもうそのためにだけあった、という感じがする。

いや別にバカバカしくてもいいのだけど、でも、このシンラたちのバカバカしさには、読後の清々しさが全然ない。

それは、シンラが、名前の通り、善でも悪でもなく、とにかく生命を生み出すもの、すなわち森羅万象!って、ことにしちゃったからで。

つまり、そこには感情的な理由はなく、見せかけは露悪的だけど、やっていることは、粘土細工しながら箱庭造っているようなもので。

神には善も悪もない、の論理。

で、最後に出てくるのが、ソウルイーターの死神様なんだもの。

酷いオチだよ。

箱庭を作る話じゃなくて、箱庭の中で、ちゃんとキャラクターが生きる話を描けよ。

なんか、もう世界を作り変える云々、って話はどうでもいいと思うんだよね。

だって、造った後は、みなさん、勝手にどうぞ、ってだけで終わるのだも。

それは、なんにも伝えていない。

こんなストーリーもどきしか語れないなら、もうイラストだけ描いてればいいんじゃない?って思うし、

マガジンも、ただのイラストカード売りになればいいんじゃない、って思うよ。

あるいは、もう『転スラ』みたいに、なろうのヒット作のコミック化だけやっていればいいんじゃない、と思う。

アメコミみたいな完全分業制。

私、物語作る人、私、イラスト描く人、って役割分担で。

少なくとも、どちらももはやひとりの人物が抱えるには、どちらも商業的要請が強すぎるってことでしょ、きっと。

そういう意味では、漫画家ってのが、もう成立不能な存在なんだろうな、と思った。


ということで、『炎炎ノ消防隊』はひどかった。それに尽きる。

そういう意味では、環のらっきーすけべられ、という無駄概念がすべてを象徴していた。

既存の価値体系をただ機械的にひっくり返すだけで、なにか新しいことをしているように見せながら、本質的には何も付け加えていない。

無意味のかたまり。

中身が空っぽのマンガもどき。
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