BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア5 感想

2015-10-14 22:55:27 | ダンまち
ダンまち外伝の第5巻。
前巻で、ダンジョン深部の59階層で大死闘を演じたロキ・ファミリア一行。
そこからの帰途である18階層での話。
本編ではベルくんが大活躍する18階層の大異変の直前までの話。
いやー、期待以上の面白さ!

ということで、スペース空けときます。













































いやー、ホント、面白い。
例のベルくんたちが大活躍する前日に、こんな話があったのか!というのがびっくり!

いや、もちろん、えー、これ、後付のネタだよねー、というところは多々あるのだけど、でもね、それが、そんなにあざとくないんだよね、不思議なことに。

今回、はじめて、刊行順にそって、本編9巻、外伝5巻の順に読んだのだけど、いや、後付にしても、よく考えてるなー、と驚いた。

この間、本編9巻の感想にも書いたとおり、9巻ではダンジョンの秘密に、ベルくんたちなりのアプローチを始めてしまって、外伝の方のシビアなロキ・ファミリアの動きに、とうとう合流しそうな勢いにあるのだけど、そのあたりの動きをよく補ってる。

最大のポイントは、リューさんが拾った「赤い球体」だよね。
彼女が、ここでロキ・ファミリアの動きに片足突っ込んでしまった。
いや、ここまでの流れを考えたら、アスフィにこの球体のことを知らせて、ヘルメスにも繋がるのかもしれない。
そうなると、リューさんは、ますます、ヘルメス・ファミリアとの因縁が強くなるわけど。

あと、この流れで行くと、外伝の方でもリューさんがこれからも活躍しそうだよね。
ベルくんたちの預かり知らないところで、アスフィや、あるいは、そこからアイズとも、次巻あたりで関わりそう。この「赤い球体」の話からね。

で、そうなってくると、本編の関わりで気になってくるのは、本編9巻でも問題視されていた、ヘスティア・ファミリアにおける「エルフ」枠のメンバーは、一体誰になるのか?ということ。

もちろん、本編の流れだけを見ていれば、そりゃ、リューさん一択でしょ!と思っていたわけだけど、本巻の内容からすると、大穴としてレフィーヤもマジであるかもしれない、という気になってきた。

なにしろ、ベルくんと共闘しちゃったからね。

なんだろうな、もしもこの先、アイズが闇堕ちでもした時には、ベル+レフィーヤの共闘再び!ってことになって、その場合、いろいろとあって、ロキ・ファミリアからレンタル移籍、ということもあるのかもしれない。

あと、レフィーヤは、リューさんの凄さも目撃してしまったし。

てか、リューさん、マジ、超エルフ!

前衛も後衛も全部やれるって何?
魔法使いと魔法剣士の両方をこなせてしまうわけでしょ?

あー、でも、そうなると、もしもリューさんがヘスティア・ファミリア入りするようなことがあれば、むしろ、レフィーヤは、リューへの羨望から、ベルくんたちに関心を持ち続けるかもしれない。

とにかく、今回は、エルフが活躍しすぎだった。
その分、魔法世界の話のようで面白かったけどw
並行詠唱する移動砲台!って形容だけで、結構、おおおお!!!と思うものね。

ともあれ、ベルくんのパーティのエルフ枠は誰が埋めるのか、気になるよ。

あと、本編も含めて大事な情報開示は、アイズが精霊の血統にある、ということだろうね。

まさか、その話に、ヴェルフの精霊血統話がダシにされるとは思わなかった。
このあたりの、本編・外伝での、情報の出し入れの調整は、構成的に上手いなーと思った。

というか、この展開だと、ヴェルフって本編でも外伝も結構大事な役回りを今後も持ちそうで。この「ダンまち」世界の秘密の解明、という最終コーナーを回った段階では、結構ヴェルフは話の中心になるのかもね。

