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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第7話 『バズ』 感想: ここから「かなvsあかね」の正妻対決が始まるw

2023-05-25 12:12:00 | 推しの子
途中いろいろあったけど(って丸めるには重い話なんだけど)、でも、原作既読者からすると、今回の話の肝は、最後に出てきた「覚醒あかね」による「てへアイ」モードの登場だからねw

ここから、あかねとかなのアクアを巡る正妻戦争が始まるw

というか、そもそも、あかねが演劇界の逸材であることを、この期に及んでアクアに伝えるのが「かな」だった、ってのが構成的にはズルいw

誰よりもあかねのことを意識していた、というかライバル視していたのがかなで、その上、今後、アクア争奪戦でもライバルどうしになる。

簡単に言うと、これ以後、この物語は、折りに触れて「かなvsあかね」のライバル関係が物語のドライバーになるからね。

その意味では、覚醒あかね、の登場で、ようやく物語が動き始めた、ともいえる。

というか、必ずしもアクアの策略どおりにはいかない「現実」の世界が始まり、その意地の悪さに、アクア自身も傷つき悩んでいく、という展開。

そして、その憔悴したアクアを、あかねやかなが気にかけていく、という展開。

さらにいえば、そうしたアクアを取り巻く環境を、なんとか平穏なものであり続けようと尽力するひとりが、MEMちょwだったりする。


しかし、改めて「覚醒あかね」による「てへアイ」を見ると、目の中に星が映り込んでいるからってわけじゃないけれど、この物語って、ホント、コードギアスの物語構造によく似ている。

構図的には、愛する母を殺された息子が、母に手をかけた(あるいは見捨てた)父を断罪し復讐する、という展開。

中心となる4人については、

アクア → ルルーシュ
ルビー → ナナリー
かな → シャーリー
あかね → カレン

と考えると、結構うまく当てはまる。

妹思いの兄が、母を見殺しにした父に復讐する。

兄は、日常と、復讐の場を、使い分け、それぞれの場で、自分への想いをうまく利用しながら、自分の計画を進めようとする。

アクアの場合、日常の象徴が「かな」、復讐の同士(というか駒)が「あかね」。

かながアクアの通う高校の学友である一方、あかねは、復讐の相手の父がかつて所属していたと思われる劇団の一員。

そういう使い分けが、物語が進めば進むほど、明らかになるので。

特に、自分が利用されていたと自覚してからのあかねの動きは、ギアスのカレンにホント、よく似ている。

愛憎が反転して、自分の手でルルーシュ/アクアの息を止める、とまで思ってしまうところまで。


ということで、次回からの「あかねの大攻勢」に注目だな。

原作を読んで、なお、これだけ面白いと思える作品って、そんなにはないので、期待大。

ぜひ、2期をやって、かなvsあかね、の女優対決をやって欲しい!
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