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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法少女まどか☆マギカ 第2話 『それはとっても嬉しいなって』

2011-01-14 18:17:37 | まどマギ
なるほど。
期待はどんどん高まる。

OPも改めてちゃんと見て思ったけど、やばいよね。
とても、リリカルwな出来で。


で、とりあえずは、物語世界の基本的な設定の紹介が中心だった第二回。

まどか
ほむら
マミ
さやか

とりあえずのデフォルトのポジションが定まった。

それから、

魔法少女
  願い
    希望
      うめ先生のキャラw


魔女
  呪い
   絶望
     劇団イヌカレーのなんだか変な奴らw

さしあたっては、わかりやすい二項対立が設定された。
絵的にもw

とはいえ、そのわかりやすさが、今後、容易に反転される可能性はもちろんある。
むしろ、そのわかりやすさが、いつ、どうやって、誰から、ひっくり返っていくのか。
その転機となる事件は何か。
二転三転・・・、と「転」は一体何度起こるのか。
物語のテンポ、加速具合にかかっている。


当座の物語は、さやか、を中心に回りそう。
彼女は、とっても、真剣に、魔法少女になることを考えている。
それくらい、とっても真面目な子。

それは、結果的に自身の命を差し出すことになるかもしれないこととの、
見た目、等価交換となるから。

病室にいる人は、さやかのどんな人なのだろう。

さやかは、見た目いい加減だけど、実はとっても内面が不安定な子で、
言葉で自分自身の手綱を握るタイプだね。

だから、正義や悪、のような言葉を簡単に使って、世界を切り分けていく。
自分にとっての安全地帯と危険地帯を仕分けしていく。

いまのところ、マミとほむらの位置づけも彼女の評価を通じて印象づけられる。

とりあえずは、 

マミ = いい人
ほむら = 嫌な人、

って色分けだけど、さて、この区分がどこまで続くのか。

というか、

マミは、そんなにまでいい人なのか?
ほむらは、そんなにまで悪い人なのか?

という疑問は、見ている側はやっぱり思うよね。

当然、
マミとほむらのポジションチェンジもありえる。
さやかとまどかの決別も。

だから、

まどか+ほむら vs マミ+さやか

という対立が生まれる可能性は大。
というか、多分、そっちに流れるのだろうな、まずは。

さりげなく、マミが

「病院が魔女に襲われたら大変なことになる」

と言ったところは、思いっきり、さやかのスカウトモードだよね。
だとすると、マミは、さやか(とまどか)の家庭環境や個人情報も既に握っているわけで。

というか、
キュゥべえがまどかとさやかを魔法少女にしたいといった時点で、
既に適性なりなんなりの、身上調査wは終えている、ってことだものね。

何が、彼女らを魔法少女の契約に駆り立てるのか、まで、多分既にわかって近付いている。
そんな感じが伝わってくる

マミやキュゥべえが、絶対的に「正義」ということではないよね。
悪とまでは言わないけれど、
彼らの正義もおそらくは限定的。
その時に、まどか、はどう判断するのか。

それにしても、
二つ返事で魔法少女になるのがデフォルトっていう、キュゥべえもどうかと思うけどねw

それから、

ソウルジェルが濁る、とどうなるのだろう?

濁りきったら、魔女、になる?

そうすると、魔女ってもともとは魔法少女だったの、って思うよね。


ソウルジェルの対となるのが、

グリーフシード=悲嘆の種

というのもとても気になる。


いずれにしても、この

ソウルジェル と グリーフシード との相克

は、もうひとつの物語の駆動因だね。

だって、ソウルジェルを濁らせることは、魔法少女としての危機を意味するから、
ある究極の選択の局面で、自身を選択して、意に沿わない魔女の殺害を行うことがある。
あるいは、今回、マミがほのめかしたように、他の魔法少女との奪い合いも生じうる。

つまり、おそらくはグリーフシードも数に限りはあるだろうから、
魔法少女が過剰供給されたら、当然、魔法少女間でゼロサムゲームが生じ得る。

その間で、自身の正義や倫理観にもとる行為を起こしてしまい、
それが、また、その人の判断能力を曇らしていく、つまりは、ダークサイドに落ちる。

この点で、さやか、はとても心配だし、
マミは既に、片足をそちらにふみだしてしまっているのではないか、という疑念は残る。

うーん、
この不安定な感じは、物語のドライブとしては、どちらにも転びそうだから。


一方、まどか、は、

魔法少女という存在に直接魅力を見いだしている、

というか、人助けできてかっこいい、素敵!、という感じで、

カッコイイ自分を想像する方向の、快楽先導で考えているフシがあるのが、とても気になる。

とりあえず、魔法少女になったときに衣装から考えているのが、その現れだし、

マミが巨大な銃の撃鉄を落として、魔女を粉砕した様を見て、

明らかに、快楽、を覚えていたものね。

だから、その反動として、魔法少女になって以後、絶対、まどかには、

「こんなはずじゃなかった」

って機会が訪れるはず。


となると、一体、何がきっかけで、何を願いとして、魔法少女になるのか。

そこが最大の山場なのだろう。

第一話でいきなり勢いで魔法少女になってしまう物語が多い中、

マミに同行、というインターンw期間を経てまで魔法少女としての契約、変身を先延ばしているのは、

多分、その動機の選択が、意に沿わぬ状況に駆られてやむなく行われることを狙ってのことなのではないか。


その意味で、次回はとっても気になる。


いやー、久しぶりに、とても面白い物語に出会えた。

マギカ・カルテット、最高!!!

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