で、とにかく、「精霊」がこの世界の秘密の鍵を握るのもわかった。

きっと、善い精霊と、悪い精霊の二つに分かれてるんだろうな、とか。
で、後者が、デミ・スピリット関連とかね。

そもそも、ダンジョン自体が精霊の意志で創りだされたものじゃないのかな、とかね。

で、アイズやヴェルフが、精霊の血統なら、ベルくんもそうだ、という線もありそうだし。

兎に似た白髪とか赤い目とか、ベルくんの外見の特徴も、意外と関わりがあるのかもしれない。

なにより、育ての親であるゼウスが、ダンジョン・オラトリアとして伝えたことは、かつての聖戦?の正史を口伝として伝えようとしたもののようだし。

そこで、同じ神話好きのティオナを絡ませて来るのもうまい。
こうなると、彼女がベルくんを「アルゴノォトくん」と読んでるのも、後々効いてきそう。
そもそもベルくんのスキルを言い当ててしまっているわけだし。

ともあれ、本編9巻の話を踏まえれば、アイズだけでなくベルくんの出生の秘密にも繋がっていくように思えるし。

いやー、ホント、面白い。

本編のあの場面の裏では、あるいは、あの事件とこの事件の間にはこんなことがありました、というのが、外伝の基本なんだけど、そこで、ダンジョンの秘密とか陰謀とかを最初に描いてしまったのは、ホント、上手な構成だな、と思う。

しかも、外伝が微妙に本編と時間軸がズレているところもいい。
大筋としてどういう方向に行くか、本編を読んでいたら既にわかっているので、その分、細部の情報にこだわっても問題ないしね。

あとがきだと、次巻は、アマゾネス姉妹が中心になるとあったけど、本編の時系列で行けば、アポロン・ファミリアとの決戦の時だから、むしろ、ティアナ視点でベルくんの特訓も描かれるのだろうな、と。

あるいは、ティオネについては、フィンに対する想いあたりが丁寧に描かれるのかもしれない。で、そのエピソードが、フィンのリリへの求婚話にも繋がるのかもしれないし。

こうなってくると、本編10巻も、外伝6巻も、楽しみになってくる。

なにより、相乗効果で、キャラの厚みが増していくのがいい。
見る側と見られる側の、両方の視点で語られるのは、普通だったら迂遠に感じてしまうのだけど、ダンまちはそのあたりをうまくやってるよね。

本編と外伝というのは、たとえば禁書目録と超電磁砲があったけど、あれは書き手も違うから、ダンまちほど連携してないので、後者は前者のスピンオフって感じが強い。その点、ダンまちは、外伝と言いながら、実は、本編ときちんと対になって、物語に深みを増しているところが面白い。書き手が同一人物だから、そこまで緊密なプロットにできるんだろうな、と。

もしかしたら、このあたりを意識してアクセル・ワールドのSAOへの同調?も起こってきているのかもしれない。


ともあれ、本編、外伝とも続きが楽しみ。

あー、そうそう、ヘルメスは、語り部としてはまさに扇の要なんだろうな、と今回、痛感。

なので、ヘルメス・ファミリアの去就にも注目かな。
いやー、ホント、食えない神様w 
アスフィの活躍の場面も増えそう。
彼らがいるから、本編、外伝の話が、文字通り、相互に関わっているようにみえる。

もちろん、ウラヌスもだけど。
でも、ヘルメスのジョーカーっぷりには脱帽かな。

彼が、本編、外伝ともに、次巻で何を仕掛けてくるかも楽しみ!


それにしても、「D」ですか?
ワンピースかよw

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UQ HOLDER! 第97話 感想

2015-10-14 22:51:06 | UQH/ネギま!
いやー、突然、ラブコメになったねw

本編はエヴァのガチな愛の物語。
しかし、当面は武闘会の準備の傍ら進められる、刀太を巡るラブコメ。

もう構成が、ネギま!のまほら武闘会のまんまじゃんw

で、ここに、賓客として、委員長とその孫娘?も加わるわけでしょ。

なんか、100話に向けて、盛大かつ急速にテコ入れがなされてきているようでw

だんだん、まほら武闘会編が楽しみになってきたような気がするw

しかし、こんな状況でも、刀太たちは、エヴァとフェイトの命令を破って、予選から参加するのかね?

まぁ、予選があった方が、いろいろと仕込めるのだろうけど。

しかし、そろそろ夕映(の関係者)とか、千雨(の関係者)とかも出てきて欲しいぞ。

キリヱはてっきり、千雨の生まれ変わり?とか思っていたけどねw

でも、こういう展開になってくると、刀太以外にも、ネギま!キャラのクローンが出てきそうだよな。

あとは、マジックキャンセルの、明日菜の方の縁者とかねw

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