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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

アオのハコ 第25話『それでも』 感想:なんか大喜が雛を振った勢いで千夏に迫っているみたいで、どうにも感じの悪い最終回・・・。

2025-03-21 02:03:05 | アオのハコ
冒頭は、前回、大喜に振られて号泣する雛を、どうしたものかと思いながら、一緒についてやる菖蒲が右往左往する様子で始まった。

いや、そこ、まだ引っ張るのか?と思いつつ。

今回は、結局、菖蒲と匡のバイプレイヤー二人が、雛と大喜を、腫れ物を触るように接しているところばかりで終わった気がする。

途中、針生が大喜に試合を挑んで、勝ち逃げが決まったところで、実は負けるのが怖かった・・・なんて弱音を見せて、その分、大喜が成長していることが描かれてはいたようだが。

うーん。

なんだろうなぁ、今回が最終回だから、言ってしまうと、結局、大喜って周りがお膳立てしてくれないと大して前に進めないタイプだよね。

まぁ、それは半分以上、原作者のストーリーテリングのせいだろうけど。

でも、なんか釈然としない。

最後は、千夏と出かけて終わり、だったわけだけど、それにしたって、雛が自分に見せた意地を観て、自分もはっきりさせなきゃ、ってなったのだから、それって、雛が完全に負け損じゃん、って思えてしまう。

千夏ものんびり系だから仕方ないのだろうけど。

なんかねぇ。

2クール目の終盤になって突然現れた脳天気な菖蒲が、無理やり雛に告白させる場面を設定して、その結果、雛が大喜に振られ、その経験から「やっぱり白黒はっきりさせなきゃ」ってなって千夏に告ろうと大喜が千夏を誘う・・・って、あまりにも、イベントが玉突きで、なんだよ、やっぱり菖蒲がガンじゃん!って思えてしまう。

うーん。

これは、全話の感想でもあるのだけど、どうも、この作品が今ひとつ好きになれなかったのは、アニメのキャラデザや作画のトーンのせいだったんだなぁと思ってきている。

簡単に言えば、もともと原作が地味なあまり見栄えの良くない作風で、ジトッとした雰囲気で回していた物語を、アニメにしたら、なんか爽やかな青春もの!って雰囲気で作ってしまったため、画風と物語のミスマッチになってどうにも不協和音ばかりが目立つ、という感じになってしまった。

だってさ、OPやEDのアオハルもの!って雰囲気で行くと思ったら、本編はひたすらジメジメした感じで行くんだもの。

部活編と恋愛編がバラバラでいくのもそうだし。

そもそも、大喜が千夏をどうしてそこまで好きなのか、観ていてあまり判然としないところで、でも雛には応えられない!って断固として答えるあたり、なんで?って思ってしまうし。

単に、大喜が潔癖症なだけに見えてきて。

まぁその大喜の内面の説明役が匡だったわけだけど。。。

でもなぁ。

正直、もっと原作絵に近い、ボタっとした感じのキャラデザで、全体のイメージもぼんやりした感じで作っていたら、多分、期待を裏切られた・・・という感じでの不満は少なかったのだろうな、と思ったりする。


ということで、とにかく最終回。

あの終わり方だと多分2期もやるのだろうけど、こうなると千夏と大喜が付き合うのは既定路線だから、そこを超えたら、単に互いに部活を頑張ろう!くらいの話にしかならそうで、あまりおもしろくなりそうな気もしない。

まぁ、2期が始まったらきっと見ることは見るだろうけど。

で、こうなると気になるのは、雛ってこの先どうするの?ってことで。

本人もぬいぐるみを着ながら言っていたけど、大喜と千夏がいる体育館で練習するの、ただひたすら辛い、ってことにしかならないだろうから、最悪、雛が転校するしか逃げ場がないようにも思えたりして。

そうなると、しかし、もう、大喜と千夏が同居しているという事実が発覚した時点で、雛に勝ち目はまったくなかったことになるわけで。。。

2クール目の物語が、ほとんど雛の一人芝居で終わったのにはさすがに驚愕の一言しかない。。。

あー、もうこれ、完全に不完全燃焼なんですけど!
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